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エル・カザド 第11話「呪う(まじなう)女」 (Bパート・1) 感想です。

2007年06月13日 | アニメ・エル・カサド

エル・カザド 第11話「呪う(まじなう)女」 (Bパート・1) 2007/06/12 01:30 テレビ東京 感想です。

ストーリー(Bパート):


自分の超能力は本物だと言い、エリスの記憶をほんの少しだけ読みとって見せたナターリア。
彼女は、超能力がなければ、普通の人間として暮らしていけたのにと話すのだった。
エリスに同じものを見いだした彼女は、エリスにずっと側にいてくれないかと誘うのだった。
その時、暴徒と化した村人達に教われるもエリスの力によって救われた。
その際に偶然にエリスの過去を読みとることに。
次の日。ナディとエリスの二人を見送った後、ホワイトハウスに電話をするナターリア。
情報と引き替えに、自分とナディとエリスの身の安全の保証を願え出るのだった。
エリスの能力で大金が舞い込むと考えたナターリアは、エリスとナディを交え、
三人で幸せに暮らす姿を想像していた。だが、そこへ現れた謎の黒ずくめの軍団。
響く銃声、燃え上がるナターリアの屋敷には倒れたナターリアの姿があった。
……というお話。

レビューな感想(Bパート・1):

ナターリアの見た夢。

 ナスターシャ「信じてください。私は本物の超能力者なんです。」
大勢の大人達「いいかげんにしろ! 本当のことをいえ!」
 ナスターシャ「だから何度も言ってるでしょ。確かに嘘をついたのは認めます。
         でも私は本当に………」


これは数年前のナターリアらしいの。

ナスターシャには確かに不思議な力があったのかもしれない。
けれど、超能力なんていう不確定なものを信じる者少ないよね。
注目を集めメディアなどに露出するようになれば尚更なの。

世間は、出来ないと言えば能力を否定するものだから。
だんだんエスカレートすると、本人が出来ない能力まで要求するようになる。
勝手に想像して、こうでなければいけないってね。

だからこそナスターシャは間違いを犯したの。
自分の能力のこと、出来ることと出来ないことをハッキリ主張すべきだったの。
誹謗中傷はあるかもしれないけど、そこは堪えなきゃいけなかった。
メディアの戦略に乗ってはいけなかった。

恐らく、ナスターシャはメディアの要求に応えるようにして、
自分にはない能力をインチキで誤魔化すようになったに違いないの。
結局は、幼い少女を食い物にした大人達の世界が彼女を不幸にしたんだ。
大人は、売れる素材は骨までむしゃぶりつくのだから。

メディアは一人の人間を祭り上げ、お金を生み出し。絶頂に登らせる。
また、一時を経て、用済みとなれば徹底的に潰し。奈落の底に落とす。

ナスターシャは汚い大人達の社会の犠牲者だったのだ。

     少年「こっちに来るな! あっち行け! 魔女!」
ナスターシャ「私…、私は魔女なんかじゃない…」

こっちは、さらに幼い頃なのでしょう。
やっぱり何らかの不思議な力があったんだね。
そして、それが原因で虐めを受けていたんだ。
子供って、相手の気持ちをなかなか知り得ないから、
なんてことない一言を放つことがあるんだよね。
でも、それがナスターシャにとって深い心の傷となった。

悪夢のような過去の自分の夢に目が覚めるナターリアさん。
痛くて、悲しい、悲しい思い出なの………。

さて、本日やっとか登場の子連れ狼さん。
ダンディーな叔父様なリカルドさん、そして………。
連れの喋れない幼女なリリオちゃんも村へ到着したの。
で、やっぱり例の物の二択迫れることに。

リカルド「ちょっとだけだぞ。 ニャー」

うわぁ、猫耳リカルドさんだぁ!
これって、笑っていいんですよね。てか、笑い転げてしまったよ。(笑)
リカルドさん、期待の眼差しで見つめるリリオちゃんには勝てないの。
似合わない~!でも、かわい~い!(笑)
ま、リリオちゃんが嬉しそうだから良かったよねリカルドさん。

無から生み出された少女・エリス。
夜も更けてきたというのに、なかなか寝付けないでいたエリスちゃん。
手にした本を食い入るように見つめてます。そのページは魔女狩り………。
そんなエリスちゃんに優しく声をかけるナディさん。

