神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

あたりまえを感謝する

2014年07月21日 11時19分41秒 | 秘密の教え・密教とは

あまりにも あたりまえになりすぎて 慣れっこになっている 私たちなのです

あたりまえと思う心に 感謝の気持ちは起りません。

生きていく上での 衣食住は すでに与えられているのです。

生きていく上での 必要品は 皆 用意されているのです。

お金もあります。モノもあります。お金があれば モノを買うことが出来ます。

あるいはリサイクルで モノを売ることも出来ます。

仕事をして給料を頂いて 生活に必要なものを買う。

仕事があれば 職場もあります。お店もあります。

そういう世の中になっています。

便利な世の中になりました。

あたりまえの出来ごとが 有難いのです

あたりまえのことが あたりまえのこととして

あたりまえにあることが 有難いのです。

これは 私たちの住む環境のことです。

社会環境ことであり 家庭環境のことでもあります。

現実の世界のことです。環境も与えられております。

大きな観点からいうと 大宇宙があり 銀河系があり 太陽系があり

地球があり いろいろな国があり 日本国があります。

日本には四十七の都道府県があります。 

市があり 町があり 村があります。

日本には四季があります。大自然の営みがあります。空があり 星があり

海もあり 山もあり 空気もあり 水もあります。電気も ガスも 水道もです。

交通機関も日本全国 津々浦々にまで整備されています。

が、それでも足りない部分はバスがあり タクシーがあり 車もありますし

自転車や バイク オートバイと 移動の手段もあります。

太陽の恩恵もあります。雨 風 雪 大地の恵みも与えられています。

そして 私たち人間ですが この世に生を受けた時に

五体を与えられ 身・口・意(しん・く・い)を与えられているのです。

身体と 口と 心命(しんみょう)が与えられているのです。

からだには 五臓六腑はもちろん

手があり 足があり 頭 顔 眼 耳 鼻

口があり 舌があり 言葉が喋れる。味わうことが出来る。

見ることも 聞くことも 読み書きも 思うことも 考えることも出来る。

心があり 意識があり 生命があるから行動出来るのです。

生かされて 生きて行けるのです。

このことを 心から感謝できる 人間に成ること

あたりまえのことではあるのだけれども

ただ あたりまえとしておくのではなくて

この あたりまえのことに関して あたりまえでなく

ああ 有難いと 感謝の心で 心の中を満たすのです。

密教的観点からいえば すべて与えられている 用意されている。

人間は生かされて 生きることが許されて 生きている存在なのです。

が、反面 あたりまえのことを あたりまえに出来ないこともあります。

これは 私たちの行い 行為 行動のことです。

性格 人格 容姿 性別と 個人差はありますが・・・。

では あたりまえの 行為行動とは どのようなことなのでしょうか。

あたりまえの人間になる。 正しい生き方をすることです。

正しい行動 正しい言葉使い 正しい心がけ・心構えです。

自分も他人も 共に 幸せになるための生き方です。

決して 自分だけの幸せだけを求めてもいけません。

自分が得をすれば 他人が損をしょうとも 関係がない。

自分さえ善ければ 他人など どうでもいいなんてことはありません。

利己的 排他的 独善的では 悪業を増すだけです。

悪業の報いは 肉体的 精神的な苦しみであり

死後 地獄に堕ちるのです。地獄の苦しみを味わうのです。

これは 決して脅しではありません。

不運不幸の原因は すべて 自分にあります。自己責任です。

こうならないようにするには 信心することです。

大日遍照金剛さまを信じることです。

佛さまの み教えを信じて 行ずることです。

真言宗の密教の教えも 天台宗の密教の教えも

ともに 即身成佛(そくしんじょうぶつ)するための教えです。

即身成佛するということは 生きながら成佛すること。

生き佛となることです。佛として生きることです。

あるいは 佛さまらしく生きる 生き方です。

自らの悩み・苦しみをキッカケとして

南無大日遍照金剛と念佛を唱えるのです。

大日遍照金剛さまの絶大なる 大慈大悲の み心 佛心を信じて

大日遍照金剛さまの大慈大悲の お力を 偉大なる 生きた 佛力を信じて

南無大日遍照金剛と念佛を唱えるのです。

念佛とは 佛さまを念ずることで 大日遍照金剛さまを念じながら

南無大日遍照金剛と唱えるのです。

そして 大日遍照金剛さまの大慈大悲によって成佛させていただくのです。

この念佛行を あたりまえのこととして 行うのです。

そうすることによって

すべての ものごとに対して 心から感謝の念が 生じてくるのです。

心から感謝できる 人間に成れるのです。

私たちの苦悩を救って下さるのです。

南無大日遍照金剛

南無大日遍照金剛

南無大日遍照金剛

合掌