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カメラを片手に

大和高原最大の三陵墓古墳群、都祁麻呂君に出会う

午前5時過ぎの起床時、あっ涼しいと思わせれば最低気温は21.2℃、真夏の陽
射しで午後2時頃には35.2℃迄上がり、猛暑日となった奈良です。
      13時半、33.8℃、31%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ハナショウブ・花菖蒲」
アヤメ科の多年草、ショウブはサトイモ科に注意、野生のノハナショウブを
もとに、江戸時代を中心に数多くの品種が育成され、現在2000以上あると。
優美な花形としっとりとした風情が魅力で、色彩の魔術師とも呼ばれ、青、
紫、ピンク、白、黄、複色と花色の変化に富む。
花弁のつけ根が黄色、これがアヤメやカキツバタとの鑑別点で、網目模様は
なく、葉幅は狭く、葉脈がはっきりと隆起している点が特徴とされる。
花形は、三英咲きと呼ばれる3枚の弁が大きく目立つものと、6枚の弁が広が
る六英咲き、そして八重咲きなどがある。

花言葉は、垂れ下げるように咲いた花姿から 「優しい心」「あなたを信じる」
      

奈良市内では1985年に開園した「柳生花しょうぶ園」でしょうか。
6月19日(木)現在、見頃で菖蒲2回目の開花だそうです。
      

奈良市も広域化し、世界遺産「古都奈良の文化財」の後背地の東部地域は、
標高200~600mのなだらかな山地状の地形が広がる大和高原の北部にあり、
7地区(田原、柳生、大柳生、東里、狭川、月ヶ瀬、都祁)からなりたつ。
緑豊かな森林が広がる自然と、その恵みを受け長い歴史に育まれた生活空間
が広がり、日本人の原風景で古都奈良の奥深い歴史と文化を持った地域です。


今回紹介するのは、東部地区の都祁南之庄町に「三陵墓古墳群」があります。
奈良盆地では古墳と言っても御陵にしてされ、殆ど上ることができないが、
当古墳群は、きれいに整備され円筒埴輪も再現されている。
西古墳・東古墳・南古墳からなり、古墳中期の築造の東・西古墳は、大和高原
では最大の規模を誇り突出した存在です。
なお被葬者は特定されていない。
    
          *東古墳から西古墳を見る
      

歴史的に古くは伊賀上野からの道が三方に分かれ、西へは天理から平城京に、
南は桜井の初瀬から飛鳥の宮や藤原京、北は平城京東側へ向かう旧街道筋
(黄色)に面し、南から北へ向かう尾根筋を利用して古墳が造成されている。




ベンチにもこんな案内が・・・

こんなモニュメントも・・・


東古墳は5世紀後半でも古いとされる最大級の前方後円墳で、墳丘は約110m、
後円部径72m、前方部幅約50m、墳丘斜面に葺石が施され、後円部は三段、
各段と墳頂部に埴輪が建て並べている。


墳頂から北を見る。田が広がっている。
      

埴輪は有田の磁器、冬の寒さに割れない。

      

さて西古墳前には、古墳時代の人はこんな格好で髪形をしていたと思われる
レプリカ「柘植麻呂」君が緑の丘の上に立っています。 
  
西古墳は古墳時代中期前葉、直径40mの円墳、高さ5mで頭頂部の平坦部が直
径14m、円筒埴輪と朝来形埴輪が90本円形に置かれ、こちらは信楽焼の陶器
、冬の寒さで割れ、割れ目から草木が生えている。


墳丘部全体は葺石で覆われ、頭頂部に二つの木棺部が発掘された。
第一は大きく8.4m、幅1~1.2mで、木棺は朱で塗られ、粘土で覆われていた。
小さな第二は4m、75㎝大の木棺、底は赤色顔料で塗られていた。
      

 

自由に墳丘まで上れ、景色も最高だった。

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