カメラを片手に

沢庵和尚生誕450年という

師走朔日の今朝は暦通りの冬の一日、最低気温は3.4℃とやや冷えこみ、吹く
風は冷たく陽射しはあるのだが、最高気温は11.3℃と12月中旬の気候だった。
      12時、9.2℃、52

1873年のこの日、日本政府が「郵便はがき」を初めて発行。2つ折で1枚5厘。 
郵便はがき発行から150年ですね。
郵政博物館」によると
"オーストリアで世界最初のはがきが発行(1869年)されてから、わずか4年後
 形状は今日の往復はがきのような二つ折りで、普通はがきとしては世界に
 あまり例がありません。
 これは当時、厚手洋紙の製造技術を持たなかったため、薄手の洋紙を折り
 重ねて強度を増そうとしたためです。"と
      郵政博物館HPより

年賀状どうしましょうか。
まだ買ってないので、そろそろ準備をしなくてはいけませんね。


さて1573年のこの日、臨済宗の僧「澤庵宗彭-たくわんそうほう」の誕生日です。
生誕450年になりますね。(新暦では1573年12月24日) 
兵庫但馬出石で生れ、俗姓は秋庭、10歳で出家し春翁と称し 、22歳京都大徳
寺塔頭三玄院に入り、春屋宗園(しゅんおく-そうえん)に師事し「宗彭」と改名。
33歳(1604年)一凍紹滴(いっとう-しょうてき)の印可を受け「沢庵」の号を授かる。
37歳慶長14年大徳寺住持154世となるも3日で退院された

堺、奈良、京都を遍歴した後、48歳で現在沢庵寺とよばれる故郷「宗鏡寺」の
投淵軒に8年間隠棲され、数多くの和歌や書物をあらわされ、「沢庵漬」も
ここで工夫されたと言われている。
*沢庵漬けは諸説、
 ①家光が東海寺で出され名付けた 
 ②沢庵和尚の墓の形、
 ③「混じり気のないもの」という意味の「じゃくあん漬け」、あるいは  
  「貯え漬け(たくわえづけ)」が転じたとも言われる。  
      宗鏡寺HPより

寛永6年(1629)、朝廷からの勅許をめぐり、玉室宗珀らと共に幕府に対し抗議
書を提出したことで罪に問われた「紫衣(しえ)事件」で、出羽(でわ)上山(山形県)
に流罪となる。
上山藩主の土岐頼行は、「心さえ潔白であれば身の苦しみなど何ともない」 と
言う姿と、権力に与しない生き方に心を打たれ、春雨庵を寄進し厚く遇した。

3年後1632年恩赦で赦免、徳川家光の帰依を受け、柳生宗矩下屋敷「検束庵」
に逗留し、後水尾上皇に召されたりして、江戸と京都を往来する。
1638年上皇より国師号授与の内示も断る。

同時期柳生宗矩の頼みで、後に柳生家の菩提寺となる柳生「芳徳寺」を開山。
      2023.11.24
 
1639年には家光の命により品川「東海寺」を創建し初代住職となる。
正保(しょうほ)2年(1646)12月11日、江戸にて享年73歳で没す。
弟子に辞世の偈を求められ、「」の一文字を書き、筆を投げて示寂したと。

遺誡に「墓碑は建ててはならぬ」とあるも・・・
出石の宗鏡寺と「東海寺」に墓がある。 

著作に「沢庵和尚法語」「不動智神妙録」など。

こんな言葉を残されている。
心をいずこにも止めぬが眼なり肝要なり
       柳生宗矩への手紙6「心の置所」より
"一つのことに心をとらわれず、自由に物事を見ることが大切だという
 意味が込められている。"という。 

齢を重ねると・・・頭が固くなり、心に響きますね。

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