岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

著書:新宿クレッシェンド
とりあえず過去執筆した作品、未完成も含めてここへ残しておく

新宿の部屋 07

2023年03月14日 13時55分40秒 | 新宿の部屋

 

 

2006年8月13日の出来事
その時、ちゃっちーや望、マダムに送ったメール内容

Date: Mon, 14 Aug 2006 21:36:19

 今は落ち着きました。
 数日前は、「父の背中」を書いていて、自分自身がどんどん嫌になったんです。
 巻き込んで迷惑を掛けてしまったので、何故、ああなったのか、書きます。長くなるので、読まなくてもいいですからね。 

恥ずかしい事、書きます。

 昨日は自分のするべき事、死に場所を見つけたって思ったんです。

 俺の心の根底にあるのは、憎悪です。 

 何とか現状を打破したい。そう思ってやってきました。

 度重なる異様な出来事の数々…。
 最近の俺は、限界というか、混乱していました。 
 最初は俺が世に出る為の試練だと受け取っていましたが、何故、こんな事まで俺に降りかかるのだって、憎しみを覚えました。

 ブログを更新すると、女には、いつも非難の声が…
 俺の小説は、中途半端だと常に責められました。 
 好き勝手にやってきた親父に関しても、俺が意地を張っているだけとも言われました。 

 俺は、ブログに依存していると責められました。他の人のブログの書き込みまで見られ、俺のあのコメントはどうかとか、年中、言われていました。

 昨夜のブログ…
 あの記事を書いている時、破滅へ向かっていこうと思ってました。

 最初に今の腐った会社。一度、社会問題になっているのに、全然懲りず、非道なやり方で金金金と言っている腐った体勢…。
 俺が崩して、社会問題にしようと決意しました。
 汗水垂らして働いて、日本を支えてきた人たちをおまえらが軽く見て、馬鹿にするなと、常に怒りと背中合わせでした。 
 
 次に、家の事業で一番の元凶になっている親父…。
 本当に殺そうと思いました。
 もちろん「父の背中」を完成させてからです。
 自分の中の呪われた血を消したかったんだって、分かりました。
 両親のあの血が流れていると思うと、鳥肌が立ちます。
 だから俺は急にレスラーを目指して、自分の中の血をすべて吐き出したかったんだなっていうのに気付きました。
 
 そのあと、角川のビルの屋上から、垂れ幕をかけ、飛び降りながら「岩上智一郎バンザイ…」それで、俺の人生、終わりでいいやって思いました。

 俺の作品は、この世に問題定義として残るだろうし、少しはマシな社会に変わってくれるかなって …

 でも、色々な人間に止められてしまいました。
 おまえが死ぬのだけは、駄目だって…

 久しぶりに泣いてしまいました。

 まだ、やんなきゃいけない事、いっぱいあるし、だから生きます。

 一度、俺の体に流れる呪われた血を捨てたかったんです。

 昭和の僕に出てくる母親…。あれを四倍ぐらい酷くさせたのが、俺の母親です。前に言ったと思いますが、俺が小二の時に黙って出て行きました。
 親父は俺の高校の学費も出してくれなく、おじいちゃんが出してくれました。
 その分を地元町内のみんなに、酒を振舞い、街の顔というか、人気者になっています。 

 高校三年の時に、家には三人の人妻が押しかけてきました。
 自分のした事なのに、親父は逃げました。俺が捕まり、話し合いをしました。

 俺が親父とお袋を18歳の時、独断で離婚させました。
 みんな、口でおまえのお母さんは、家の財産目当てで離婚しないんだって、口ばかりしか言わないからです。それに何で俺たち三兄弟に言うんだって、いつも思っていたからです。
 帰ってきた親父は俺に、「おまえはそんなに母親が恋しいのか?これからは岩上の姓を捨てて加藤と名乗れ。」…と、言われました。俺は今まで親父を殴った事はありません。一度もです。でも、この時はベアハッグで、あばら骨をへし折りました。

