白猫夜話

フィギュアスケートっていいな

やったぜ!可夢偉!!

2011-05-30 02:12:15 | F1

他の場所じゃない、モナコGPだ!

中嶋悟がはじめてロータスに乗ってから、24年。栄光のモナコで、日本人として初めて入賞を果たした小林可夢偉。

モナコはドライバーズサーキットだと言われている。あんな小さな国の市街地を、最高速度300キロオーバーのモンスターマシンが疾走する…いったい誰が考えたんだか、無茶なレースだ。フォーミュラーカーは車高が低い。ドライバーはほとんど横たわるような状態でマシンを操る。彼らの視線に近いオンボードカメラで見ると、ガードレールが威圧的に取り囲んでいるのがわかる。モナコのコースは狭い上に、意外に高低差もあり、トンネルまである。トンネルを抜けると、いきなりフラッシュのようなまばゆい陽光が目を刺す(オンボードカメラで見るとまるで眼つぶしだ)。真っ白な中に放り出される感じだ。その上すぐにシケインが迫る。クラッシュの名所である。

かつては抜けないと言われたモナコだが、今年新しく採用されたルール(DRSとカーズ)によって、なんと、抜けるサーキットに姿を変えた。しかし抜けるとは言っても超リスキー。最終盤のクラッシュ多発は、リスキーだが抜けるがゆえに起こったと言っても過言ではないかもしれない。

ドンピシャのピットストップ作戦で4位を走っていた可夢偉にとって、クラッシュによるセーフティーカー先導、残り5周のリスタートは、厳しいものだった。もともと車の性能が違うのだから。しかし、シケインショートカットがらみで5位に後退するも、見事、モナコ日本人初入賞の快挙を達成した。

すごいよ、可夢偉。だって、なんてったってモナコなんだ。モナコの1勝は他のサーキットの3勝分の価値があるなんて言われるほど特別な場所だ。攻めて攻めて攻めきって、同時にとても冷静にマシンをコントロールしていた、侍・可夢偉に、乾杯!

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フェラーリの日の丸

2011-03-27 12:36:20 | F1

2011年F1、オーストラリアGP。

開幕戦バーレーンは政情不安の為中止となり、事実上の開幕戦となった第2戦である。2週間前に日本で起こった悲惨な災害を、各チーム、選手が重く受け止め、支援の声をあげている。もちろん、日本人ドライバー小林可夢偉の呼びかけもあった。

そして…各マシンの車体に、日本へのエールが貼られることとなった。

本来、F1マシンにロゴを貼ってもらうためには、チーム・場所によっては億単位の金額がかかると言われている。

あの名門フェラーリはフロントウィングの一部に「ガンバレ!日本」、ウィリアムズ、フォースインディアなどさまざまなチームが「がんばろう、日本」や「我々は日本を応援しています」の文字。ドライバーたちもヘルメットにステッカーを貼り付けて走る。

マクラーレンと組んで16戦中15勝というとんでもない強さを見せつけたホンダや、昨シーズンまでタイヤ供給を行っていたブリジストン、一昨年まで参戦していたトヨタ…F1との関係が深い日本で起こった悲劇だからこそと言えるけれど…でも、そのこころが嬉しい。

昨日の予選で、可夢偉は自己ベストの9位につけた。

レースは、本日(3月27日)23:50から、フジテレビが中継する。

がんばれ、可夢偉!

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