いや~ずいぶん更新が滞ってしまいました!(+_+)
皆さんどうもです!(^^)
なんとか生きてるロットンです笑
ていうのは冗談ですが、毎日が慌ただしく
なかなかPCの前にゆっくり座れません。
この歳になると仕事疲れがなかなか
取れず、気力、体力ともに充実していないと、もとより
文章力のない僕はなかなか頭が回らないのですよ(T_T)
とはいえ、少しずつでも書いていかないと先に
進んでいかないのでね、これからもがんばって?アップしていこうと
思います。
本当は平成中に屋久島の記事を書こうと
思っていたのですが、「令和」になってしまいました(汗
令和も虫採り 楽しんでいきましょうね~(^^)・・・
前置きが長くなりました、では本編をどうぞ。
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一昨年、関西のギガン有名産地で出会ったKさん
そんなKさんに「よろしければ屋久島 ご一緒にどうですか」
と声をかけていただき、その日から僕の屋久島遠征の夢は大きくなっていった。
夢を現実にするにはまず計画と行動!
約1年かけてお金を貯め(ちょっとオーバー笑)
そして最後の難関は有給の取得である。
テキトーな理由を付けて、申請したら
なんとか有給ももらえた!
これで夢が現実となった!(ちょっとオーバー笑)
空路、宿などはほとんどKさんが予約してくださった、
本当にありがたいことですm(__)m
当日は大阪在住のKさん宅まで行き、
そこから関空で鹿児島空港へ・・・
諸事情で屋久島まではフェリーで行くことに、
それまで時間がけっこうあるので昼食と
鹿児島の街を散策することにした。

桜島
ヤシの木とのコラボが南国情緒があっていいね~
しかしこの日の鹿児島は猛暑、
炎天下を歩き続けたため、途中で気分が悪くなり、
酷い熱中症になってしまった。
フェリーに乗るころには完全にグロッキー、
宿のおじさんが車で港まで迎えにきてくれていた。
宿に着いて手続きだけなんとか済まし、
首と頭に濡れたタオルを巻いて回復するまでしばらく休むことにした。
(Kさんご迷惑とご心配をおかけしました。)
あぁ~せっかく屋久島に来たのに、
初日に熱中症とは最悪である・・・
しばらく横になっていたら、だいぶ回復してきたので
先ずはKさんの案内で海岸沿いのマルバニッケイでカノミドリトラを
狙うことにした。
それにしてもあちい~
熱中症がぶり返しそうだが、水分補給をこまめに取りながら
マルバニッケイの枯枝部分を見ていく。
するとチョコマカ幹を走るカミキリの姿が!
お!ケナガカミキリだ!
頂き物はあるのだが、自己未採集なので撮影後 採ろうとしたら
枝裏に回ってしまいそのまま消えてしまった・・・
あぁ~初物はやはり「撮る」前に「採る」べきだった(涙
その後しばらく探したが、結局カノミドリトラは現れず
一旦 宿に戻って本日のナイターの準備をすることにした。
実はナイター未経験の僕のために重いナイターセットを
Kさんが準備してくださっていた、ありがとうがざいます!
今からワクワク ソワソワ 落ち着かない(笑
屋久島にはナイターで有名な林道があるということなので
そこの良さげな場所で機材を組み立てる。
そして日没少し前にライトオン!
しばらくして蛾類、そしてコガネムシなどが大量に飛来してきた。
とにかく蛾の数がハンパじゃなく近ずくのも
ちょっと躊躇してしまうが、めぼしいカミキリがきていないか
蛾を掃いながら・・・見ていくと
ノコギリカミキリ
Prionus insularis insularis Motschulsky,1857
ニセノコギリカミキリ
Prionus sejunctus Hayashi,1959
ヤクシマノコギリかと期待したが
普通のノコギリであった。
が、屋久島産ということで2頭確保。