 20歳になって、サラリーマンをしていたのに、急にレスラーになろうと思いました。自分でもよく理由は分かりません。会社を辞め、65kgしかなかった俺が、みんなに宣言しました。
 当然、みんなに馬鹿にされました。親父は俺の事を馬鹿にしながら、酒のつまみに大笑いしていました。俺がレスラーになるって、親父や周りにとっては、笑い話なのか…。
 一年、二年と時が過ぎ、誰も俺を笑う者はいなくなりました。
 その後、ヤクザ15人と喧嘩して、警察に捕まり、俺の入門は取り消されました。
 鶴田師匠が、来年、体をもっと大きく、体重もあげて、また来いと言ってくれました。 

 生まれて初めて、人間の背中を見て、俺はこの人を目標にするって決めました。
 それから次の年、テストが受かったものの、俺はしばらくして左肘を壊して、レスラーになるのを断念しました。

 六年前、総合の試合に出る前日。よく俺のブログに出てくる加藤が、勝手に家に上がり、俺の部屋に来ました。俺は早めに明日の試合に備え、寝ようとしてる頃でした。「あなたのお父さんがね、あなたと同じ年の看護婦と結婚するって、私と別れて…。それでこれから家に連れてくるって…」
 明日、誓約書も書き、命が亡くなっても文句は言わないという書類へサインしての出陣だというのに、この女は何なのだろう…。「俺には関係ない。うせろ。」と言いました。
 その後、親父は本当にその看護婦を連れて家に来ました。俺の部屋の壁一枚挟んだ向こうは、修羅場でした。
 加藤が勝ち、親父は逃げられなくなりました。

 そのあと、加藤は俺に言ってきました。
「ねえ、私、お父さんと結婚しちゃ駄目かな?」
「構わないですよ。ただし、二つだけ条件があります。まず、親父と籍を入れるのはいいけど、家に入ってこないで下さい。親父を連れて、外で暮して下さい。うち、男だらけだけど、それでうまくいってるんです。それと、俺ら三兄弟の母親になろうと、思わないで下さい。その二つを守ってくれれば、俺は賛成しますし、バックアップします。」
「そうよね、トモちゃんの言う通りだわ。分かったわ。」

 俺が家の事業にタッチしないでいると、気付けば五年前に、加藤と親父は結婚していました。
 そして家にいつの間にか、通い妻状態で、どんどん侵略していきました。
 今では社長夫人を気取って、我が物顔です。
 戸籍上とはいえ、こんな女が俺の母親…。以前来た、三人の人妻の内、その一人の中にも加藤は入っています。

 今、支店もいっぱいあったうちの事業は、親父が代表取締役になった途端、今までいた長い従業員は辞め、一番下の弟も辞め、支店は独立するという騒ぎになりました。
 それでも親父は何も変わらず、加藤の娘家族を家にあげ、そのメンツで写真を撮り、今年の年賀状にして送ったりしてました。加藤の娘の旦那まで家の仕事にに入れ、近所に新しい息子が出来たと紹介しています。

 地元のパーティーで俺が娘らを連れて行くと、親父は他の人間は盛り上げて楽しんでいましたが、俺らには無視を決め込んでいました。
 次の日、「あの野郎。娘だか何だかしらねえが、おかげでいい赤っ恥を掻いた。」色々な人間に言っていました。
 俺は怒りました。

 女は、俺から挨拶しないのがいけない。そんなものは俺の意地だと言われ、ブログを更新するたび、他の人のブログにコメントを書くたび、責められました。
 俺と親父のイザコザに、私の娘を関わらせないでとも言われました。
 俺、頑張って裏の世界から、表の世界にきてやってたつもりでも、女にとっては、所詮、他人だったんです。
 中途半端な小説しか書けないとも言われました。
 自分でやっている事、俺はそんなに悪い事なのかなって、散々悩みました。

 本当に親父を殺そうと思いました。
 そしたら、俺も生きていられないからって考えました。
 でも、小説は世に残したい…。
 そう思うと、楽になりました。 

 でも、みんなに止められました。 
 俺、生きます。
 生きて、頑張ります。
 もし、小説が世に出たら、一緒にお祝いしてくれますか? 


