カメラを片手に

近江八幡・村雲御所瑞龍寺門跡の旧宮家や門跡所蔵の雛飾り

最低気温は7.0℃と暖かな朝、低気圧の移動で夜明け前から降り出した雨は
10時前から本降りとなり総雨量は30㎜越え。お昼過ぎから天候は回復傾向で
最高気温は14時半頃の9.6℃と気温の上がらない冷たい一日でした。

この天候で、今夜がクライマックスの「お水取り」を迎える東大寺二月堂の
修二会も、大松明も見事に堂上されることでしょう。
                                            15時、9.3℃、90%
      
先日、近江八幡山城跡に移築された「村雲御所瑞龍寺門跡」をお参りし、
連れ合いが御城印という御朱印をいただければ、
”16世門跡所蔵のひな人形や旧宮家に伝わるお雛様や五月人形も展示して
おりますので、ご覧下さい”との言葉で・・・
境内で写真を撮っていた我を連れに来た。

本殿横の拝謁の間へ、襖絵の立派なことそして、歴代のご住職のお写真が。


拝謁の間に飾られているお雛様、16世門跡所蔵のひな人形でしょうか。



庭を通って雲の間へ回れば、旧宮家のお雛様でしょうか。

宮御殿「雲の間」、京都時代は「貴賓の間」としてつかわれており、昭和52年6月6日にご来山時の常陸宮両殿下の御座所となる。


手前の部屋


次の間で、床の間の飾りです。



左から一番古そうな内裏様をアップで、見事なお道具
江戸末期から明治初期の内裏雛、
お内裏様の衣装は黄丹袍(おうにのほう)皇太子が儀式の際の束帯装束、
お雛様は香淳皇后が婚礼時に身に着けられた衣装と同じ文様です。

天冠をつけ蝶の羽をつけた舞を踊り、胡蝶舞と言う。
袍の背に蝶の羽を背負う童子(女性が多い)が羯鼓(かっつづみ)を打って舞う舞楽


真ん中は大正13年の内裏雛で、公家の装束を身に着けた有職雛です。
袖に刺繡が入る三人官女、両脇の左右大臣、三人下戸も同じ大正13年。


表情が豊かで、今にも動きだしそうな仕草に見えませんか。
真ん中の女性二人は鶴と亀の冠物をつけ、能楽「鶴亀」の構図、天下泰平、
国家の長久を祈念し、祝福すると言うおめでたい能です。

        👆狆(チン)を引く官女
嫁入り前に購入して、雛飾りと一緒に婚家に持参されたもの。
犬が安産の守りと考える古来の信仰から、嫁いだ娘が目出度く子を授かり、
安産を果たせるようにと言う親の願いが込められている。

一番右は昭和時代の内裏雛で、天皇皇后両陛下の御成婚を祝してつくられた。
左側の江戸末期の人形と同じ黄丹袍を身に着けている。

 
こちらのお道具は、非常に繊細に仕上げられている。

裏に回れば、五月人形が飾られていた。
向かって左から
      

      

      

その次の間に雛飾りが・・・
      

これが皇太子と雅子様の婚姻時の衣装に似ていると聞いた記憶が?

      
      皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀(Wikipediaより)

お茶室の奥の部屋にも雛飾りがありました。

見事な雛人形、雛飾りや五月人形、必見の価値があります。    

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