
9時前に連れ合いを奈良公園付近まで送って行き、
人気のない飛火野では、御蓋山などが一部秋色にそまりはじめております。

でも春日大社参道付近の飛火野では、鹿にエサをあげようとされる観光客、
すると鹿たちは一斉に近寄り驚かれた方が・・・
朝一はお腹が空いていますので、怪我をされぬよう気をつけて下さいね。


東大寺南大門の通りは、もう観光客で賑わい始めております。

奈良国立博物館前は、10日後に控えた第70回『正倉院展』へ衣替え中?

10月27日(土)から11月12日(月)の17日間会期中は無休で、
午前9時から午後6時までですが、金・土・日祝日は午後8時までに。
なるべく前半に行かれたほうが、雨の平日もしくは夕方もお勧めかもしれません。

出陳は北倉10件、中倉16件、南倉27件、聖語蔵3件の計56件の宝物(初出陳10件含む)
聖武天皇御遺愛品を含む北倉の宝物からは
【平螺鈿背八角鏡】北倉:国家珍宝帳に記載された、聖武天皇ご遺愛の鏡
ヤコウガイに精緻な毛彫を施した螺鈿で、花弁や花心の赤い部分には
彩色した上に琥碧を伏せ、間地にはトルコ石の細片をちりばめる

【繍線鞋ぬいのせんがい】その1・2、北倉

【三合鞘御刀子】北倉:
【新羅琴】北倉:朝鮮半島に由来を持つ12絃の琴。
羊耳形の緒留(おど)めが付くのが特徴

【玳瑁螺鈿八角箱】中倉:玳瑁と螺鈿などによって装飾された

【山水図】中倉

【沈香木画箱】中倉:表面に沈香とシタンの薄板を貼り、沈香の部分には金泥で
文様(もんよう)を描いている。

【正倉院古文書正集 第44巻】中倉:孝謙天皇の宣命が記された文書などを収める」

【華厳経論帙けごんきょうろんのちつ】中倉:経巻のつつみ

【犀角如意さいかくのにょい第5号】南倉:透かし彫りした象牙や撥鏤が美しい

【磁鼓】南倉:奈良三彩の技法で焼かれた鼓(つづみ)の胴

【白銅剪子】南倉:燭台用の鋏

【錦紫綾紅臈纈絁間縫裳】南倉:下半身に着用する巻きスカートのような装束

【磁鉢甲第1号】南倉:東大寺の諸儀式に用いられた

特に唐とは当たり前ですが、新羅との文化交流も深い縁があり、さらに
3年間の特別調査による麻と人間の織りなす文化史が楽しめる展示で、
平成最後の正倉院展をお楽しみ下さい。