From: 新宿トモ
Sent: Tuesday, July 18, 2006 4:49 AM
To: nozomisaito 


 不思議な体験を簡単に書いておきます。

 群馬の先生の紹介で、他の先生と会う事になりました。
 駅まで迎えに行き、先生を見た瞬間、すぐにこの先生だと感じました。見かけは普通の疲れたおじさん。でも、普通じゃないなっていうオーラを感じました。
 俺と会った瞬間、その先生は言いました。
「あなた、すごいパワー持った人ですね~。」

 俺は何の情報も言っていません。でも、ジッと俺を見て、静かに話し出しました。
「あなた、本当に色々とやってきたんですね~…。色々、やり過ぎですよ。ほんと、よくご無事でと、今まで生きていられたなってぐらいですって…。う~ん、裏社会っていうのかな、随分と染まっていたようですね。それ以外にも、たくさん色々な事をしてきましたね。もちろん悪い事も、あと、非常に乱れていた時期もありますね。でも、今はいいじゃないですか。過去の経験をすべて跳ね返そうとしている。ただ、あなたには、光が足りません。もっと力があるのに、それがかなりくすぶっています。文章をもっともっと書いて下さい。書いて、自分自身を浄化して下さい。非常に優しい人だ。そしてユーモアもある。背後に大きな存在もありますね。ああ、なるほど…。とにかく日本を変えるなんて、でかい事を言わないでいいです。今、自分が出来る事を今までのようにやって下さい。それでいいです。どんどん書いて、自分をそれで浄化して下さい。」

 自分は、しばらくブログを更新しません。小説を魂込めて、ただ書きます。
 尚、この件はブログ上でのコメント、控えてください。すみません。

 

 

 

 


2006/08/14
ごめんなさい


 俺、死に場所を求めてました。
 でも、何もならないって教わりました。理解しました。
 生きます。
 ブログも閉鎖しません。
 迷惑をお掛けして、本当にすみませんでした…
 
 生きよう
 
 どんなに辛い事があっても、悲しい事があっても、俺に与えられた試練だと思って、受けよう…。
 
 でも、受け切れない時は、たまには逃げよう。
 
 自暴自棄になって、命を懸ける。
 
 色々な人間に、それは何にもならないと怒られた。
 
 俺は、呪われた血を吐き出したかった。
 
 それは今でも変わりはない。
 
 今回の俺にとっての出来事は、生きていれば、また肥やしになるだろう。
 
 色々な人間に甘えていたんじゃないかと思う。
 
 でも、現実から目を背けず、逃げちゃいけない。
 
 だって苦しんで生きていくのが、人間なのだから…。
 
 みんなに今回は色々甘えてしまった。
 
 誰かに止めてもらいたかったのかもしれない。
 
 俺の行きつく先は、愛だと言われた。
 
 俺には分からない。
 
 単純だし、馬鹿だから…。
 
 だから、難しい事は考えず、芽が出るまで、頑張って働こう。
 
 そして、小説が本当に世に出てから、色々と考えよう。
 
 一辺に色々と抱え込む事はない。
 
 一つ一つゆっくり整理して、ごちゃ混ぜにしないで、頑張ろう。
 
 俺が暴走すると、ロクな事にならない。
 
 俺は、いい人間たちに出会えている。
 
 本当にいい人間たちに支えられている。
 
 人間、死ぬ時は一人。でも、それまでどのように生きたか、俺はその部分をこだわろう。
 
 無理して自分を追い詰めない程度に、肩の力を抜いて、リラックスして、嫌な事でも立ち向かおう。
 
 まずは、現実、ある程度の余裕を見て、まわりを気遣い、仲良くやっていけたらいいなあ…。
 
 岩上智一郎

 

 


2006/08/16
感謝感謝、謝謝

この場を借りて、お礼を言わせて下さい!
 
