東の春日奥山を見れば、春霞を通しても若草山の芝も萌黄色から浅緑色へ
と一日で変化しているようだ。
「伝統色のいろは」では81色も数えられるのに・・・、
名前として出てくるのは数色だけで本当の色は?、悲しい限りです。

近くの保安林では一段と濃くなった若葉色の中に山桜が満開です。

若草山ハイキング⑤は「二月堂からの眺め」で最後の予定が、急用のため
止まったまま、ここで10日前の二月堂を紹介します。
若草山342mから山麓230m付近まで110mほど下りてくると、4時半前
手向山八幡宮の参道の門は閉まっていた。
二月堂への道筋、正倉院で有名な校倉造りの建物が夕日に照らされる。
南は手向山八幡宮の宝庫、北側は東大寺法華堂の経庫です。
写真は観音院、御髪塔(聖武天皇が出家時に奉納された髪の毛)と経庫です。

そして法華堂(三月堂)、鹿さんだけがお出まし。

三昧堂(四月堂)の脇から開山堂の「のりこぼし椿」を
見ると、最後の花が残っていました。(クリックで拡大)

開山堂の門内に「お水取り」で使われたお松明が飾られている。

二月堂前の広場から眺める

左端に阿加井屋があり、12日深夜(13日未明)若狭井でご本尊十一面観音様
に供えられる香水が汲み上げられるのです。

二月堂へ上らせていただき、手を合わせました。




松明が上る石段の屋根の上にも桜が・・・

時間も5時前ですので、早く帰らねばと、二月堂裏参道を下ります。




中性院の門内にはもう蓮鉢が・・・

そして二月堂の供田では田起こしが・・・

大湯屋付近の大仏蛍の生息地を過ぎると大仏殿が

そして講堂跡では鹿さんたちが寝倉に帰るための最後の食事かな


東大寺幼稚園で振り返りと大仏殿が、サクラも散っていた。

次の桜は通常は4月下旬から咲き出す「奈良の八重桜」、
暖冬の今年はと・・・日が暮れてしまうので次回に。