サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

2009年エコプロダクツ展での出会い

2009年12月13日 | 環境と経済・ビジネス
写真:千駄ヶ谷の富士塚

今年も、東海大学の講義で、エコプロダクツ展に出かけた。地域発のエコプロダクツを探し、受講生にレポートを提出してもらう。

ふらふら歩いていると、山村再生センターの竹田さん、バイオマス産業ネットワークの岡田さん等に出会った。山武の長尾さん、NTTデータ経営研究所の新見さんは、各々家族づれだった。なつかしいところでは、三井情報開発時代の同僚の安藤君が自然体験活動推進協議会のブースにいた。

さて、私が気にとめた地域発エコプロダクツを2つ。


1つめは、新潟に本社を構える株式会社さいかい産業のペレットストーブだ。

手動着火で、24万円という価格を実現している。排気は強制で行うため、電気を必要とするが、その分、煙突を上にあげる必要がなく、背面から直接排気ができるため、設置工事が比較的容易だ。売れているという。

釜石の石村工業株式会社のクラフトマンは、ペレットと薪の兼用ストーブ。これは手動で、自動排気、18万円。ヒット商品となっている。

国内のペレットストーブもいよいよ、競いあい、本格的な普及の兆しを見せていると感じた。願わくば、10畳から20畳くらいのリビングに設置可能な、もう少し小型なものが欲しい。


2つめ。JTBとパナソニックサイクルテック社が共同で開始した電動アシスト自転車を、各地の観光協会・ホテル・旅館・レンタサイクル会社・企業向けにリースするビジネスだ。

ビジネスの発端は、箱根だという。箱根では、シーズン中の混雑がひどく、かといって、普通の自転車や徒歩では坂道の移動は困難だ。電動アシスト自転車は、箱根の着地観光の足として、ふさわしい。その普及を早めるのがリースという方法である。

JTBは、自転車リースだけでなく、利用者の保険サービス等もパッケージ化して提供する。地域全体に同時に導入してもえらば、乗り捨てもできるだけ、利用者の便に応えることができる。

山村観光においても、電動アシスト自転車が使えるかも知れないと感じた。


後は、学生さんが、どのような地域発エコプロダクツを報告してくれるか、楽しみにしたい。



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