・そらいろのたねさん
・ちゃちさん
・山口 ちえみさん
・tryさん
・気まぐれマダムさん
・らんさん
・Nozomi☆sさん
・くー、さん
・あすなろ先生
・???(ツトム兄さん)さん
・たかさん
・(????) 海さん
・Soleilさん
・☆うめ☆★☆さん
・??(ボラ)さん
・美都さん
・牧師兄さん
・miffyさん
・自分流さん
・ぴよさん
・カイコさん
・マッキルヘニーさん 
本当にいつもありがとうございます!


強者
 
 我、未熟なり
 
 我を産みし、憎き親…
 
 いくらその血が流れていても、我、我なり
 
 自己を惑わす者、四苦八苦に追い込まれようと、我、生きるべき
 
 喜怒哀楽、哀、強くなりいても、我に与えられた試練なり
 
 憎しみは、憎しみしか生まない
 
 報復は己に返ってくる
 
 ならば、自分を磨こう
 
 試練与えた者へ、我、感謝の心持つ
 
 苦しければ泣き、泣きはらそう
 
 試練と思って、すべて受け入れよう、己の運命として
 
 苦しければ、休もう
 
 また、立ち上がればいい
 
 人との約束、口に出すは絶対に果たせねばならぬ
 
 頑張り、疲れたら、休もう
 
 傷が癒えたら、また、前に進もう
 
 我、まだ未熟ゆえ、試練の時
 
 日々、修行と思い、明日も頑張ろう
 
 限界なら、まわりを見よう
 
 たくさんの仲間がいる
 
 暖かい心に囲まれている
 
 ほら、傷が癒えた
 
 疲れもとれた
 
 また、これで頑張れる
 
 未熟な我、進歩したら背中で伝えよう
 
 いつでも感謝の心を持とう
 
 我、惑わす者も、また未熟なり
 
 心、分からずして当然なり
 
 我、受けて背中で見せよう
 
 憎き親ありて、今の我あり
 
 我、感謝する
 
 成功すべき者、多数の試練、挫折あり
 
 家族養いつつ、大成すべし
 
 幾多の試練よ、望むとこだ
 
 世の中、公平な事ばかりではない
 
 しかし、家族の為
 
 小説の為
 
 みんなの為に、甘んじて受けよう
 
 我、未熟なれど、明日見て、強者となろう
 
 敵は我自身にあり
 
 我こそは、岩上智一郎なり
 
 
 みなさん、ありがとうございました
 
 俺、まだまだ頑張ります!
 

 


2006/08/18
定時
 
 うちの会社の定時は、8:30~17:30…。
 なのに、毎週水曜日と金曜日は、8:00に出社しないといけない。
 タイムカード代わりに、自分の机の上に置いてある専用のパソコンにログインして、パスワードとIDを登録して初めてパソコン内のタイムカードに報告出来る。
 
 一度、寝過ごしてタクシーに飛び乗り、8:29に社内にギリギリ入った。
 でも、パソコンを立ち上げている間に、8:31になっていたので、事務の子に何とかしてってお願いしたら…
「岩上さん、いつも30分前には来てるしいいですよ。」と、8:00に手直ししてくれた。
 
 7月末に別の事務員が来て、「判子を押して下さい。」と言うので、書類を見ると、この間の遅刻というか、1分過ぎただけのところが遅刻扱いで8:40になっていた…
 こいつ、本当に融通の利かない奴だなと思いながら判子を素直に押した。
 
 うちの会社、東証一部上場とか抜かしているくせに、残業代も早出代も、休日出勤の手当ても、退職金も何もありません。
 それでいて、残業するのが当たり前になってます。
 
 会社がそのスタンスなら、俺は定時に帰ろう…。
 真面目にやっても、残業しても、お疲れさま一つない社内。
 出勤して、「おはようございます。」と言っても、誰一人、挨拶の出来ない連中…。
 じゃあ、俺の自分流儀で行くかって思い、自分らしいスタンスで居続けています(笑)
 
 今日も、5:30の定時終了ベルが鳴ったのを確認すると、パソコンのタイムカードを5:31で押し、とっとと帰ってきました(^^)
 
 さ~て、思う存分、小説を書きますか!
 

