サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

コミュニティ・ビジネス

2008年03月07日 | 環境と経済・ビジネス
 環境省の持続可能な地域づくりに関するワークショップがあったので、のぞいてきた。のぞいたというより、最近、受託調査の報告書作成に追われ気味なので、気分転換も必要と、無理やり抜け出して、充電してきた。

 ワークショップでは、ワーカーズ・コレクティブ、コミュニティ・ビジネス、エコミュージアムについて、関係者からの報告があり、次いで、各テーマ毎に班に分かれ、「得られるもの」と「必要なもの」について、ブレストをして、発表するという進行だった。

 私は、細内さんの話を一度聞きたかったので、コミュニティ・ビジネスの班に入った。コミュニティ・ビジネス(CB)のテーマは、福祉、まちづくりなど多岐にわたり、環境をテーマにしたCBはあまり多くない。それもあり、正直いって、なんとなくしか、CBのことを考えていなかったので、CBを考える、よい機会になった。

 今回、印象に残った細内さんのコメントは次の通り。

 ・コミュニティ・ビジネスで得られるのは、人と人の顔の見える関係である。

 ・コミュニティ・ビジネスで必要なことは、マネジメントやマーケィングである。

 ・コミュニティ・ビジネスは面である。行政も含め、関係者との連携で面
  となることが不可欠である。ビジネスは点である。

 ・コミュニティ・ビジネスでは、儲かるビジネスの柱を持つことが大事。

 ・コミュニティ・ビジネスのコミュニティとは、地縁的なものだけでない。
  インターネット上のコミュニティも、コミュニティ・ビジネスの場となる。

 ・最近、韓国からもコミュニティ・ビジネスが注目されている。
  関連本が韓国語に翻訳されている。

 CBがただのビジネス違うのは、コミュニティにこだわることである。だから、CBが、人と人の関係を重視するのは当然のこと。

 そして、CBがただのコミュニティ活動と異なるのは、ビジネスであること。ビジネスだから、マネジメントにこだわるのは当然のこと。

 特に、持続可能な地域づくりに係る地域の活動に、健全な経営的手法を持ち込むことが重要だなと、あらためて思った。
 

 ところで、エコミュージアムというテーマでは、つきあいの古い嵯峨創平さんがパネラーだった。

 奥会津でのエコミュージアムを2005年から手伝い、女性起業家の登場など、成果をあげてきているとのこと。嵯峨さんがいうように、エコミュージアムも、確かに広がり、定着を見せ、成果をあげてきている。

 私自身も、地域における事業での成果をきちんと、つくりたいと思った。  
 

 
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