がちんこ!!

大会が近づいてちびっ子達はスパーの時間が多くなりました。

今までと違うスタイルに切り替えているちびっ子達はまだまだ硬さが取れません。

顔面へのパンチに対する恐怖心のため戸惑いながらの組み手稽古。

でも誰一人弱音は吐きません。ただ黙々と稽古しています。

できるだけ怪我が無いように防具着用。50％程度の力でと支持をしての組み手。

この中には先輩の実力に圧倒されてしまうちびっ子もいます。
最近までは先輩の強さに手も足も出せず悔しい思いばかりでした。

この子はＡＳといいますが、入門からしばらくは集中力が無くなかなか上達できませんでした。
同時に入門した兄のＫＹは何事にもまじめに取り組むため短い期間で先輩たちに引けを取らない実力を身につけました。
技に関しては今やトップクラスでしょう。ＫＹの成長には指導者も感心しています。

ＡＳですが、形の稽古が始まってから大きく変化してきました。
集中力がつき誰よりも力強く、相手を意識して形を打つ気迫が生まれてきました。
最近はこの気持ちの変化が組み手にも表れはじめました。

先輩たちの壁はまだ厚いのですが、組み手で倒されても倒されても果敢に挑んでゆく勇気を身に就けました。
強い相手に向かう勇気！ＡＳならきっと克服するでしょう。
がんばれ！ＡＳ！

ＡＳの成長を感心しながらちびっ子達のスパーを見守っていると事件発生!?

先輩ちびっ子の一組が、、、がちんこスパー！？

何度止めても又ガチンコ!

様子を見ていると、顔面を殴られることに”キレる”らしいのです。
防具をキチンと着けているので止めず見守ります。
揉み合いになるとお互い冷静になり一度離れる。
冷静に戦い始めるのですが、一方のパンチが顔面に直撃すると又ガチンコ！に・・・

それは子供同士の喧嘩レベルではありません。
まるでプロの格闘家が小さくなって試合してるような迫力、、、
これが小学4年生同士の戦いなのか!?と一瞬見入ってしまいました。
『歳の近い子がこの子達と喧嘩でもしたら、まったく歯が立たないだろう、、、』と、不謹慎にも思ってしまったのです。

しかし、ある程度決着がつけば冷静に自ら戦いを止める事ができる。
この子達はもう4年の月日を実戦空手に学んでいます。
あらためて格闘技を習ってきたこの子達の成長を感じました。

さて、次回ブログは大会の内容、過去の大会との違いや結果のご報告と致しましょう。


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