 


2006/08/19
心技体
 
「父の背中」…、現在、原稿用紙で134枚まで執筆中。

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 心・技・体…
 言葉通りに例えたら、心をまず先に、最優先させなければいけないのだろうか。
 
 振り返ると、俺はまったく逆だった。
 まず体を必死に時間掛けて作り上げた。
 何をされてもぶっ壊れない体を作る事だけで精一杯だった。
 
 次に技を学びながら、自分でも常に人間の体を壊す方法などだけを考えて生きた。
 最終的に辿りついた自分なりの理論は、打突だった。
 
 そして最後に、心が…。いや、心の部分、まだまだ全然不完全過ぎる(笑)
 
 以前は、最後に勝手に備わるものだって思っていたけど…
 う~ん、人生って難しいものですね。
 

 


2006年8月21日(月) 23:20
 本当は「父の背中」の執筆が乗ってきて、ようやくエンジンがかかってきたので、完成するまでブログの更新はやめて、みんなをビックリさせよう…。そう思ってました。
 現在、166枚まで進んでいます。
 ※ またブログ再開次第、コメントをみなさまにちゃんと返しますので、何とぞ現状の御了承下さいませ。
 実は今日、嬉しい事が三つありましたので、緊急に記事を書きました。るん
 
・ 役員会議でも揉めていた支店の土地問題。無事登記を済ませ、法的に解決できました。
 これで、加藤も何も言えないでしょう(笑)。登記料38万円…、おい、国、取り過ぎだろう?
 
・ 「ピアノが弾けたら」に出てくる「くっきぃず」の生徒である4歳のゴマシオ君が、俺におみやげを家まで持ってきてくれたんです。なんて素晴らしく嬉しい事でしょうか…。「●●君、お兄ちゃんさー。●●君の好物のカレー、おいしいの近い内、作ってあげるからね!」早くゴマシオランドも作りたいなあ…
 
・ 「昭和の僕と平成の俺 ママの章」に登場するピアノの先生…。俺が小学六年生以来、何も連絡を取り合ってなかったのに、その先生が家を訪ねてくれ、今の名刺を俺に届けてくれたんです。なんと22年ぶりの接触です。感慨深いなあ…。
 幼き頃の記憶が、一気に蘇ってきました…。俺ってほんと、いい人たちに支えられてきたんですね。今もですけど(^^)
 30歳を過ぎてから始めたピアノ…。本当は、昔、ただ遊びに行っていただけの事が、ずっと胸の奥底に引っ掛かっていて、先生に悪かったなあっていうのがどこかにあったんじゃないかって思うんです。
 今度、そのピアノの先生と、飲む約束をしちゃいました(^^)
 もちろん、俺のいきつけのジャズバーがいいなあ~…。
 
 楽しかった事は以上、上記三点です。ちゃおっ(^O^)

 

 

2006/08/26
久しぶりの宴

 幼少時代のピアノの先生と、行きつけのジャズバーにて、酒を飲んできました(^^)
 
 行く前に、ゴマシオ君と、そのお姉さんと、そのお母さんが、わざわざ連絡をくれました。ピアノの先生からの着信があり、どうしたんだろと思って出たら、いきなりゴマシオ君からの電話でした(^^)
 嬉しくて感激です。
「お兄ちゃん、僕、●●…。カレー、ありがとう。今、ピアノの先生のとこ。●●さんち…。」
 これは俺に、来てくれとメッセージを送っているのだな…。
 俺は急いで身支度を整え、駆け足で向かった。
 電話では、ちゃんと話していたが、ゴマシオ君とお姉ちゃんは、緊張しているのか、黙ったまま、ニッコリ微笑んでいた。
 可愛いなあ~(^^)
 
 先生も、俺の行きつけのジャズバーを気に入ってくれたようで嬉しかったです。
 マスターが生地からソースから手作りのピザと、生パスタを食べました。とてもおいしかったです。
 二件目に、先生の行きつけの小料理屋へ行きました。そこのおかみさんが、俺を知っていたのにはビックリです(笑)
 世間って狭いものですね(^^)。
 今日は、新たな人との繋がりというものを感じた一日でした。
 
