新春スペシャル「なぜ?周栄塾空手はグローブを着けたか」でゴザル。
コレは昔々のお話でゴザルが、塾長と拙者がまだ とある流派で修行を致して居った頃に遡るのでゴザル。
この流派は元々は”忍者の拳法”であったという言い伝えがあり素手素足にて打撃を行い、掴む、投げる、金的攻撃まで許されて居ったのジャッた。
一応は拳にサポーターをつけて組み手を致すが、薄いスポンジのサポーターで顔面を殴りあうのジャから鼻血はあたり前、顎が折れることも間々あったのでゴザル。
道場の稽古では仲間意識もあって顔面への打撃はお互いを思いやってスパーリングをして居ったのでゴザルが、他支部の塾生同士になるとライバル心剥き出しにて怪我も少なくなかったのでゴザル。
しかしながら組み手が終わると何も無かったように仲良く過ごして居ったのジャッた。
普通 他の競技ではエキサイトすると乱闘になり遺恨を残す事も多いのジャが、格闘技と言うものは不思議な競技ジャの~。
こんなルールでゴザル為 多くのアクシデントが塾生たちを襲ったのでゴザッタ。
第一話・・・顔面を捨てた男の巻
拙者と塾長が所属して居った支部道場のお話じゃ。
カノ流派の中でも過激と評判の吾が支部は、血気盛んな若者が多く日々の稽古は非常にエキサイトジャッた。
そんな雰囲気の稽古を恐れることなく入門致した御仁(以降。「山さん」と呼ぶでゴザル)が居った。
山さんは多少の打撃系格闘技の経験が有るということで基礎稽古には積極的に取り組んで居った。
しかし山さんは、実際に顔面を拳で打ち合うルールは初めてでゴザッタので稽古が終わるといつも悩んで居った 一年ほど後の或る稽古のとき、山さんは道場でも一番過激な塾生「バタバタ兄弟」に質問いたした。
山さん「顔面の打撃が怖いので、克服する良い方法はありませんか?」
バタバタ兄「(サクッと!)簡単です。殴られることに慣れればいいんです。」ひぇ~~。なんと率直なアドバイスじゃ!!
以降。真面目な山さんは顔面の防御をせず相手の懐に入り込む危険な稽古を続けたのでゴザル。
道場の仲間たちはそんな山さんのスキだらけの顔面を攻撃出来るはずもなく、コレが山さんを勘違いさせる結果になってしまったのジャッた。
「このままでは他支部の塾生との組み手は危険でゴザル。」と考えた仲間は、山さんの組み手スタイルを修正すべく試行錯誤を致した。
しかしながら”顔面を捨ててこそ勝機あり”と思い込んだ山さんのスタイルを修正する事はできなかったのでゴザル。
この頃、流派全国大会に向けて地区大会や合宿が行なわれたのじゃ。なんとも間が悪いの~
心配の通り、山さんはスキだらけの顔面にたくさんの打撃を受け鼻骨骨折の怪我を負ってしまったのでゴザル。
この後も仲間たちは山さんのためにたくさんのアドバイスや稽古で修正を試みたのじゃが、山さんは限界を感じて道場を去ってしまったのでゴザル。 なんとも寂しい事でゴザッタ。
この事は山さんに限った事ではないのジャ、やはり顔面へのパンチ攻撃をサポーターのみで稽古致すのは危険が伴うのでゴザルよ。
この流派の黒帯たちは確かに強いでゴザルが少なからず鼻がどちらかに曲がって居る。
第二話・・・怪談のっぺらぼうの巻
コレまで申した通り同支部の塾生同士はお互いに仲間意識が強く組み手も思い遣りながら致すのジャが、防具を着けず組み手を致す為、生傷が絶えないのでゴザル。
合宿での交流試合でゴザルが、普段顔を合わせない相手との組み手はやはりエキサイトいたす。
黒帯同士の場合は技術が高く迫力満点ジャが、美しい戦いでもある。
しかし、色帯の組み手はそうとう迫真した状況でゴザル。お互いに技術よりも気迫とパワーの戦いになってしまうため、相手への攻撃は遠慮無しジャ。
ある試合中の事ジャ、容赦なき上段突きがヒット!鼻時ブーでゴザル。しかも両方の穴から流血じゃ~。(ヒェ~痛そうでござる。)
試合中断。介護班ティシューを持ってすかさず登場。(さすが日常の対応に手馴れておる)
介護班。手早く箱からティシューを取り出すと、床の鼻血を拭き取りすぐ退場!!?。(はぁ…!?けが人の処置は?)
