+
NHK杯が終了した。
リザルト →ここだよ
白猫資料(白猫夜話書庫) →ここだよ
+
***♪***♪***
+
かなり遅くなっちゃったけど、行ってみよう、白猫的 「ツボ (^^) 」 と 「う~ん (-.-) 」(あくまでも個人的感想だよっ)
+
【男子】 SP FS
★高橋大輔 (^^)+8(-.-)-1
「さすがの高橋大輔」・・・このひとことです(^_^;)
ほぼパーフェクト(スピンLvがあるからね)のSP、大きなミスが2つあったものの(4T→3TSO、3A+2T→3ASO+SEQで2Tノーカウント)クォリティの高いFS。
なによりもジャンプの質が復帰後最高になってきているのが感じられて嬉しい(スケアメFSから「<」「<<」一切無し)。
そしてスピン・・・意外かもしれないけれど、実はSPではLv2もあって得点そのものは全体5位だけどGOEは2位、FSではBVは4位タイながら得点・GOEは1位(詳細は資料を見てね)。
このGOEの高さはおそらくガイドラインの「⑥独創的でオリジナリティがある」と「⑧音楽構造に要素が合っている」がほとんどのスピンでカウントされているからじゃないかな?と思う。
ジャンプでも⑧は満たしてるだろうしね・・・。GOEが技術と同時に技術表現を評価すると白猫が思う所以でもある。
SPは変更による3A前のいきなり薄くなる振付密度や滑り込みが今後の課題。
FSはミスしたジャンプだけだね、あとは。このプロについては書きたいことがいっぱいあって・・・また別記事にしようと思う。
ともかく、高橋大輔がどれほど稀有なスケーターなのかをはっきりと見せてくれたNHK杯であった(*^_^*)
★織田信成 (^^)+7(-.-)-1
「素晴らしかったよ、織田くん!」
そう何度も声をかけたくなるNHK杯の演技だった。
個性が輝くふたつの良プロをしっかり自分のものにして、「織田信成ここにあり」を高らかに宣言したと思う。
SPの判定は厳しいものだった。
前記事でも書いたようにその是非や検証をするつもりは白猫にはない。
ただ、開催が日本、レフェリーも日本人(しかも岡部氏は自国選手への積極的フィードバックを明言している)、ジャッジにも日本人がいるわけだから、理由や善後策含めての助言はきっと受けているだろう。
それにしても、その翌日のFS・・・見事だった!
最初の4Tが3Tになった瞬間、息を飲んだファンはどのくらいいただろう・・・会場で白猫も固まったぞ(^_^;)・・・3連続で少し息をつき、最後の3Sで安堵の深いため息をついたよ(^^ゞ。
別記事で思いは書いたから触れないけれど、本当に素晴らしかった!
★ジェレミー・アボット (^^)+5(-.-)-2
嬉しいよぉ・・・。何を隠そう白猫はアボットのスケートが好きなんだ!
ここ数年は、素晴らしいプログラムだけど少し表現面に軸足を置きすぎているかも・・・と思っていた。
競技である以上、ジャンプを成功させなくては結果が出ないから(^_^;)
でも、このNHK杯で「結果」が出た!
もちろんミスはあった。
けれどFSを終えたあとの彼の姿が雄弁に語るとおり、本当に久々の会心の出来だった。
意外なことにアボットのPBは高くない(2008年GPFの159.46)。
そして、国際大会での158点台は2009年東京GPF以来だったのだ。
大会終了後の彼のツィートが感慨深いね・・・。
初戦のスケカナで6位だったアボットにはGPF出場は絶望的だ。つまり、国際大会での彼の演技の見納めは、全米を勝ち抜いてのソチになる(もちろん四大陸や世選出場も可能性はあるけど)。
アボット、あなたの演技が、ソチで見たいよ!!!
★無良崇人 (^^)+3(-.-)-4
とにかく、FSを「将軍」に戻してくれて良かった!
無骨だけど荒々しくも男っぽい無良崇人にぴったりのプログラムだもの。
離氷も含めて非常に豪快なジャンプを跳ぶだけに、ビシッと決まってくればもっと点数は伸びると思う。
これから全日本に向けてひと月以上ある。
ジャンプを磨き抜いてくれば、道は開けると白猫は思うよ。
がんばれ、無良くん!
・・・EXかっこよかったなぁ・・・あれSPだったら素敵だと思うんだけど(^_^;)
★その他の選手たち
リッポン:表彰台は逃したけど、安定感が増してきた感じ。全米が楽しみ!
フェルナンデス:どしたの?ってくらいびっくり。まぁ、まだ時間はあるし・・・次は欧州?
アーロン:ジャンプが決まらないとがっつり点数が下がっちゃうなぁ・・・全米に期待。
メンショフ:SPFSとも不思議プロ(^_^;)。音楽の後押しをもらえるモノの方が得なような・・・(^_^;)
ボロノフ:ロシアンのFSジャンプ構成は謎だぁ。何故に後半3本?