 また、明日から俺は元気よく頑張れます!
 そして、みなさまの暖かいコメントの数々…。いつも元気をありがとうございます。

 

 

 


2006/09/02
鶴の一声&上司の権限

 鶴の一声という言葉がある。
 今日は悪い例で、書いてみたい。
 会社の支社は、埼玉に六店舗ある。
 俺が入社してから、新しく入った人間はいないが、三人が辞めていき、一人が辞令で他店舗へ移った。しかも、その期間、たった二日間である。旅行じゃないんだから、少なくても三ヶ月前とかから言えばいいのに、いきなり辞令は降りる。言われた人間は本当に可愛そうだと感じる。
 そんな感じで、どこの店舗も人が足りていない。
 今日の毎朝恒例の会議も、いきなり社長がもの凄いことを言い出した。
「埼玉は無駄な店舗が多過ぎる。よって、さいたま新都心、川越、川口の三店舗だけ残し、あとの店舗の人間は、それぞれに振り分ける。これから忙しくなるぞ。今日が1日だから、4日からは移動を済ませて、すぐに働ける体制をとれるように…。」
 正に、鶴の一声である…。
 冷静に考えよう…。会社は土日祭日は、休み…。1日は金曜日…。2(土)、3(日)は休みなのに、4日から、うちの店舗に数名の人間が移動してくる?
 当然、休日出勤などしても、それは勝手におまえらが意欲的に出ているだけだと、会社は受け取るので、休日出勤手当てなど出やしない。上記のやり方が、意欲的なのだろうか?
 家族とかいる人は、どうするんだろうか…。そんな簡単に人間をいじっていいものだろうか。
 
 気に食わねえな…。さてと…

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上司の権限…
 確かに上司に命令されれば、ある程度の事はちゃんと動くようにはしている。
 しかし、残業代も出ないのに、無駄な時間を使ってやるほど、俺はお人好しではない。
 なので、いつも上司のやり方には、忠告を入れていた。
「いきなり夕方近くになって、どこへ行って欲しいとかじゃなく、もっと前日から翌日の事を決め、有効に時間を使いましょうよ。」
「うん、そうだね…。」
「あらかじめやる事さえ決まっていれば、俺がやっちゃいますから。資料のほう、整理しといて下さい。」
 次の日…
「今日はどうします?」
「う、うん…。ちょっと待って…。」
 そう言いながら時間だけが、悪戯に過ぎ去っていく。もちろん、その間、俺は自分の仕事をこなしている。
 時刻がPM3:00を告げる。
「あのさ~、今日これから秩父に行って欲しいんだけど…」
「秩父ですか?住所は?」
 俺は手渡されたリストを見て、驚いた…。秩父市ではなく、旧住所で、秩父郡両神村(りょうがみむら)…。群馬県に限りなく近い場所だったのだ。普通に考えて、行くだけで三時間は掛かってしまう…。
「全然、秩父じゃないじゃないですか?遠過ぎますよ。」
「頼むよ~。」
 まったく明日から休みだというのに…。上司の仕事の尻拭いで、俺が何故…。
 しかし、仕方なしに引き受ける事にした。
 地図で調べ、行く場所の位置や道順などを確認して頭の中に叩き込む。
 準備をして行こうとすると、呼び止められた。
「あ、せっかく行くんだから、あと、この場所もいいかな?」
「どこすか?」
 資料を見て、愕然とした。
「長瀞(ながとろ)なんだけど、同じ秩父でしょ?」
 俺はゆっくり深呼吸をした。
「あのね~、●●さん…。地図の位置をしっかり見てから、物事を言って下さいよ。秩父と言っても、端と端じゃないですか?何個、山を越えていかねばいけないと思っているんですか。俺は、残業をするつもりないって、いつも言っているのに、それでも今日は行くって言っているんですよ?距離にして、何百キロあると思ってるんですか?自分で一度行ってみれば分かりますよ。とんでもない事を言っているのが…。」
 プリプリ怒りながら、俺は会社を出ようとした。
「あ、新宿トモ君(実際の呼び方は違いますw)。ちょっとこれもお願いしてもいい?」
 支部長まで、何かを言ってくる。資料を見ると、両神村に行く手前の場所だったので、引き受けた。
 最初に、支部長の二件の仕事を順調にこなすと、俺はメーターの半分まで減っていたガソリンを満タンに入れ、秩父の両神村に向かった。
 果てしなく続くクネクネの一本道…。そういえば、昨日は早めに寝て、夜中の一時には目覚め、それから起きっ放しだった…。目がしょぼしょぼしてくる。こりゃ、気を抜けないなぁ…。
 道路の真ん中には、追い越し防止の為、鉄の棒が何本も続いている。
 目の前には、トロイ車…。
 結局、両神村に到着したのは、PM7:30を回っていた。
 定時は、PM5:30なのになぁ…。「父の背中」の執筆が、これでまた遅れる…。クソッたれ…。
 
