カメラを片手に

湿地に咲くキショウブは要注意外来生物です

昨日に比べればカラッとした朝、遠く東の春日奥山もややくっきり、
PM2.5も少なくなったようだが、明日からまた来襲するようだ。
TVでダニ対策をみた連れ合い、今日は洗濯日和とばかり、シーツや
布団カバーなど洗濯機前にだしてくれた。         (11時)


朝から洗濯機を3回動かしたが、洗濯ものが良く乾くこと!
薄雲もあるが、奈良は昼過ぎに30.3℃を記録し今季初の真夏日に。

昨日の日課の8000歩、今日と同様に日中は暑くて熱中症を避け
午後5時過ぎから歩き出すと、同じ考えで散歩をする人が多い。
着いた公園では整備されている方から”スズメバチが出ているので
注意してください”と・・・聞いてすぐに見かけた。 コワイ!


公園は谷筋に造られ、上部の花壇にシランと一緒に咲く「アヤメ」が

下ると流れはないが、土で埋まった淀みが三か所あり、
目的の「キカキツバタ」が咲きだしたかなっと思い立ち寄った。



「何れ菖蒲か杜若」 の言葉通りアヤメ科の鑑別は難しいが、私は
乾地はアヤメ・菖蒲、湿地はハナショウブ・花菖蒲やカキツバタが生育し、
ハナショウブは六月から咲くため、5月に咲くのはずっと
『カキツバタ・燕子花・杜若』と、だから勝手にキカキツバタと。
ところがハナショウブには黄色系の花がないことを聞き、調べてみると
明治期に栽培されだした外来種の『キショウブ』だった。

さらに鑑別点を三点あげる
①大型の外花被片は広卵形で先が下に垂れ、小型の内花被片は
 直立する、これはショウブやアヤメの特徴のひとつ。
     キショウブ   2020.5.11   アヤメ

②花の付け根に注目すると、アヤメは網目状で、カキツバタは白く、
 ハナショウブは黄色・・・これは茶色の網目では???

結論は黄色のアヤメ科アヤメ属、キカキツバタは存在せず、
『キショウブ』です。
ジャーマンアイリスやダッチアイリスと混同されているのでは。
カキツバタ2016.5.25 

③葉が一番の鑑別点かも
葉はハナショウブに似るが、より濃緑色で中央に1本の中筋が隆起し、
他のアヤメ類と区別できる。
    
      
キショウブ・黄菖蒲はイエローアイリスとも呼ばれ、三枚の大きな
花弁の垂れ下がる姿が、キリスト教の教義の一つ「三位一体」を
象徴するとしてフランス王家の紋章になっていた。
なお花言葉は「音信」、「友情」、「幸せをつかむ」と

現在「キショウブ」は広く野生化し、「要注意外来生物」の指定が
なされている。
黄色のアヤメ科は珍しいと言わずに処分しなければいけませんね。

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