+
【女子】 SP FS
★浅田真央 (^^)+7(-.-)-1
新ノクターン初生観戦。
白猫は旧ノクターンが大好きだったけれど・・・このノクターンもいいなぁ。
やわらかで滑らかで、上品で・・・浅田真央という選手の個性が生きている。
SPの夢のようなスケートと、FSの強いスケート。
浅田真央の真価は、そのどちらも高いレベルで表現できることにあるのではなかろうか。
長いあいだ彼女を見てきて、何度か蝶が羽化するような感覚を味わったけれど・・・今季の進化と充実は凄まじい。
気持ちは3Aに向かっても、向上したベースのスケーティングが、しっかりと支えてくれる。
早々と進出を決めたGPF、そしてソチへ・・・その道程が楽しみで仕方ない。
★エレーナ・ラジオノワ (^^)+5
なんだろう、この無敵の可愛さは?(^_^;)
SPFS通じてスピンは全Lv4、ステップもSPLv3FSLv4と、高難度ジャンプだけでなく全般的に技術力が高い。
そして、スケートをする楽しさ、喜び・・・のようなものが演技する彼女のからだから溢れてきらきら輝いているみたい(^^ゞ
これから体型変化もあるだろうし、ロシア国内の争いも熾烈だ。
けれど、この人の持つ素直さ、好感度の高さは、変わらないんじゃないかな。
銀メダル、おめでとう!
★鈴木明子 (^^)+4(-.-)-2
SP「愛の讃歌」。
2Aからの盛り上がりにドーンとのまれてしまう(^^)
フィギュアスケートの魅力は決してジャンプ難度だけじゃないということをおしえてくれるね。
FSは残念ながら生観戦できなかった・・・機器故障のアクシデントで時間が押したから・・・(T_T)。
ミスもあって、順位を下げてしまったけれど、素敵なプログラム。
素晴らしい表現力に見合うジャンプができれば・・・少なくとも全てのジャンプが決まれば・・・と期待を抱かせる。
がんばれ、あっこちゃん!
★宮原知子 (^^)+4(-.-)-2
シニア初参戦でこれほどの有力選手たちと戦うのは大変だ(^_^;)
生で見るのは昨季全日本以来だったけど、表現力に磨きがかかった感じ(^^)
白猫はこの人の表現が好きなんだなぁ。
スピンもステップも素晴らしい。
問題はやっぱりジャンプ・・・SPで1回、FSでは3回、合計4回のアンダーローテ。
正直、課題はそこだけのような気がするけれど・・・最も得点に影響するものでもある(ーー;)
世界で戦える資質の持ち主だけに乗り越えて欲しい・・・。
★その他の選手たち
ゴールド:てきぱき動きが気持ちいい。ミスはあったけどこれからもっと伸びるだろうな。
マルケイ:どんどん優雅さが増してきた。独特の世界観が確立されつつある。
レオノワ:闇の中から一歩踏み出した感がある。SP変更が大きかったかな。
長洲:FSのアクシデントが・・・悲しすぎる(T_T)。6分練習のジャンプは高いんだけどなぁ。
ゲデヴァニシビリ:ゆっくりじっくりソチに向けてUPしている最中ってとこかな。
+
【ペア・ダンス】(感想のみ)
★高橋成実&木原龍一
この短期間で、どんどんペアらしくなっていくのを驚きを持って見ている(^^;
今回はミスがあったけれど、ソチ団体戦も含め今季これからどんどん進化していくんだろうな。楽しみっ♪
★キャシー・リード&クリス・リード
手術をせずに五輪シーズンを戦うことを決めた二人。
怪我と付き合いながら限界を攻めることはとても大変だと思う。
これから全日本まで少し緩めることができるのが救いだ・・・(全日本免除ってないのかなぁ)
+
【その他のこと】
★NHK、GJ!
やはり、生放送、全種目全選手放送は嬉しい(^^)
CMがないから時間丸々フィギュア三昧なのも嬉しい。
ついでに、有料でもいいから、全カメラ映像を見れてそこから自分でスイッチングして自分好みの映像が作れたら最高なのになぁ・・・!
★コンピューターの馬鹿
女子FS最終グループ、ゲデヴァニシビリ演技後すぐにコンピューターの故障から長ぁ~いブランクがあった。
その間、既に氷上にいた長洲未来はずっとウォーミングアップし続け、キスクラのゲデヴァニシビリも長くそのままだった。
故障もそうだけど、なんとかもっと選手に負担がかからない対処ができなかったものかなぁ・・・(ーー;)
★採点への不満を選手にぶつけるなよ
男子SP織田信成の採点に関しての不満の声は大きい。
それはよくわかる。
けれど、「他選手を勝たせる為」とか「二番手だから」などという声を耳にしたり目にしたりすると、ただただ悲しくなる。
人は結局のところ、見たいものしか見ないし聞きたいものしか聞かないものだけれど・・・。
選手たちの真摯な演技を、貶めないでくれよぉ・・・(T_T)
+
***♪***♪***
+
新しい顔が揃った前回の中国杯と反対に、NHK杯はベテラン勢がたくさん表彰台に登った。
男女シングルメダリストはラジオノワをのぞき、来季にはもう全員いない・・・(T_T)。
嬉しくも物悲しく、切なくも楽しかったNHK杯が終わり・・・秋から冬へと季節は変わる。
さぁ、一戦ごとにファイナル出場者が決まっていく。
見逃せない戦いがまたはじまる(*^_^*)
+
+
+