主審に呼び戻されけが人の処置!。(アレアレ…対処の順序が逆ジャろ。)
手早く鼻にティシューを2つ詰め試合再会。(いくら鼻血が茶飯事とは言え冷たい対応じゃ~~~。)
いつもそんな状況でゴザルから鼻血など当たり前ジャ、鼻にティシューを詰めた状態にて試合いたす様子も茶飯事でゴザル。
想像してくだされ。この様子はかなり異様でゴザル。(しかし、鼻に紙を詰めたままの組み手は緊迫感が無いのでゴザルよ。)
合宿のカリキュラムが終了して拙者たちは体育館の横長い洗面所で雑談して居った時でゴザル。
塾長(当時塾生)と拙者の間に一人の黒帯(仮名・徹さん)がやって来たのジャ。
それぞれ洗面しながら3人は雑談をしておった。
しかし何かがおかしいと拙者と塾長は感じて居った。(そのときはすぐに気付かなかったのでゴザル。)
合宿所の水は井戸水らしくアツい夏合宿の汗を流すにはその冷たさは格別でゴザリ、長々と洗面して居ったのでゴザル。
3人の間で顔を洗って居る徹さんの横顔を通して塾長と視線を合わせたときでゴザッタ。なぜかお互いの顔の見通しが良いのじゃ!?
目を凝らして徹さんの横顔を見ると・・・有るべき物が無いのでゴザル
反対側から塾長もまじまじ見て居った。
ツルンとした横顔。徹さんの鼻がないでござるよ。(ヒェ~~~大変じゃ~~~。)
平然と顔を洗って居る徹さん。(さすがフルコンの黒帯は肝が据わっておるでゴザルよ。)
その時、塾長が声を掛けたのでゴザル。「徹くん!鼻折れてるよ。。。」
それを聞いた徹さん。前の鏡を見て「アッ!!痛ェ~~~。」って、慌てて病院へ直行。
なッ何と。今気付いたのでゴザルか?
鏡を見るまで痛みを感じなかったのでゴザルか???
血を見てから泣く子供と一緒でござるよ。
鼻が折れた徹さんの顔はまるで”のっぺらぼう”の様でゴザッタ。ヤレヤレでゴザル。
あの頃はそんなこんなでけが人絶えなかったのでゴザル。
そんな経験を基に周栄塾では危険を避ける為、稽古には防具を取り入れることに決めたのじゃ。
おかげで怪我も少なくなって思い切って稽古に打ち込めるように成ったのでゴザル。
今後も怪我無く長~く稽古を続けたいでゴザルな~~~。
それではまた次回お会い致そう。
サラバじゃ。
コレは昔々のお話でゴザルが、塾長と拙者がまだ とある流派で修行を致して居った頃に遡るのでゴザル。
この流派は元々は”忍者の拳法”であったという言い伝えがあり素手素足にて打撃を行い、掴む、投げる、金的攻撃まで許されて居ったのジャッた。
一応は拳にサポーターをつけて組み手を致すが、薄いスポンジのサポーターで顔面を殴りあうのジャから鼻血はあたり前、顎が折れることも間々あったのでゴザル。
道場の稽古では仲間意識もあって顔面への打撃はお互いを思いやってスパーリングをして居ったのでゴザルが、他支部の塾生同士になるとライバル心剥き出しにて怪我も少なくなかったのでゴザル。
しかしながら組み手が終わると何も無かったように仲良く過ごして居ったのジャッた。
普通 他の競技ではエキサイトすると乱闘になり遺恨を残す事も多いのジャが、格闘技と言うものは不思議な競技ジャの~。
こんなルールでゴザル為 多くのアクシデントが塾生たちを襲ったのでゴザッタ。
第一話・・・顔面を捨てた男の巻
拙者と塾長が所属して居った支部道場のお話じゃ。
カノ流派の中でも過激と評判の吾が支部は、血気盛んな若者が多く日々の稽古は非常にエキサイトジャッた。
そんな雰囲気の稽古を恐れることなく入門致した御仁(以降。「山さん」と呼ぶでゴザル)が居った。
山さんは多少の打撃系格闘技の経験が有るということで基礎稽古には積極的に取り組んで居った。
しかし山さんは、実際に顔面を拳で打ち合うルールは初めてでゴザッタので稽古が終わるといつも悩んで居った 一年ほど後の或る稽古のとき、山さんは道場でも一番過激な塾生「バタバタ兄弟」に質問いたした。
山さん「顔面の打撃が怖いので、克服する良い方法はありませんか?」
バタバタ兄「(サクッと!)簡単です。殴られることに慣れればいいんです。」ひぇ~~。なんと率直なアドバイスじゃ!!
