神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

祈念と感謝と懺悔の行

2013年11月17日 16時36分34秒 | 秘密の教え・密教とは

人間 死んでしまったら すべて 終わりではありません。


過去・現在・未来にわたって 因果の法則が支配するということ。

三時業の教え。

善悪の業の結果を 生きているうちに果を受ける 順現業(じゅんげんごう)

私たち人間が 生きている間に造った 善業・悪業の結果を

生きている間に その報いとして受けること。

 

次に生まれ変わって受ける 順次業(じゅんじごう)

私たち人間が 生きている間に造った 善業・悪業の結果を

次の世に生まれ変わった時に その報いとして受けること。 

 

次の次以降に生まれ変わった時に受ける 順後業(じゅんごごう)

私たち人間が 生きている間に造った 善業・悪業の結果を

次の次の世以降に生まれ変わった時に その報いとして受けること。


つまりは 前世で造った 自らの善業・悪業の報いを

今 受けていることになる。それは 持ち越された業ということ。

この世に生を受けてからのことで考えると

つじつまが合わなくなるのです。

この世に生れて このかた 特に何も悪いことはしていないのに

何で どうして というような 理不尽さを感じることになるのです。

例えば 幼くして 不慮の事故により 命を失うこと。

若くして 不運の事件により 命を失うようなことが それです。

そして 私たちが生きている間 業は現在進行形ということになります。

また 私たちが死を迎えることによって

もちろん 来世に持ち越す業も 存在しているのだということです。


ただ 私たちには どれほどの悪業を所有しているのか分からないのです。

私たちは 成佛しないかぎり 輪廻(りんね)といって

生まれ変り 死に変わりを 繰り返しているのです。

輪廻(りんね)とは 輪廻転生(りんねてんしょう)ということで

私たちの心は 不滅で 生まれ変わり

死に変わりして 苦しまなければならないということです。

業因縁により 自業自得により 善因善果 悪因悪果により

過去から 今現在 そして未来へと 

善悪の業の報いを 受けなければならないのです。

このことは 信不信に関わらず 教えを知ろうが 知るまいが

すべての 人間に当てはまる 真実の教えなのです。


ぶっそうな話をしますが。心苦しい お話になりますが

災難に遭うには 災難に遭わなければならない 原因がある、ということ。

人を殺すには 人を殺さなければならない 原因がある、ということ。

恨みをもつ者と 怨まれる者との 因果関係。

恨みを生じさせる原因があった。怨まれる原因があった。

殺されるには 殺されるだけの 原因がある、ということです。

悲しいことに いじめを苦に自殺しなければならないことも

原因があってのことであって やむにやまれる ことと思います。

南無大日遍照金剛  南無大日遍照金剛  南無大日遍照金剛

合掌

職場や学校での いじめも 虐待も 上司のセクハラも パワハラも

DVも 加害者 被害者ともに 何かしらの原因が存在するものです。


善い行いには 善い結果が得られるわけですが

悪いことをしてしまったことに対しては

自ら 懺悔(さんげ)をするしか 方法はありません。

意識すると しないとに関わらず 日常生活の中で

他人に対して 迷惑をかけていたりするものです。

自分も他人も 自らを中心にして 生きていますし

見ること 聞くこと 考えることなど

すべて 自己中心でありますから

知らず知らずに 嫌な思いをさせていたり

いろいろと悪影響を 与えていたりするものです。

逆に 私たちも 嫌な思いをさせられたりするものです。


信じて 念じて 行じる。

祈り念ずること 感謝すること 懺悔(さんげ)すること

この三本柱を 常に 心に思いつつ


では 懺悔(さんげ)の方法ですが

南無大日遍照金剛を お唱えしながら

心の中で 懺悔滅罪(さんげ めつざい)

罪障消滅(ざいしょう しょうめつ)と 念ずるのです。

このことが 祈り念ずることであり

感謝することだけではなく 懺悔もしなければなりません。

何故ならば 感謝すること自体 善いことなのですが

感謝だけですと どうしても 思い上がりや

ごうまんな人間に なりやすいのです。

感謝させていただく そのかげで 周りの者が

負担を強いられたり 苦労させられている

泣かされている者いるのも事実です。

その為に 懺悔(さんげ)することも 必要になってくるのです。


祈念 感謝 懺悔によって

自らの 悪業悪果を 消滅させようではありませんか。

南無大悲観世音菩薩

南無大悲観世音菩薩

南無大悲観世音菩薩


有難うございます。
有難うございました。

あなたに 観世音菩薩さまのご加護がありますように

合掌

 

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善と悪と苦を明確にする

2013年11月14日 11時35分31秒 | 秘密の教え・密教とは

諸の悪を 作すこと莫れ (もろもろの悪を なすこと なかれ)

