今日 二十八日は お不動さまの縁日です。
南無大聖大悲不動明王。
佛光をさえぎる煩悩も無ければ
大悲にもれる罪業もないのです。
私たち人間は 宇宙との関わりをもっています。
無関心であっても 無関係でも ありません。
あるいは 地球上の他の生物 動物 植物 鉱物等に至るまで
この自然界ともども 繋がりをもっています。
決して 自分だけの力で 一人で生きているのではありません。
自分以外の この世界に存在する 全てのものごと
その他 大勢の他人の支えによって
生かされて 生きているのです。
私たちは 宇宙の一部であり 自然界の一部でもあります。
宇宙の原理・原則 自然界の原理・原則によって
全てのものごとによって 生かされているのです。
宇宙は 一大生命体の現われであり
大日如来さまであり 遍照金剛さまであり
さとり そのものの世界です。
完全なる 永遠不滅の存在 大いなる命の現われです。
大いなる智慧 大いなる慈しみの心 大いなる哀れみの心
大日遍照金剛さまの み心が 宇宙に遍満しているのです。
私たちは その み心に育まれているのです。
ですから 私たちは 全てのものごとに
感謝しなければならないのです。
感謝の心をもたなければなりません。
信心して 感謝の気持ちで 自らの心を満たすのです。
大日遍照金剛さまの おかげさまです。おかげさまです。
私は 大日遍照金剛さまと一体です。同体です。
合掌の意味が これです。
その逆に 信心しなくても 感謝しなくても
俺我 俺我 私我 私我と 本能の赴くままに
勝手 気ままに 生きて行くことは 出来るでしょう、が。
思いやりの気持ちがなくても 生きて行けるものでしょう、が。
やはり 苦悩の多い人生では ないでしょうか。
他人のことは どうでもいい。無関係。無関心。
自分さえ よければ それでいい。無責任。
他人の苦しみは 何年でも辛抱できる。その現実・・・。
このような 世知辛い 世の中ですが・・・
人間とは どのような 存在なのでしょうか。
人間としての 正しい生き方とは どういう 生き方なのでしょうか。
次のように 考えられます。
性善説 人間の本性は 善であるという考え方。
性悪説 人間の本性は 悪であるという考え方。
人間の本性が 善であれば 悪いことは出来ないでしょうし
人間の本性が 悪であれば 善いことは出来ないでしょう。
性善説であったものが 性悪説になってしまった。
そうなってしまったのではないでしょうか。
善因善果を 性善説に 信
悪因悪果を 性悪説に 不信
光に赴く人たち 善因善果に 信心
闇に赴く人たち 悪因悪果に 不信心
南無大日遍照金剛 を
信じて 念じて 行ずる
感謝の心で 自らの心を満たす。
今ある自分の存在に 感謝することです。
正身端座して 手を合わせ
口に 南無大日遍照金剛 と唱え
心は 大日遍照金剛 を信ずる。
南無大日遍照金剛。
神佛のご加護がありますように・・・
最後まで 読んでいただきまして 誠に 有り難うございます。
このブログを 読んでいただいた方々に 感謝申し上げます。
ありがとうございました。
南無大聖大悲不動明王。
合掌