今年のサンクスギビング休暇はオハイオのお隣の州、ペンシルベニア州にあるフィラデルフィアへ行ってきました。
今年の春に行った
ピッツバーグもペンシルベニア州ですが、この州は横に長くフィラデルフィアは一番東側のニューヨーク寄りにあります。
なので、片道8~9時間のドライブでした。
フィラデルフィア(Philadelphia)はペンシルベニア州最大の都市で全米第5位、北米有数の世界都市です。
”インディペンデンス国立歴史公園”はアメリカ内で最も歴史的な場所です。
そこには最も重要な自由の象徴である”自由の鐘(Liberty Bell)”と”独立記念館(Independence Hall)”があります。
これが”アメリカ独立宣言”が行われた建物・独立記念館(Independence Hall)。
1749年にペンシルベニア州の議事堂として建設されました。
のち、1776年7月4日にイギリス植民地下にあった13州の代表者がこの建物の広間に集りアメリカ独立宣言が署名され、
数年後にはアメリカ合衆国憲法が制定された場所でもあります。
ホール前には初代大統領ジョージ・ワシントンの像が建っています。
こちらが自由の鐘
「自由の鐘」は
ニューヨークの自由の女神と並んでアメリカの自由のシンボルです。
この鐘は、州議会の公式の鐘・議会の召集・選挙の投票の呼び掛け・市民の冠婚葬祭の知らせになどに鳴らされていました。
1776年7月8日、アメリカの独立宣言が初めて市民に知らされた際にもこの鐘が打ち鳴らされたそうです。
そして「自由の鐘(Liberty bell)」と呼ばれるようになったのはずっと先の1830年代で、
奴隷制度廃止論者達が、この鐘を奴隷解放のシンボルとして「自由の鐘」と呼び始めてからだとか。
・・・いつしか鐘には亀裂が入り1846年2月12日、ジョージ・ワシントンの誕生日を記念して鳴らされたのが最後の鐘の音になったそうです・・
鐘に入った「ひび割れ」こそが、自由と独立を戦いとった歴史を物語っています。
アメリカ各州で等身大のレプリカが取り付けられている程人気のこの鐘は、
日本でもフィラデルフィア市の友好都市である神戸市に等身大のレプリカが設置されているそうです。。。
アメリカの歴史の次は”食”について。
フィラデルフィアの名物料理はこのチーズステーキです
チーズステーキ (cheesesteak)とは、炒めた薄切り肉と溶けたチーズを長いロールパンに詰めたサンドイッチの事です。
人気のある地方的なファーストフードのひとつで、ここフィラデルフィアが発祥の地だそう。
いつも厚い肉ばかり見ていますが、久しぶりの薄切り肉は日本の牛丼を思わせとても美味しかったです。
他にもフィラデルフィアには”ソフトプレッツェル”が有名です。
2年前に日本にも上陸した、世界中で有名な
アンティ・アンズ(Auntie Anne's)もペンシルベニア州で産まれですが、
私達が食べて来たソフトプレッツェルはここフィラデルフィアの名物で、ペンシルべニアに多く居住する
アーミッシュ(教義上電気を使わない生活をしている部族)が作っているものだそうです。
一般のソフトプレッツェルよりも柔らかくモッチリしていて、美味しかったです。
食の細い栞もスゴイ勢いで食べていました。
私の中では”フィラデルフィア”と言ったら日本でも売られているクリームチーズのイメージでしたが・・・
実はフィラデルフィアとは関係ないようで、その語源は、ニューヨークのチーズ卸業者が「フィラデルフィア」と書かれたアルミ箔に包んでクリームチーズの販売を始めただけだとか・・・。