ものかきのまねごと!

こんにちは。あきぞうです。駄文とか絵とか、諸々貼ってきます。

■さようなら

2014年04月30日 | ねこ





ニャーニャさんが、あっちの世界へ旅立ちました。








ご近所猫・ニャーニャーやかんさん。


最近は、我が住まうどくだみ荘には顔を見せず、
近所のお宅(※以前ニャーニャさんが長期行方不明になり、
ふたたび出現した際、興奮して話しかける私の脇で
私以上に興奮してニャーニャに駆け寄ってきたおじさんのおうち)に
ほぼ一日中上がり込んでたようでした。

私はどうしても留守がちなので、
そうやって、一日中だれかしらいらっしゃるお宅が
老いた彼女には良かったのでしょう。

私も、少し寂しくも、ちょっと安心しておりました。



たまに、そのお宅の奥様にお会いして、
ニャーニャさんの様子をうかがったり、
朝にそのお宅の玄関先で日光浴しながらうつらうつらしているニャーニャさんに
「ニャニャちゃん行ってくるよ。」と言って仕事に出かけるのが
ここしばらくの日課だったのです。



ただ、最近は毎朝の日光浴の姿を見ないなあ、と思ってたんですね。


そうしたら、そういうことだったようです。



10日ほど前に、私は実家に戻っていたのですが、
その頃、彼女はそのお宅の皆様に見守られながら旅立ったということです。

今夜、たまたま早くから在宅していた際に、
奥様がどくだみ荘に訪ねてこられ、私に教えてくださいました。





このブログをはじめた動機のひとつが、このニャーニャさんでした。


よくしゃべり、よく食らい、愛想のよい猫さんだったです。

我がどくだみ荘周辺の、あらゆる猫好きの方から可愛がられておりました。

2010年の夏頃から我が家に上がり込むようになり、
夜の間だけ泊まり、朝、私が出勤とともに外へ出て、
私が帰宅すると玄関先に待機している。

夜、ゴミを出しに外へ出ると、一緒に外へついてきて、
ニャーニャーニャーニャーしゃべりながら伴走するニャーニャ。
そしてまた一緒におうちに入る。


2011年の大震災の際、
毎日心細いひとり暮らし。
不安定に仕事から帰宅して、できるだけ電力を使わないようにと照明を落として過ごす夜に、
彼女の存在がどれだけ心の支えになったことか。




最近の彼女の衰えは、目に見えて明らかで、

実は、いつそのお宅の奥さんが、
私を訪ねてくるのか、

それにおびえていたんです。



そうしたら、ついにきてしまった。






彼女は、奥様のお宅で、丁重に送っていただいたようです。

奥様はずっと私に知らせようとしてくださってたようなのですが、
ここしばらく連日深夜帰宅だったので遅くなってしまったと
詫びてくださいました。

全然、私がいたらないだけだったのに。






なんだか、わーっとここまで綴ってきましたが、
なんだか。


心がゴソッとこそげ落ちちゃった、みたいな感覚です。




ニャーニャさん。

最後にもう一度頭をちゃりちゃりとなでたかった…




ニャニャ。バイバイ。
ごめんね。ありがとね。



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