以降。真面目な山さんは顔面の防御をせず相手の懐に入り込む危険な稽古を続けたのでゴザル。
道場の仲間たちはそんな山さんのスキだらけの顔面を攻撃出来るはずもなく、コレが山さんを勘違いさせる結果になってしまったのジャッた。
「このままでは他支部の塾生との組み手は危険でゴザル。」と考えた仲間は、山さんの組み手スタイルを修正すべく試行錯誤を致した。
しかしながら”顔面を捨ててこそ勝機あり”と思い込んだ山さんのスタイルを修正する事はできなかったのでゴザル。
この頃、流派全国大会に向けて地区大会や合宿が行なわれたのじゃ。なんとも間が悪いの~
心配の通り、山さんはスキだらけの顔面にたくさんの打撃を受け鼻骨骨折の怪我を負ってしまったのでゴザル。
この後も仲間たちは山さんのためにたくさんのアドバイスや稽古で修正を試みたのじゃが、山さんは限界を感じて道場を去ってしまったのでゴザル。 なんとも寂しい事でゴザッタ。
この事は山さんに限った事ではないのジャ、やはり顔面へのパンチ攻撃をサポーターのみで稽古致すのは危険が伴うのでゴザルよ。
この流派の黒帯たちは確かに強いでゴザルが少なからず鼻がどちらかに曲がって居る。
第二話・・・怪談のっぺらぼうの巻
コレまで申した通り同支部の塾生同士はお互いに仲間意識が強く組み手も思い遣りながら致すのジャが、防具を着けず組み手を致す為、生傷が絶えないのでゴザル。
合宿での交流試合でゴザルが、普段顔を合わせない相手との組み手はやはりエキサイトいたす。
黒帯同士の場合は技術が高く迫力満点ジャが、美しい戦いでもある。
しかし、色帯の組み手はそうとう迫真した状況でゴザル。お互いに技術よりも気迫とパワーの戦いになってしまうため、相手への攻撃は遠慮無しジャ。
ある試合中の事ジャ、容赦なき上段突きがヒット!鼻時ブーでゴザル。しかも両方の穴から流血じゃ~。(ヒェ~痛そうでござる。)
試合中断。介護班ティシューを持ってすかさず登場。(さすが日常の対応に手馴れておる)
介護班。手早く箱からティシューを取り出すと、床の鼻血を拭き取りすぐ退場!!?。(はぁ…!?けが人の処置は?)
主審に呼び戻されけが人の処置!。(アレアレ…対処の順序が逆ジャろ。)
手早く鼻にティシューを2つ詰め試合再会。(いくら鼻血が茶飯事とは言え冷たい対応じゃ~~~。)
いつもそんな状況でゴザルから鼻血など当たり前ジャ、鼻にティシューを詰めた状態にて試合いたす様子も茶飯事でゴザル。
想像してくだされ。この様子はかなり異様でゴザル。(しかし、鼻に紙を詰めたままの組み手は緊迫感が無いのでゴザルよ。)
合宿のカリキュラムが終了して拙者たちは体育館の横長い洗面所で雑談して居った時でゴザル。
塾長(当時塾生)と拙者の間に一人の黒帯(仮名・徹さん)がやって来たのジャ。
それぞれ洗面しながら3人は雑談をしておった。
しかし何かがおかしいと拙者と塾長は感じて居った。(そのときはすぐに気付かなかったのでゴザル。)
合宿所の水は井戸水らしくアツい夏合宿の汗を流すにはその冷たさは格別でゴザリ、長々と洗面して居ったのでゴザル。
3人の間で顔を洗って居る徹さんの横顔を通して塾長と視線を合わせたときでゴザッタ。なぜかお互いの顔の見通しが良いのじゃ!?
目を凝らして徹さんの横顔を見ると・・・有るべき物が無いのでゴザル
反対側から塾長もまじまじ見て居った。
ツルンとした横顔。徹さんの鼻がないでござるよ。(ヒェ~~~大変じゃ~~~。)
平然と顔を洗って居る徹さん。(さすがフルコンの黒帯は肝が据わっておるでゴザルよ。)
その時、塾長が声を掛けたのでゴザル。「徹くん!鼻折れてるよ。。。」
それを聞いた徹さん。前の鏡を見て「アッ!!痛ェ~~~。」って、慌てて病院へ直行。
なッ何と。今気付いたのでゴザルか?
鏡を見るまで痛みを感じなかったのでゴザルか???
血を見てから泣く子供と一緒でござるよ。
鼻が折れた徹さんの顔はまるで”のっぺらぼう”の様でゴザッタ。ヤレヤレでゴザル。
あの頃はそんなこんなでけが人絶えなかったのでゴザル。
そんな経験を基に周栄塾では危険を避ける為、稽古には防具を取り入れることに決めたのじゃ。
おかげで怪我も少なくなって思い切って稽古に打ち込めるように成ったのでゴザル。
今後も怪我無く長~く稽古を続けたいでゴザルな~~~。
それではまた次回お会い致そう。
サラバじゃ。