ナディ「眠れない?」
エリス「うん」
ナディ「散歩でもしてきたら?」
エリス「そうする」

以前、「降られた女」で、山小屋に避難した際、
自分が普通の人間と違うことを気にしていエリスちゃん。
自分が何者なのか?これは表情に出さずとも常にエリスちゃんの頭にあったこと。
その時のナディさんは、「何も知らない」からこそ、軽い気持ちで
「不思議な力を持っていたって人間は人間なんだから」と答えられた。
でも、その時とは違い、エリスちゃんが求める道には魔女の痕跡。

そして、これから行く先々にも人でないことを示す痕跡が見え隠れするのでしょう。
エリスちゃんが「何者か知らない」ナディさんは、肯定も否定もしてあげることもできない。
どんなにエリスちゃんを気遣っても、どうしてあげることも出来ないことへの憤り。
今のナディさんに出来ることは、彼女を本から離れさせ、気分転換させることぐらい。

散歩に出かけるエリスちゃんと、その後ろ姿を複雑な表情で見つめるナディさんが痛いの。

エリスちゃんが庭に出ると既に先客が…ナターリアさんです。
彼女がいたのは愛猫チャッピーの墓の前でしたが………。
墓石にはこんな記述が…「CHAPPY 1996 - 2008」ってえっ?
確かチャッピーって去年死んだってナターリアが言ってましたよね。
ということは、エル・カザドの世界は2009年ってことになるのかな。
これまで、この世界のお話が少々時代錯誤な感じがしてたんで、
一昔前のメキシコなんだと勝手に思い始めていたのに………。

実は、現代で、しかもちょっぴり未来な話だったんですね。(爆)

偽物の魔女・ナターリアさんと本物の魔女・エリスちゃん。
幼い頃。魔女ではないのに不思議な力が元で虐めらた記憶のあるナターリアさんは、
同じように不思議な力を持つエリスちゃんに親近感を抱いたのでしょう。

ナターリアさんは、その悲しい過去の記憶から、
「ねぇ。あんたも子供の頃、虐められた?」と訪るの。
これじゃ、エリスちゃんの気分転換にならないですね…。(苦笑)

でも、シュナイダー博士に育てられたエリスちゃんには、
虐められた記憶なんてありませんから「なんで?」と答えます。
それ以前に、虐められる理由が分からないみたい。
ある意味、エリスちゃんは幸せだったのかも。

ナターリア「あんたにだって、普通の人間にはない不思議な力があるじゃない。
       私は虐められたなぁ。魔女だなんて言われてさ。」

これは、不思議な力を持つ魔女が人に忌み嫌われているのだと示しているの。

エリス「インチキなのに?」

魔女が忌み嫌われる存在だと理解したエリスちゃん。
でも、魔女ではないナターリアがどうして虐められたのか理解できないエリスちゃん。

そこでナターリアは己の不思議な力をエリスちゃんに示しました。

ナターリア「ナディは歌わないの?」

その力は、人の記憶を読みとる力。示したのはエリスちゃんの思い出。

ナターリア「この力だけは本当なの。」

驚くエリスちゃん。ナターリアさんの嘘で塗り固めた生き方の中で、唯一の本当のことだったの。

それにしても、またもタコスソングが出てくるとは…よっぽど好きなんだね。
でも、ちゃんと会話にナディさんが出てくるあたりがエリスちゃんらしいの。

その頃の村人達の集会………。
ナターリアの正体を知った若者が、村人達を集めナターリアの屋敷を襲撃しようとしていました。
てか、ちょっとやりすぎじゃん!これじゃどこかの過激派グループと変わらないの…。(苦笑)

 リカルド「コイツは…」
エル・エー「あの時の…」

髑髏な被り物だらけの集会場にリカルドさんとエル・エーくんの姿があったよ。
でもって出会ってしまいました。戦闘になるのか?って、一瞬ヒヤッとしちゃったよ。
だって、リリオちゃんがいるんだから…リカルドさんにとって不利でしょ。
でも…逆にリリオちゃんのおかげで有耶無耶になったの。
被り物のおかげもあってかエル・エーくん、今のリカルドさんを別人と認識。
エル・エーくんは戦闘モードのリカルドさんしか知らないもんね。
リリオちゃんの前じゃ、ふにゃふにゃのリカルドでよかったよぉ。

まだ、過激派が襲ってくるとは知らないその頃のナターリアたち。(苦笑)

