エル・カザド 第6話「恋する男」 (Aパート) 2007/5/08 01:30 テレビ東京 感想です。
ストーリー(Aパート):
とある酒場、生演奏に耳を傾ける客たち。
ところが、演奏者のうちミゲルがミスを連発する。
口だけ達者な彼は首になってしまう。
そんなおりナディと連れの賞金首エリスの情報を得たミゲル。
その頃、ナディとエリスの二人は、南へと向かうバスに揺られていた。
二人が町に到着すると、懐かしむ声でナディに近寄ってくる男がいた。
振り向きざまにナディは、有無を言わさずに顔面にパンチを見舞う。
その男、マリアッチのミゲルは、かつてナディの恋心を利用し金を騙し取った男だった。
大げさに再会を喜び、エリスにまでちょっかいを出そうとするミゲルを冷たくあしらうナディ。
ミゲルのおごりであるタコスを食べ終わるとナディは早々に立ち去ろうとする。
そんなナディにミゲルは、「ずっと時計台の前で待っている」と一方的に声をかけるのだった。
ナディは、行けばまたどうせ金を騙し取られるだけだといくつもりはないようだったが、
どうしても宿の窓から見える時計台が気になって仕方がなかった。
ミゲルはダメ男だからと自分に言い聞かせようとしていたナディ。
しかし、それでもどこかミゲルのことが気になってしまい、
いつしか彼が示した約束の場所へと足を運んでしまった。
………というお話。
レビューな感想(Aパート):
今回のエル・カザドのサブタイは「恋する男」今までと違い、
初めて男性シリーズ?になったわけですけど、微妙に合わないような気が………。
このミゲルってば、どう見てもナディに恋してるとは思えないのですけど。
どうしようもない詐欺師で、しかも恋してたのはナディの方で……。
最後は流れ弾?で命を落すというダメっぷりでした。
しかも、別の女性と町を出る予定だったとか。
さて、今日のナディとエリスは二人はバスで移動してました。
あれ、全開ゲットした行商人の車はどうしたのでしょうか。
そういえば、取り返しに来ると思われたホセもいませんでしたね。
もしかして、前回限りだったのでしょうか。
エリス「恋の炎って何度くらい?」
エリスちゃんの質問の原因。
バスの中でエリスが読んでいた分厚い本。
一種の恋愛小説なのかな?
エリス「ああ、ミゲル。一目会ったその日から私は恋に落ちてしまったの。」
エリス「僕もだよナディア。君がいない人生なんて考えられない。」
エリス「ミゲルとナディア。二人のハートに熱い恋の炎が燃え上がるだった。」
おっきな声を出して、こんな小恥ずかしい本を読めるのはエリスだけでしょうね。
選んだ理由がナディと名前が似てたからなんて、エリスらしくってかわいいです。
でも、好きに選んでいいって言われたのに、町に着いたら捨てられちゃった。
ま、偶然にも昔ナディからお金を騙し取った男の名と同じ名でしたからね。(笑)
ナディ「男と女は騙すか騙されるかの仲なの。」
こんな感じにずっと不機嫌なナディなの。
よっぽど過去の出来事がショックだったのでしょうね。
性格や素行まで変わっちゃたくらいですもん。
ただ、恋愛なんてそれこそ無縁な環境で育ったエリスちゃんには上手く伝わらなくて、
エリス「男…嫌い?」
ナディ「違う、違う。」
エリス「………」
ナディ「ちがう、ちがう」
危うく危ない方向へ誤解されるところだったナディさんでした。(爆)
でも、同性愛っていう概念を知ってたんですねぇ。
純粋無垢なハズのエリスちゃんのこの知識はどこから来るのでしょう。(笑)
ミゲル「おいナディ。ナディじゃないか。」
そして、タイミングを見計らったような絶妙なタイミングで現れる詐欺師ミゲル。
この時点でミゲルは既にナディが近づいていることも連れのエリスが賞金首であることも
酒場の賞金稼ぎたちから情報を得ていたわけですから白々しく見えてしまいます。
なんせ、過去にナディからお金を騙し取った男ですからね。
ナディに振り向きざまのグーパンチをお見舞いされました。(笑)
偶然にもさっき捨てた恋愛小説がミゲルの顔に落下。
エリス「二人のハートに熱い恋の炎が燃え上がるのだった。」
このタイミングで臆することもなく、さらっと言っちゃうエリスちゃん。
もしかして、その本を選んだのってこれを予知してたとか?
ナディ「あんたの面の皮も相変わらず分厚いようね。」
タコスを頬張りながら膨れっ面なナディ。
前回からいろんな表情のナディを見られて楽しいです。
てゆーか、なんでタコスなんかおごって貰ってるんですか!
すぐにでも縁を切るべきです。言っていることとやっていることが違ってますよ。(苦笑)
ナディってば、もしかしなくてもダメ男から離れられなくて泥沼にはまっていくタイプなのかも。
将来ダメ男に捕まらないことを願うばかりです。
それはさておき、ミゲルくんどさくさに紛れてナディの過去を暴露。
てか、この当時のナディの状況に新たな謎が生じた話でもありました。
それにしても、少し髪型が変でも
当時のナディさんって今はと違う可愛さがあるよね。
でも少しだけ別人に見えちゃった。
この頃のナディは純情な娘だったのですねぇ。
今は同一人物とは思えない変わり様です。
身に纏う雰囲気も素行も今とは違い過ぎますよ。
このナディをミゲルが変えちゃったてことか?