諸の善を 奉じて行い  (もろもろの善を ほうじて 行い)

自ら その意(こころ)を浄(きよ)くしなさい

これ諸佛の教えなり。


悪いことは止めて 悪いことをしません。

善いことを積極的に 実践しましょう。

自分のためにも 他人のためにも 善いことを しましょう。

善い行いとは 悪い行いとは。  苦を苦と知り 悪を悪と知ること


身体で行う みっつの悪業。 自己中心的な行動

 

殺生(せっしょう)。命あるものを むやみに殺さないこと。

いじめ セクハラ パワハラ 暴力をふるうこと 虐待 傷つけること DV

 

偸盗(ちゅうとう)。盗むこと。

与えられたもの以外は取らない。

万引き 泥棒すること 置き引き 空き巣 金品の強奪 強盗 盗撮 盗聴

 

邪淫(じゃいん)。淫行。

決められた相手 夫婦 婚約者以外との性的交渉はしないこと

不倫 浮気 強姦 不義密通 姦通すること 援助交際 売春 買春


言葉で行う よっつの悪業。 言葉の暴力 自己正当化 責任転嫁

 

妄語(もうご)

嘘をつくこと 妄言 虚言 でたらめ 偽りの言葉 でまかせ

 

綺語(きご)

美しく飾った言葉 事実を隠して偽り飾った言葉 おべんちゃら

 

悪口(あっく)

人を悪く言う さんざん悪口を言う 悪口雑言 愚痴を言う

 

両舌(りょうぜつ)

二枚舌 善いこと悪いことを双方に言うこと


意(こころ)で行う みっつの悪業。 感情主体 喜怒哀楽が激しい

 

慳貪(けんどん)。ケチ 貪り。

欲の深いこと 邪険なこと むごいこと つっけんどん

 

瞋恚(しんに)。怒り 憤り。不平不満を思う心

自分の心に違うものを怒り 憎む 恨む心 些細なことでブチギレる

 

邪見(じゃけん)

邪まな見方 正しくない考え方 自我中心的な考え方

以上の教えを十悪業の教えといいます。


正しい見方をする 正しく思うこと。

施しをすること 正しい行為行動 正しい生活 正しく精進努力すること。

正しい言葉づかい 優しい言葉 真心のこもった言葉

正しい正直な言葉 争いを和らげる言葉づかいをする。

 

感謝の心 優しい心 思いやりの心。

正しいことを 常に 心に 念ずること。

常に大日遍照金剛さまを念じて忘れないこと。

正しく心を静めること 瞑想すること。

信じて 念じて 行ずる。

以上のことを心がけましょう。



四苦 生・老・病・死

生きることは 苦しみである。

老いることは 苦しみである。

病にかかるは 苦しみである。

死ぬことは 苦しみである。


愛する者と別れる 苦しみ

夫婦 親子 友人知人 親友 恋人等との生き別れ

死に別れる苦しみ。 

 

怨みのある者 憎い者と会わなければならない 苦しみ

人間関係 職場 学校 町内会などで 気に入らない人 気にくわない人

嫌な人 嫌いな人に接しなければならない苦しみ。

 

求めても得られない 苦しみ

自分の思い通りにならない 苦しみのこと。

 

人間の心と身体の欲望が 盛んである苦しみ

もっとお金が欲しい 美味しい食事がしたい食欲 性欲 名誉欲

権威が欲しかったり 偉くなりたかったり 物欲等 さまざまの欲望があり

執着して 苦しむということです。

以上が 四苦八苦の教えです。


善と 悪とを ハッキリと 区別しましょう。

悪を 悪と知り 善を 善と知ることが 大切です。

悪因悪果 善因善果 業因縁 自業自得が鉄則です。

善心を起して 善行を行いましょう。

四苦八苦の教えにより 苦を 苦と 認めることが大事です。

苦を 苦と 知って 苦しまないためにも

苦が 苦で あることを しっかりと 認識するのです。

この世の中の ものごとは すべて 苦しみです。

苦しむのが 当たり前なのだと 分かれば

苦しみを 苦しみとして 受け入れられれば

苦しまないで 生きる 生き方が できるのでは ないでしょうか。

日々の生活の中で 真実の教えに 照らし合わせて 考えてみる。

正身端座して 心を落ち着かせ 合掌して

南無大日遍照金剛を お唱えしながら

大日遍照金剛さまを 念じて

自らの心を 浄める。

そして 目の前に起こる すべてのものごとを

ありのままに 受け入れられる 心を育てましょう。

祈り 念じることによって 見方 考え方を

別の視点から眺めて見る 見方に変えて

別の視点から考えてみる 考え方に変えてみましょう。

有難うございます。有難うございました。

あなたに 神佛のご利益がありますように

合掌

 

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