ヤクシマカタジロゴマフカミキリ
Mesosa (Perimesosa) hirsuta albihirsuta Kusama et Takakuwa, 1984
本土産と比べて、斑紋がはっきりしていて美しい。
この後、Kさんがズーデス(クロモンキイロイエカミキ)を
ゲット!
現地での写真を撮り忘れたため、以前にKさんから送って
いただいた写真を搭載。
カミキリ屋憧れの希種ズーデス。
学名も見た目もカッコいい。
その後追加がないか期待したが、飛んできたのはこの1頭のみであった。
僕たち以外にも3組ほどナイターをしていたが
ズーデスをゲットできたのはKさんだけであった。
この後、めぼしいムシも飛んでこず、時間も
23時過ぎになったのでここで終了~
─2日目─
2日目からはネキ、コブの有名ポイントへ出陣!
幸い、宿からネキポイントまで約30分と近く、
アクセスもとても楽であった。
ただKさんから聞いていたのは、ヤクネキポイントは
6畳ほどの面積に5~6人ほどのムシ屋さんがネットを構えているという・・・
まさに争奪戦?ということか・・・
で、実際 ポイントに着いてみると
正にKさんの言う通りであった。
ピーンと張りつめた、何者も逃すまいという
その空気に呑まれてしまいとてもポイント近ずくことができなかった。
現場の写真を撮るのも忘れて近くのリョウブやノリウツギ
など適当に掬ってみた。
ここのリョウブやノリウツギは高い位置に
生えていて、8メートル竿ではギリギリな所が多い。
なんとか届くところを掬って入ったのは・・・

クマゲヨツスジハナカミキリ
Leptura ochraceofasciata yokoyamai Hayashi,1961
ヨツスジハナの屋久島亜種で、これはけっこう採れた。
ただ固有種のヤクシマヨツスジハナや固有亜種のカマカリィ(ヤクシマキスジトラ)などは結局採れなかった。

オオヨツスジハナカミキリ
Macroleptura regalis (Bates,1884
ここのオオヨツは全身ブラックでなかなかカッコいい!
ここの採集は午前中で切り上げ、
次にここから1時間ほど移動してヤクコブポイントへ行くことにした。
(本当はもっとヤクネキポイントで粘りたかったであろうKさん
だったが、僕のワガママを聞いてくださった スンマセンm(__)m)
ヤクコブポイントは長い山道をグネグネ登っていく。
途中ノリウツギやリョウブが咲いている場所が
何か所かあり、車を止めては掬っていく。

タクグチモモブトホソカミキリ
Cleomenes takiguchii Ohbayashi, 1936
本土では何度か狙って採れなかったが
ここでは普通種なのか、とにかく多かった。
しまいには小さな個体はリリースするほどであった。

クマゲアラカワシロヘリトラカミキリ
Anaglyptus arakawae kumagensis Fujita,1980
次に多かったのがこれ。
トラ好きの僕にとっては初物で
嬉しいのだが、あまりに多いと嬉しさも徐々に薄れてしまう(ちょっと贅沢かな
そしていよいよヤクコブポイントへ・・・
ヤクコブの棲む原始の森。
去年、Kさんが幼虫を採った
という場所に案内してもらい、残った樹皮を慎重に捲っていく・・・すると
いてくれて ありがとう・・・,
憧れ続けたヤクコブが遂にこの手に!
この後、さらに2頭を追加したところで
終了となった。
次に、eichanさんから事前に教えてもらった
ヤクシマミドリポイントへ向かう。

ヤクシマミドリカミキリ
Chloridolum kurosawae Hayashi,1956
着いた頃にはもう夕方で薄暗かった
が、なんとかペアを見つけることができた。
(この後、ナイターもしましたが
目ぼしい種は飛来しなかったので省略いたしますm(__)m)
以上、屋久島の採集記でした。
また近いうちに来るからね~
3日間、屋久島のいろいろなポイントなど教えてくださった
Kさん、事前に情報などを教えていただいたeichanさんに本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
「追記・・・去年の猛暑でヤクコブ幼虫は全て
蒸せ死んでしまいました(T_T)
またチャレンジしようと思います!」