ふぅ~!(+_+)
毎日 暑いですね~!!
僕の住んでいる岐阜県中農は毎日37~38度は当たり前、
暑さの弱い僕にはたまらんです!
皆さんもしっかり水分補給、それと熱中症には十分 気をつけてください!m(__)m
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今年はどこに行っても、本当にムシが少ないです。
今年の印象は、カミキリなどの有名産地では例年よりずいぶん発生が
早いようで、ツジウスなどの有名産地では4月末にはすでにピークが過ぎたようで、
発生の読みをことごとく誤った僕は今年はほとんど目的のムシと出会えていません。
まぁ、僕の腕のショボさも当然ありますが、今年はこれまでで一番のハズレ年ですね・・・
それ以外にも、採集地に近づけなかったり、予定を変更せざるおえなかったりと、
今シーズンは本当にいろいろありましたね。
なので、今年は皆さんが「お!」と思ってもらえるような記事が少ないかもしれませんねm(__)m
今シーズンももう終盤、これから秋口にかけて少しでも巻き返したいですね!
そんな良いムシと出会えず傷心(笑)な僕を癒してくれたのが・・・

アカジマトラカミキリ
Anaglyptus(Akajimatora) bella (Matsumura et Matsushita,1933)
鮮やかな赤と黒の縞模様がなんとも言えません!
過去に標本で紹介しましたが、生体写真は、
当ブログ初アップになります。
当ブログ初アップになります。

なかなか凛々しい顔つきですね。
トラカミキリ大好き人間の僕にとってこのアカジマトラも、
大変思い入れのあるカミキリの一つとなっています。
大変思い入れのあるカミキリの一つとなっています。
まだカミキリをやり始めて間もない頃、図鑑で初めてこのカミキリの存在を知った時は、
それはもう採りたくてしかたがなかった。
それはもう採りたくてしかたがなかった。
こんなカミキリ日本にいるんだ・・・というのが正直な気持ちでした。
それからしばらくして、木曽のケヤキ材から数頭出てきた時は
その強烈な色彩と憧れのカミキリをゲットできたことが嬉しくて、嬉しくて!
その強烈な色彩と憧れのカミキリをゲットできたことが嬉しくて、嬉しくて!
トラフそれから本種とトラカミキリ族の魅力にすっかりハマってしまいました。
それからは、本格的にトラカミキリ族の探策を続け、
コトラ、ヤマトシロオビ、シロオビ、トキョウトラ、ヤノトラ、ゼブラなど、
それなりに良いトラたちと出会うことができました(^_^)
コトラ、ヤマトシロオビ、シロオビ、トキョウトラ、ヤノトラ、ゼブラなど、
それなりに良いトラたちと出会うことができました(^_^)
真夏の材上を元気に走り回るトラたちを観察するのは、本当に楽しいものです。
ちょっと話がそれてしまいましたが、話をアカジマに戻しましょう。

こちらがアカジマトラの食痕と羽脱孔。
樹皮下をウネウネと食い進み、端から辺材部、深いものは心材部近くまで食い入ります。
直径約5センチ、長さ30センチほどの短い材ですが、
4頭のアカジマが出てきました(^O^)
4頭のアカジマが出てきました(^O^)
樹皮下をウネウネと食い進み、端から辺材部、深いものは心材部近くまで食い入ります。
これはあくまで僕のアカジマ材採の経験上の話なのですが、アカジマの材採のポイントは2つ。
ケヤキの大木の有無と時期ですね。
これまでの経験で、アカジマは若いケヤキより大木
を好むように思われます。
を好むように思われます。
実はこの材は長野の某カミキリの有名ポイントで採取したもの。
このポイントは河原から山の斜面まで、ケヤキの大木が多く林立しています。
当然ですが、大木のほうが枯れ枝や落ち枝など、
多くの餌資源が供給されるからでしょう。
多くの餌資源が供給されるからでしょう。
2つ目のポイントは材を採取する時期になります。
アカジマ生息エリアにはほぼ必ずと言っていいほど
同じケヤキをホストとするキンケトラがいます。
同じケヤキをホストとするキンケトラがいます。
アカジマよりもかなり多くの個体数が生息しています。
なので、やみくもにケヤキ材を拾ってくると、キンケばかり
ウジャウジャ出てきた・・・なんてことになりかねません。
ウジャウジャ出てきた・・・なんてことになりかねません。
ただこの2種、出現時期が大きく異なるため、そのへんを少し把握して
おけば、アカジマだけを狙って効率よく羽脱させることもそれほど難しくありません。
おけば、アカジマだけを狙って効率よく羽脱させることもそれほど難しくありません。
キンケは材中で成虫越冬し、春先から初夏に出現します。
一方のアカジマは晩夏から秋口に出現するので、春先はまだ幼虫
ということになります。
ということになります。
なので、材を割って幼虫を確認・・・って、いえいえ、
確かに材を割って幼虫を確認するのは手っ取り早いですが、これではせっかくの
幼虫を傷つけたり、勢い余って飛び出したりする可能性があるので、時期を待つのです。
確かに材を割って幼虫を確認するのは手っ取り早いですが、これではせっかくの
幼虫を傷つけたり、勢い余って飛び出したりする可能性があるので、時期を待つのです。
キンケは4月下旬~5月下旬にはほぼ材外に出るので
6月上旬頃にアカジマ生息エリアを訪れ、樹皮下に食痕が無数に走った脱出孔のない材を
拾ってこれば、キンケを避けてほぼ確実にアカジマが出てきてくれます(^_^)
6月上旬頃にアカジマ生息エリアを訪れ、樹皮下に食痕が無数に走った脱出孔のない材を
拾ってこれば、キンケを避けてほぼ確実にアカジマが出てきてくれます(^_^)
場所によっては、キイロトラ、ニイジマトラなんかも出てきますが・・・

ケヤキ材の断面。心材近くまで食痕が入ってますね。
材はとにかく新鮮で硬いものが好まれるようです。
この材を見ていて思ったのが、アカジマってもしかして生枝食い???
この材を見ていて思ったのが、アカジマってもしかして生枝食い???
ここまで、長々と書いてきましたが、これは
あくまで僕個人の感想なので、すべてが当てはまるわけではありません。
あらかじめご了承くださいm(__)m
あくまで僕個人の感想なので、すべてが当てはまるわけではありません。
あらかじめご了承くださいm(__)m
次は今季最大の遠征放浪記をアップします、お楽しみに!(^^)

最後にもう1枚!
久々に更新でしたね
アカジマは南国風味たっぷりのカミキリで道内にはいないので憧れのカミキリです。
ニイジマもまだ採集したことがありません、いつか見つけてみたいものです
だんちょうさん こんばんわ!(^O^)
トラ系は本当に好きなカミキリなんですよ!
材上をチョロチョロ走り回る姿は、見ていて
楽しいですよね(^^)
アカジマはまだ材でしか出したことがなく、
いつかは野外で生態写真を撮りたいですね。
ニイジマはカエデ類が主なホストですが、
けっこういろんな広葉樹材から出てきますよ。