街人にサカーダ 本館

挙動不審なタンゴに関するブログ by しうえい

イケメンタンゴバンド ~ Viceversa Tango

2007年09月29日 | ライブ・ミロンガ

イケメン好きの貴女にはたまらない


という触れ込みかどうか知らないが、


Castelar Hotelというホテルで無料コンサートがあるというので行ってみました。



入ってみるとなにやら物凄く賑わっていて
結構なイケメンが集まってタンゴを弾くという。


しかも割とイケメンたちがシャキッとしている割に
何かチャラチャラした女の子たちが仲間にいるので
なんとなくどうなんかな?って雰囲気。


みんな20才行くか行かないかぐらいかな



ってことで、あんまし期待してなかったのだが・・・



そんな「無料だからまぁとりあえず聞いてみようか」的な考えが


演奏が始まったところで吹き飛んだ。


おお!
↑感想はそれだけかよ


実際に聞いてみると顔はともかく、見事な編曲でしたよ。


となりのポルテーニャを名乗るおばさまは
真顔で「彼らは素晴らしい」とかなんとか言っていた。


本当に新しい勢いのあるタンゴでした!!



ちなみに別に私はイケメン好きではない


★で調べてみると期待の新人らしい
VICEVERSA TANGO

Viceversa Tango


ファビオ・ハーゲルの演奏~カフェ・トルトーニにて

2007年09月27日 | ライブ・ミロンガ
ポケモンさんに
ハーゲルがトルトーニで聞けるという情報を聞き
行ってみた。



カフェ・トルトーニ - Cafe Tortoni


目の前で、しかも15ペソですよ。
それにしても日本人が多く集まってましたが。



Fabio Hager y Tango del Sur


↓ハーゲル氏の立ち演奏

Fabio Hager



★「ブエノス・タンゴ」は記憶に新しい
ファビオ・ハーゲル&タンゴ・デル・スール「ブエノス・タンゴ」
ファビオ・ハーゲル
ビクターエンタテインメント

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ブエノスの野外ミロンガ ~ La Glorieta

2007年09月22日 | ライブ・ミロンガ
ブエノスに中華街があると聞きつけて、
ついでにその近くでやっていた La Glorieta という野外ミロンガに行ってみました。


アルゼンチンの鉄道(TBA)にて Retiro から Tigre行きに乗って2~3駅 Belgranoで降りて目の前の公園でひっそりとやっています。


または、中心街から行くならば、アルゼンチンの地下鉄(Subte)の D線に乗って終点の手前の Juramentoから海側へ歩いて10分くらいで公園があります。


鉄道は1ペソ(40円)、Subteは0.75ペソ(30円)でしたか。
ちなみに普段から小銭を作る心がけがないと乗るのが難しいようです。


↓Subteはこんな看板↓鉄道はこんな感じ↓Retiroの駅(ご参考までに)




広い公園の中で看板も出ていないので、どこでやっているのかさっぱり分からないのですが、頼りはあなたの耳だけです。


良く耳をすませば、馴染みのあるビアジなんかがうっすらとかかっています。


音をたどっていくとやがて白くボンヤリと光る円形の建物で無数の人間がうごめいているのが見えてきます。



かけつけたのは夜なので写真を見てもどんな感じか分からないかもしれませんが、こんなホームページにおおまかな形が見られます。



ああ、恍惚とみんな踊っていますが、われわれも負けません。



やっぱり野外が好き。


ぜひ、ブエノスに行った際は、お試しください。入場料はカンパのみです。

Organiza: Marcelo Salas
Milonga: sabados y domingos a las 18hs. (土曜・日曜 18:00~)
Clases: sabados y domingos a las 16 hs. (土曜・日曜 16:00~18:00)
Profesor: Marcelo Salas
Precio: milonga a la gorra, clases consultar precio
情報元:http://pythia.uoregon.edu/~llynch/Tango-L/2005/msg00059.html


日本でも氷川丸や月島、代々木公園などで野外ミロンガが定期的に行われていたりしていますね。靴やスピーカーの問題がありますが、どんどんこういう場は増えて行って欲しいものです。



あ、そうだ。

中華街自体は、まぁまぁ。というか、行ってからのお楽しみ、って感じ?日本料理屋さんや韓国料理屋もあったので困ったらそっちに入った方が良いやもしれません。





中華街は意外と狭いので、あまり区画を周りすぎると例によって危険な区域に行ってしまうかもしれませんので、ゼヒご注意を。

フォルクローレの里~もう一つのアルゼンチン

2007年09月21日 | 旅行
何を隠そう。


実際、フォルクローレはどうなのよ?


ピンと来てなかったんだよね。



でも、



↓こんな風景を見るにつけ、ああなんだかそういう空気の元で生まれた音楽なんだなと思うに至り、

ウマワカ渓谷


ウマワカ渓谷2



↓こんな動物を見るにつけ、ああなんだかこんな暖かい目で見つめてくれる心を感じるに至り、

リャマ


アルパカ



↓こんな町並みを見るにつけ、ああなんだか洗練された時間の流れた跡を垣間見るに至り、

フフイのどこか


フフイのどこか


フフイのどこか


↓こんな賑わいと共にするにつけ、ああなんだか本当はみんな楽しむことを求めているのだと考えるに至った。

ペーニャ1


ペーニャ2


ペーニャ3


ああ、これもアルゼンチンなんだな。

ブエノスで遭った強盗の眼差し

2007年09月19日 | 旅行
まずはこの写真をご覧ください。




泥臭く朽ちた民家、干からびた道、
良く見ると鳥がブラブラしていたり
暗い部分には人影が。。


まぁ、この写真自体には
別に何かあるわけではないのですが、
要は、場所が結構ヤバイ地域だったらしく、
こんなところの写真が撮られていることが有り得ないみたいな。


でもって、
案の定、この写真を撮って左を向いて5秒後には
ピストルを突きつけられていました。



そう、ここはアルゼンチンのブエノスアイレスでも有数の観光地、ボカの一角でした。
サッカーで有名なボカ・ジュニアーズの本拠地、
そして、アルゼンチンタンゴ発祥でおなじみ、カミニートなどのある場所。


ボカ・スタジアム(ボカ・ジュニアーズの本拠地)


カミニート


ボカ地区の多くの部分はスラム化しており、
ある警官曰く「俺はあんなところイカねぇ」って感じのところでしたが
聞くところによると、住民は生活を変えたがらないそうです。


逆に言えば、
アルゼンチンタンゴが生まれた時代のボカを伺い知ることができた。
などと前向きに捉えている今日この頃です。



あの強盗の強い眼差し。
今でも忘れられません。

犯罪行為、そして命を顧みない行為、
決して許せるものではないのですが、
彼らが辛い生活・歴史を背負ってきたにせよ、そうでないにせよ、

これがアルゼンチン、まさに現実。



そう。
凄みのある、圧倒的なダンサーにも
似たような強い眼差しを感じることがあります。

決して蔑んだ意味ではなくて。


身震いの来るアベジャネーダ橋


そうそう。
最後に一言。

私を筆頭とした
あまり調べもせずに「地球の歩き方」片手にブエノスへ行こうとしている皆様、
一区画の違いが命取りです。


知らない場所で乗り物から降りるのは自殺行為です!

168番のバス(コレクティーボ)


たとえば単にボカ行きだからといって、↑こんなバスに終点まで乗ってしまうとアウトです。地獄の一丁目行きでした。
おそらく現地出身の人じゃなくて外国出身の人に聞いた方が身のためです。


それから、タクシーは RADIO TAXIが目印だそうです。(だからといって確実ではないです)