ミゲル「やっぱり一流のマリアッチになるには、良い楽器が必要なんだよな………
あと少しお金があれば…このままじゃクビだ。」
店での演奏の失敗を安物の楽器のためだと宣ってます。それをすっかり信じたナディは…
昔のナディ「はい、これだけあれば足りる?
だいじょうぶ。少しは蓄えがあるし、使うあてもないから。
いい演奏きかせてよ、ミゲル。」
うわぁ、よい子だけどおばかだね。お給料まるまる渡しちゃいけないよぉ。
で、この台詞からナディが焼失した村の唯一の生き残りという境遇が伺えます。
家族がいなきゃ、自分一人だけじゃ、お金の使い道なんて限られるのですから。
それに反して、白々しい言い訳をする詐欺師ミゲルは酷い。
ナディにお金を貢がせておいて、さらに別の女性に貢いでいたとは………
心底信じていた初恋?の男の嘘が純粋だった頃のナディにとって
十分すぎるほどの衝撃だったに違いありません。
やっぱりナディの男勝りな行動にいたる一端はこのミゲルにありとみました。
ミゲル「最高だよ。君の美しさがますます引き立つようだ。」
女性「でも、本当にもらっていいのミゲルぅ~」
ミゲル「昨日ちょっとした臨時収入があってね。せっかくだから、君のために使おうと思って…」
けど、その悪行をナディに目撃されて………。
昔のナディ「男なんて………」
ぶっとばされた、ミゲルがいいきみです。
こうして少女はまた少し大人になるのだった。(なんちゃって・笑)
でもナディの本質は変わってないのですよね。
現在でもときどき見受けられますから。
もっとも、それが原因で、すぐに情に絆されてしまうことが多く、
損な役回りに陥りやすい原因でもあるのですが。
ナディは本質的に良い子なのです。あ、もちろんエリスちゃんもね。
となると、ますますナディが賞金稼ぎになった理由がわかりませんね。
健気にも酒場で働いて時代があったナディ。それもごく普通の少女として。
ミゲルに騙された経緯だけでは賞金稼ぎとなったとは言い難いです。
まさか…もっとナディには酷い目にあった経緯があるということですか?
例えばどこかに売り飛ばされたとか……もしくはそれ以上の………。
ミゲル「あの時のことは本当に悪かったと思ってる。
でも、あれから俺は心を入れ替えたんだ。
いまは一端のマリアッチになったんだ。」
嘘、嘘! 君の企みなんて(視聴者には)もう知れてるんだってば。
こんな奴はほっといて、さっさそと帰るのがいちばんです。
ミゲル「あの時のお礼をさせてくれ。もちろん借りてた金も返す。」
あの時のお礼って、ナディのお金で他の女に貢がせて貰ったってことをですかぁ。最悪ですよ。
ナディ「ここのタコスでじゅうぶん。エリスぅ、いくよ~」
エリス「イエッサ!」
そうそう、それでいいのです。
ミゲル「今夜、広場の大時計の前で待っている。すっと待っているから」
しつこい………そこまでして、エリスの賞金欲しいですか。(苦笑)
で、宿に帰ってきてそうそう、疲れたからもう寝ようと言い出すナディ。
そりゃあ、あんな男の話に付き合ったのだから疲れるよね。
エリス「行かないの?」
ナディ「言ったでしょう。男なんて信用できない。とくにアイツはね。
一端のマリアッチになったぁ。嘘に決まってるって。
のこのこ出かけていったところで、言葉巧みにまた金を騙し取られるだけだし
もう、男に騙されるのはごめんよ……。」
これだけ悪口がでるってことは………
あきらかに気になっていることは確かですね…………。
エリスちゃんもそんなナディの胸中に気づいているのでは?
やっぱり、エリスが眠ったのを確認したナディは………。
ああ、時計台を見つめてるし………。
ナディ「どうせ返す気なんかないくせにぃ」
膨れっ面の恋する乙女なナディ。(笑)
エリスを一人部屋に置いて出かけちゃいました。(苦笑)
てか、そもそも手配書が出回ってるエリスを一人にしちゃダメでしょ。
あれ、ちょっと疑問が、エリスみたいな有名人の彼女がよく宿に泊まれたよね。
それを言うならエリスとセットで顔写真が出回っているナディもそうだけどさ。
エル・エー「僕のエリスを一人きりにするなんて…
でも、仕方ないよね。恋をすると周りが見えなくなるものだし。」
ナディの留守の時は僕がエリスを守るとは言ってませんが、美少年ストーカー登場!
ナディの留守中はエル・エーくんがエリスを守るってことでいいんですかね。
いっつも全然守ってるようには見えないけど。(笑)
けど、恋をすると周りが見えなくなるのはエル・エーくんも同じでした。
しかも、エリスの部屋に進入してとんでもないことを!視聴者が見てるんだって!
きゃあーーー 寝込みの………乙女の唇を奪いましたぁ~!
いくらなんでもやりすぎだよぉ~。
寝込みを襲っちゃダメでしょ。
起きてたら、なお悪いけど…。
犯罪ギリギリからついに犯罪者へ……。
ミゲル「少しはナディも賢くなったか…」
なかなか姿を見せないナディに、時計を見上げながら吐いた台詞。
やっぱり彼はねっからの詐欺師です。そこへナディが現れ………。
全然賢くないナディは、エリスが大変なことになっていることも知らず、
このままミゲルの餌食になちゃうのかなぁ~てなところでAパート終了なのです。
(Bパートを読む)
過去記事:
エル・カザド 第5話「着る女」(Aパート)
エル・カザド 第5話「着る女」(Bパート)
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おすすめリンク:
エル・カザド公式サイト
テレビ東京・あにてれ エル・カザド
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