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いよいよ今季最後の戦いまであと少しとなった・・・来週の今頃は2011-12世界王者が誕生しているのだなぁ・・・(^。^;)
男子の勝敗を分けるのはやっぱり4回転じゃないかと思うけれど・・・今から胃が痛いぞ。
・・・というわけで、今季主要国際大会を振り返るシリーズ(いつからシリーズになったんだか・・・^^;)「4回転」を見てみよう。ちなみに対象は世選出場者のみ。
今季4回転に挑んだのは、SP13名、FS16名。ちなみにSPに挑んだ選手は全てFSでも挑戦している。結果は以下のとおり(国内選手権は除く)。
「成功数順位」・「選手名」・「認定数/挑戦数」・「GOEプラス評価数」・「GOEマイナス評価数」・「<数」・「<<数」の順に記述してみた(^^)
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①フェルナンデス:12/12 (SP+4回 FS+6回・-2回)
②チャン:11/12 (SP-3回・<1回 FS+5回・-3回)
③ナンソン:8/8 (SP+2回・-1回 FS+3回・-2回)
④ガチンスキー:6/6 (SP+2回・-1回 FS+1回・-2回)
⑤羽生結弦:6/6 (SP-3回 FS+1回・-2回)
⑥ベルネル:3/4 (SP-2回 FS+1回・<1回)
⑥ブレジナ:3/5 (SP-1回・<1回 FS-2回・<1回)
⑧バンデルペレン:2/2 (SPなし FS+2回)
⑧アボット:2/3 (SPなし FS+1回・-1回・<1回)
⑧ジュベール:2/3 (SP<1回 FS+1回・-1回)
⑧デニス・テン:2/4 (SP-1回 FS-1回・<2回)
⑧アモディオ:2/2 (SP-1回 FS-1回)
⑧レイノルズ:2/6 (SP<3回 FS+2回・<<1回)
⑧高橋大輔:2/6 (SP<2回 FS-2回・<1回・<<1回)
⑮小塚崇彦:0/2 (SP<1回 FS<2回)
⑮リッポン:0/3 (SPなし FS<<3回)
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ピンク太字は、挑戦した4回転は全て認定された選手。それにしてもフェルナンデスは凄まじい。彼の場合、認定確率が圧倒的なだけでなく、実はGOEも高いのだ。+1.00以上の4回転はざらである。ただし、シーズン当初に比べ勢いが衰えた感がある。自国ナショナルでは驚くほど低い得点で優勝しているし、欧州でも目立たなかった。ピーキングが鍵になるのかもしれない。(*ぴくるすさまありがとうございます、訂正しました(^^ゞ)
一方Pチャンは、実は今季、SPで一度もGOE+の4回転を跳んでいない。<も一度取られている。FSになるとGOE+がいきなり増える。おもしろい傾向だ。彼の場合はフェルナンデスとは逆でどんどん調子をあげている。もともとGPSはミスが多くなっても限界をチェックすると決めているかのような試合運びをする選手だけに、世選にはしっかり合わせてくるだろう。今季うまくいっていないSPでの4回転がGOE+で決まると・・・アンタッチャブルかもっ?
ナンソン・ガチンスキー・羽生の、花の2010年世界ジュニア表彰台組は強力だ。昨季いきなり注目を浴びながら今季少し停滞気味のガチだが欧州ではしっかりとプログラム難度を上げてきている。四大陸では息も絶えだえだったナンソンだが、あの経験は役に立ったはず。そしていちばんの注目は我らが羽生。全日本後じっくりと練習を重ねた結果が彼をどう変えたか、楽しみで仕方がない。
ベルネル・ブレジナのチェコ勢も調子をあげてきている。ブレジナはSP以外は欧州がベストスコアだし、NHK杯の失速とその後の棄権で心配したベルネルもちゃんと3国選手権を制し、欧州では今季ベストを出している。
全米で見事な4回転を決めたアボット、仏王者に返り咲き欧州でも4回転に3度挑んだジュベール、意外にオールマイティなテンやアモディオ・・・も楽しみだ。レイノルズにはやはり先駆者であってほしいし、ケビンおじさんの頑張りも見たい。4Lzに何度もトライして結果的に<<になっているリッポンは世選ではどうするのかなぁ。
小塚崇彦はSPFSあわせて3本入れてくるのだろうか。しっかり決まれば昨季のような素晴らしい結果だって夢ではない。楽しみである。
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でも・・・
いちばん気になるのは、やっぱり、高橋大輔。う~ん、実績から言うとちと厳しいが・・・しかし、シーズン当初は<<だったのが<になり、GOEマイナスながら認定されるようになってきたのは良い流れ。1本でいいからGOEプラスをもらえる4回転を跳べたらいいなぁ(^^)。 3年計画の初年度を来季につながる演技でしめくくってくれたら・・・もうそれで胸いっぱいになっちゃいそうな白猫である・・・(^。^;)
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