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サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

路面電車のある街のゆったり感

2011年01月30日 | 気候変動緩和・低炭素社会

昨年11月から1月にかけて、毎週1回のペースで、地方都市に出かけている。

鹿児島市と広島市では、路面電車があったので、体験のために乗車してみた。

 

鹿児島市の路面電車は、バスロケーションシステムが付いていて、どこまで電車が来ているかを教えてくれる。

しかし、電停といわれるホームの狭いこと。道路の真ん中で吹きさらしということもあり、寒いこの時期の待ち時間は少ししんどい。

鹿児島中央駅から市役所まで乗車したが、結構満員で、乗り心地もいいわけではなかった。もっとも乗車した車両は古い車両で、新しい車両は格好よさそうに見えた。

 

広島では、これも広島駅から広島市役所まで乗車した。広島電鉄の経営、車掌も乗車している。車両もバラエティに富んでいる。

私がのった車両は古いだけだったが、大正時代を再現したレトロ電車や近代的な電車も走っているらしい。

広島の路面電車の駅は、きちんとホームがある。道路の真ん中に取り残されたような雰囲気はなく、安心できる。

 

路面電車は、自動車交通を抑制し、運輸部門での二酸化炭素排出量削減に貢献する。加えて、路面電車のある街は、人と人、人と電車、自動車、周囲の建築物の距離感が近い。路面電車のスピードにあわせて、街にもゆったりとしたリズムを感じる。

急ぐ人は路面電車に乗ろうと思わないだろう。東京のラッシュのようなギスギス感もない。

路面電車に象徴される、ゆったり感を取り戻すことこそ、一番の地球温暖化対策である。

 

 

 

 

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