 少し広めで一斜線の県道があるだけで、辺り一面は真っ暗だった。県道を抜け、細い道へ入ると、恐ろしいほどの雑草が生い茂り、俺の視界の邪魔をする。秘境にでも迷い込んだような心境になった。
 車のライトに、色々な虫が集まってくる。大きな蛾が、フロントガラスにぶつかってきた。
 これで蛙まで飛び出してきたら、俺は気絶をするだろうな…。そう思い始めると、泣きそうになった。
 結局、会社に帰ってきた時間は、PM11:00ちょうどだった。
 四つんばいで追いかけてくる幽霊が出ると、有名な正丸峠の長い2キロのトンネルも往復で二回通った。
 朝AM8:00~PM11:00まで働き、残業時間は本来、5時間…。それをこんなクソみたいなサービス残業で…。
 上司は、お疲れ様も何も言わなかった。頭に来ていた俺は、書類を放り投げ、自分のパソコン内のタイムカードを押すと、「帰りますから…」と、勝手に帰った。
 安請け合いするのは、もうやめよう…。俺の貴重な時間が、無駄になるだけである。
 今日は、いい教訓になった。
 上司の俺に対するただの依存…。
 前に酒を飲んだ時も、酔っていたので、俺が金をすべて払った。
 この間、昼休みに弁当を一緒に買ってきてくれないと頼まれた時の金も、もらっていない…。
 考えてみたら、俺は何度も奢っているが、上司からはジュース一本奢ってもらった事がない。
 お人好しも、大概にしよう…。
 失敗したなあと後悔したのが、俺も牧師兄さんのように、せっかくだから山の景色でも撮ってくれば良かったなと…。今日は、たまたまデジカメを持っていたのになあ…。怒りですっかり忘れていた(笑)
 帰り道に寄った秩父市の299号線沿いのラーメン屋…。
 醤油ラーメンを300円におまけしてくれたので、茄子味噌定食も注文した。
 ラーメン、茄子味噌、ご飯、おしんこ…。
「おばさん、味噌汁は?」
「ラーメンの汁があるでしょ。」
「は、はい…。」
 このおばさん、なかなかの強者である…。恐るべし…。しかし、携帯の充電も快く電源を貸してくれたし、俺は嬉しかった。
 会計900円だったが、「俺からのささやかな気持ちっす。」と、お釣りの100円は、おばさんにそのまま渡しておく事にした。
 さて、自分の為に小説「父の背中」を書きますか(^^)!
 
