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カメラを片手に

笠山荒神境内の霊場を

晴れた朝の奈良の最低気温は10.2℃で、10時には20℃を越え、昨日同様今日
も爽やかな秋の一日になるかと思えば・・・、
昼前から雲が広がり始め天候は下り坂、明日は雨で肌寒い一日になりそう。
      10時半



笠山三宝荒神社の表参道入口の左側脇に『閼伽井不動尊』への鳥居がある。


進むと赤い太鼓橋が掛けられた小さな池『閼伽井の池』といい、池には右側
の崖から小さな日章之瀧として流れ込むように造られている。
      

この池は古来から高層や修験者などの霊場で、弘法大師も高野山開基に際し
閼伽井の池で行をつまれたが、火災疫病に逢い果たせず、再び閼伽井の池で
水行をなされ、石造の不動明王をここに祀られた。
      

そして高野山にも笠三宝荒神を勧請されると高野山開山に至られた。
現在この荒神は『立里荒神』といわれ、同じように笠三宝荒神を勧請された
鉄斎美術館のある宝塚の『清荒神』、三つ合わせ日本三大荒神とされる。

さらに境内を下り『竹林寺』に向かおうとすると、直ぐ右手に『天満神社』に
地元の氏神様になります。

さらに50mほど下れば、右側におれる道に竹林寺の案内板があり、
顔を上げれば、お堂に。回り込めば、本堂と鐘楼がひっそりと佇んでいた。
4月中旬には枝垂れ桜も見事といわれます。

竹林寺は笠三宝荒神社と一体で元加佐寺(笠寺)で聖徳太子または良弁僧正
の創建といわれ、創建当時は長谷寺の奥の院とも称し長谷寺の十一面観音が
作られた楠の霊木、その共木を使い薬師如来立像が作られ奉安されたと。
しかし創建当時のものはない。薬師如来立像は平安時代初期・ヒノキ材一木造
で像高194.3cm 、国の重要文化財に。
      笠荒神社パンフより

小さな格子からのぞき込むと向かって右側に木造地蔵菩薩立像(県文化財)
左手に宝塔を持たれているようだ
 

さ木造不動明王立像などを多くの仏像が奉安され隠れた仏像の宝庫です。
また大仏建立に際し、良弁僧正が描かれた板面荒神、現在は荒神板絵として
竹林寺に祀られている。
     板面荒神

4月9月上旬の薬師祭には拝見できるのでしょう
さらに境内を沿うように小道を進めば、東側に『鏡池(心見の池)』がある。
良弁僧正が笠山に参篭に際し、身を浄めたとされるのがこの池で、奈良の
猿沢池に通じているとの伝説や、二月堂のお水取りには水面が低くなり、
この水が二月堂の閼伽井堂のお水になるとも・・・
      パンフより

参拝を終え、心を清らかにさせてくださったように。
車に戻れば、午後二時ですから、次は三輪明神(大神神社)へと山を下る。

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