サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

「環境コミュニティ・ビジネス」と「地域環境ビジネス」

2014年03月09日 | 環境と経済・ビジネス

「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉は、かつて経済産業省の事業用語として使われたことがある、現在、あまり耳にしない言葉かもしれない。

 

ただ、私は、「地域環境ビジネス」と「環境コミュニティ・ビジネス」の違いを強調したいこともあって、「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉を使う。

 

 例えば、エコカーの部品をつくる企業が地域にあるとき、その企業は「環境コミュニティ・ビジネス」とは言えるのだろうか。

私は、違うかもしれないと答える。

 

なぜなら、エコカーの部品は地域資源を原材料にしていないかもしれない。また、その部品でつくったエコカーを地域住民は利用することがないかもしれない。地域内のコミュニティとのかかわり、地域に貢献するCSR活動をなんらしようとしない企業かもしれない。

 

だとすると、その企業は地域に立地する環境ビジネス=「地域環境ビジネス」と言えるかもしれないが、「環境コミュニティ・ビジネス」とは言えないと思う。

 

「環境コミュニティ・ビジネス」は、地域資源の活用や社会関係資本の接続等を通じて、地域の環境、社会、経済に貢献しながら、自らのビジネスを展開する事業である。

 

For example, there are company that makes the parts of eco-car.
Can you call the company as eco-community business?

I think we can not.

Because, the raw materials of the parts of eco-cars may... not be regional resources.And the residents of the community may not be using the eco-cars made by the parts.

So we can call the company as an eco-business that is located at that region,but we cannot call the company as eco-community business.

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