サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

ストップ温暖化大作戦・関東ブロック会議

2008年03月10日 | 気候変動緩和・低炭素社会
 7日(金)は、午前中に京都府の温暖化防止センターの訪問があり、午後からストップ温暖化大作戦の関東ブロック会議があった。

 関東ブロック会議は、栃木、群馬、新潟、静岡、山梨、千葉、神奈川、東京の府県及びセンター担当者が集まった。1日中、各地域の温暖化防止センターの人たちと顔をあわせていたことになる。

 私(プレック研究所)は、ストップ温暖化大作戦の東京代表選考業務の委託先として参加した。東京は、昨年8月時点で温暖化防止センターがなかったためである。関東ブロック会議において、私だけは、正規のセンター以外の立場での参加であった。


■関東ブロック会議の内容を書こう。全国大会の報告と意見交換が議題であった。結構、活発に意見交換がなされた。主な意見は次のようなこと。

・全国大会は予想以上の盛り上がりでよかった。その成果を、各地域に持ち帰り、各地域の活動をどのように活性化させていくかが課題である。

・市町村で表彰されるところが多かったが、行政は仕事だから、NPO等と同じ土俵ではない。NPOや企業などと、部門をわける必要があるのではないか。

・今年は、活動を発掘するという目的でよかったかもしれないが、来年はどのような活動をとりあげたいのか、方針を打ち出すべきではないか(一方、代表の選定は地域で独自に判断すればよいという意見も)。


■東京事務局としての私の感想は次のとおり。

・大作戦は、代表の選出・応援を通じて、センターと市町村、活動団体との関係づくりがなされたことが大きな成果であろう。東京事務局はセンターではないので、代表を選定することが目的となったが、結果的に応募団体とのつきあいができた。ただし、選にもれた団体のフォローは十分にできていない。

・メディアの関心を高めたことも成果である。編集長が東京大会の審査員であるR25では、2度も大作戦のことをとりあげてくれた。

・活動団体への刺激、インセンティブにはなっただろう。来年度応募しようというところもある。ただ、全国大会の表彰対象をみると、スケールが大きな活動の方が注目されやすい。それをみて、都道府県大会で応募をあきらめる団体も多いと思う。全国大会の表彰方針として、小さな活動もクローズアップするような工夫が欲しい。

・東京では、地域性の評価に課題があった。地域性がない取組であっても、地域での活動としては重要である。全国大会で、地域性をアピールできる活動だけがいいわけではない。


■会議終了後、さいたま新都市の一角で、懇親会があった。静岡県センターの服部さんのの元気さなど、センターの人たちは、みなさん、やる気と元気がある。JCCAも、大変だけどがんばれと言いたい。




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