煙っていましたが、戻った10時過ぎには上がり、東の春日奥山も顔を。



若草山山頂 御蓋山 高円山
ベルギー旅12は、グルーニング美術館と聖母マリア教会で天候が崩れ始め、
夜のコンサートもあり、予定していたメムリンク教会とペギン会修道院は
あきらめて、ブリュッセルへ戻ることになった。
ローゼンフード波止場より、運河沿いの道を行くと、カモが岸に上がり休んでいた。

「グルーニング美術館」へ誘う小道への入り口にエイクが

元はオーギュスタンの僧院で1930年に美術館となり、入口へと。


シニア料金には日本の運転免許証はダメでパスポートが必要とで通常料金に。
6世紀にわたるブルージュゆかりのフランドル派の絵画が展示され、
入った最初の部屋に一点のみ、こちらを見ています。
「ヤン・ファン・エイク」の最高傑作の「マドンナキャノンヴァンデルペール」で、
「ファン・デル・パーレの聖母子」と。16世紀初めの作で、中心に聖母子、両側に
聖人が立ち、白い衣装でひざまずくのは、依頼者のデル・パーレです。
彼は病気で死期を悟り、記念にと注文されている。

ヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck 1395 - 1441)は初期フランドル派(初期ネーデル
ランド派)の開祖であり、北方ネーデルランド・ルネサンスの最初期の画家です。
彼の作品は現存するのは20点程度で、徹底した観察と驚異的な写実性で描かれている。
もう一点は

出ると、聖母マリア教会の尖塔が、クリスマスローズ、

そしてハクモクレンが咲き始めて


聖母マリア教会へと運河を渡る小橋が、これが有名な「ボニファウスの橋」
カメラマンがうろうろと、

運河を遊覧船が通り過ぎました。


1220年から2世紀かけ完成した「聖母マリア教会」のレンガの尖塔、
高さ118m(レンガでは世界二番目)でブルージュ最高でどこからでも見え、
全体は当初のロマネスク様式から増築により多種多様な造りになっている。

風が吹く出し、寒いため早く内部へと。

ブルゴーニュ公女マリー(ゴシック様式)と父シャルル(ルネサンス様式)の
棺が並ぶように配置された霊廟、ファン・エイク「十字架上のキリスト」
そしてミケランジェロの聖母子像も有名ですね。

反対側にはパイプオルガンも

古い絵画が

外に出るともう午後三時前、天候が崩れ雨も降ると、ホテルへ戻りたい気持ちと、
直ぐ近くのメムリンク美術館、必見の「ウルスラの聖遺物」のはざまでせめぎあい。

結論は、5時までにはブリュッセルに戻り、夕食を済ませ夜8時からの演奏会に
備えましょうということで、諦めてブルージュの駅へ向かいました。
(次回へ続く)