ナターリア「あんたは幸せ?あたしはいいこと無かったな………」

お金に不自由しなかったというナターリアさん。でも、彼女は不幸だったと言います。

話を聞いていると確かにそうかも。
両親はナターリアを見せ物にすることで手に入るお金にしか興味がなくって、
お金のことで喧嘩が絶えず、不正が発覚して娘がバッシングにあったときなんかも、
ナターリアよりもお金を手にして出ていったんだって。
世界中が敵にまわったとしても両親だけは味方なってあげなきゃいけないのに。
傷ついた娘の心を支えてあげなきゃいけないのに…………。(泣)

ナターリア「超能力なんてなければ、普通に学校に行って、友達と馬鹿やって、
       彼氏つくって結婚して、そういうちゃんとした生き方してたと思うんだよね。」

ナターリアさんの望み。それはごくごく普通の女の子として生き方でした。
でも、不思議な力があったばかりに、いまはたった一人で偽りの生活を続けてる。
すっごく悲しい娘なの。でも、これって、エリスちゃんにも当てはまるの…。

でも、エリスちゃんは幸せだったのかも。
幼い頃は優しいシュナイダー博士が側にいたし、
追われる身になった今はナディさんが側にいてくれる。
ただ一つ違うのは、ナターリアさんは不思議な力があっても普通の人間であることには変わらないの。
でも、エリスちゃんは魔女の遺伝子で無から生む出された人工生命…。
背負っている物が違うんだよね。

エリス「おいしいよ。」

そんな暗い話題を吹き飛ばしたのはエリスちゃんでした…
猫の餌だって言ってるのに、味見だって食べちゃうし…。(笑)
さすがにダメでしょ拾い食いは…。(そういう問題か?)

ナターリア「私の友達になってよ。」

エリスちゃんを変な子って認識。それでいて笑みを浮かべるナターリアさん。
すっかり、仲間意識を持ったみたい。というか、きっと今まで寂しかったんだろうね。
自分と同じような境遇かもしれないエリスちゃんのことを気に入ったんだ。
おそらくは、彼女にとって最初で最後の偽らなくていい相手だったんじゃないのかな。
そのエリスちゃんもナターリアさんを変な女の人って認識してたんだっけ。(笑)

で、そのエリスちゃんは戸惑いの様子だよ。
それは南へ行くという目的があるからで…。

エリスちゃんを繋ぎ止めようと必死な孤独だったナターリアさん。
毎日美味しい物をご馳走してあげるから。洋服とかバックとかジュエリーとか、
好きな物はなんでも買ってあげるから、お金も不自由させないからって誘ってきたの。

ナターリア「お金さえあれば、なんだって手に入るんだから。だから、だからずっと私の側にいて。」

ナターリアさんの気持ちはわかるけど、なにか根本的に間違ってる気がするよ。
自分で、お金があっても不幸だったって言ってたのに、これじゃ矛盾すると思うの。

彼女は、これまで誰にも愛されたことがなかったのかもしないね。
だから、この方法しか誰かを繋ぎ止める方法を知らないのでしょう。
友達が家族が欲しかっただけなのに、悲しい悲しい娘なの。

その時。何かが割れる音が……。
どうやら、暴徒と化した村人達がランプを投げて屋敷に火をつけようとしてるの。
投げられたランプのうちの一つが二階のテラスへ届こうとしてたけれど、
こっちは事態に気づいたナディがテラスに出て撃ち落としたの。
ちょっとやり過ぎだよこの村人達………。
慌ててエリスちゃんたちの所へ向かうナディさん。
でもなんか、この屋敷って無意味に広そうな気が………。

あれれ?なぜかこれ以上この記事に書き込みが出来なくなっちゃたの。
仕方がないので、新しい記事に分割するです。(苦笑)

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過去記事:
 エル・カザド 第10話「天使と暮らす男」 (Aパート)
 エル・カザド 第10話「天使と暮らす男」 (Bパート)
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2 コメント

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夜にうごめく輩 (はつゆき)
2007-06-19 23:45:20
あれは、一体何なんでしょうか?人工生命体?吸血鬼?夜禍人?
Re:夜にうごめく輩 (しおんりんく。)
2007-06-20 18:10:18
>あれは、一体何なんでしょうか?人工生命体?吸血鬼?夜禍人?

謎の組織は魔女の集まりみたいなので、そのたぐいなのかもしれませんね。もしかすると、人工生命体っていう可能性が強いかも。

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