…と、張り切っていましたが、寝てしまい、今までずっと寝続けました…。
18時間ぐらい寝っぱなし…

 

 

 

 

2006/09/06
カリスマ
 
 昨日、夕方の四時頃になって、店長から頼まれ事をされた。
 なんと、取立ての仕事であった。これから行ったら、定時を過ぎるのは当たり前である。
 前回、行った時は酷いものであった…
 俺の顔を見るなり、初対面なのに…
「あ、テメー、●●●●(←会社名)かっ!ふざけやがって、この野郎!」
 と、そんなで出しで始まった取立て業…。
※ 詳しく知りたい方は、こちらを参照下さいませ(笑)
 
 前回に会った保証人の人とは、今日で、二度目の再会だったが、今回違う点は契約者もいたという点である。
 最初に待ち合わせ場所に着くと、契約者の人がやってきた。
 少しして保証人の人が…。
 前回、色々と話したので、保証人の人は俺の顔を見ると、笑顔で車から降りてきた。
「やー、新宿トモさんかー。どうも。この間は悪かったねえ…。」
「いえいえ、俺で良ければ、いつでも名指しで及び下さい。」
 終始、お互い笑顔で会話を済ませ、取立てで行ったはずなのに、爽快な楽しいひと時を得たような気がした。
「新宿トモさん、あんな会社にいるの、勿体無いよ。ほんと。」
「まあ、俺、小説書いているって言ったじゃないですか?いずれ、今の会社の暴露本でなく、自分で作った物語でギャフンと言わせますよ。別の角度から…。こんな事ぐらいしか、今の俺には出来ないので…。」
「いやいや、その気持ちと、わざわざ来てくれて嬉しいよ。次の支払いはどうすりゃいいんだい?」
「そうですね…。出来れば一日でも早くお願いします。ほんと、紙切れ一枚でこういう事、言うの嫌なんですけどね…。」
「仕方ないだろ。明日にでもその分は振り込むよ。今日はありがとうね。」
 取立てなのに、ありがとうのひと言…。
 とっくに定時は過ぎていて、サービス残業なのに、どこかで爽快感を感じる自分がいた。
 人は、最初、印象が悪くても、対応次第で分かり合える…。
 そう思った一日だった。
 
 俺はいつまでこの会社にいるか、分からない…。
 いつ辞めてもいい。
 しかし、いる間は、出来る限り人の前に率先して立とう。
 何故なら会社の連中は、商売人の気持ちを分かっていないからである。
 ならば、俺が行けばいい。取立てという嫌われる仕事…。
 普通じゃありえない展開を俺が行く事で作ろう。
 ちょっとした気遣いで、人は気持ちよくなれるもの。
 嫌われる業界と言われる金融業。俺は思う。
 業界が嫌われるのではない。中には救われる人もいるからだ。
 嫌われるのは、人の気持ちが分からない中で働く人間たちなのだ。
 心から笑いあえる本来ありえない取立て…。
 それをする事で俺は、少しの間だけ、金融界のカリスマを目指そう(笑)

 

 


2006/09/07
嘘も方便
 PM5:30過ぎて、上司から「新宿トモさん、これから秩父へ行ってもらえますか?」と、言われた…
「いや、無理っすよ!」
「じゃあ、日高のほうは?」
「それも無理っす。」
「え、でも…」
「俺、これからヤクザ者と一緒に飯を食う約束してるんですよ。」
「え…」
「疑うなら、電話するから確認しますか?」
「い、いや…、いいです…」
 
 まあ、嘘をついた訳なのだが、今日は前から娘らと、お好み焼きへ連れて行く約束をしていたのであった。ガビ~ン。
 もし、あそこで上司が確認すると言ったら、知り合いの仲のいいヤクザに頼み、アドリブで付き合ってもらうだけの話なので、どっちに転んでも問題はない(笑)

-------------------------

 みなさまへ…
 俺、取立ての仕事だけじゃないっすからね!ちゃんと契約書の不備是正や、法務局に行って謄本をとって調べたりとか、上司の尻拭い仕事がメインですよ(笑)

 

 


2006/09/08

走れトモス
 
 2年ぐらい前のお話…
 スポンサーとの打ち合わせがあり、いつもより早く夕方PM6:00ぐらいに新宿へ着かなくてはならなかった。
 当時AMとPMが真逆の生活を送っていた俺は、かなりつらい時間帯であった。
 普通の生活でいえば、朝四時起きするような感覚であったからである。
 眠い目をこすりながらシャワーを浴び、呑気に「ふふふん」と鼻歌を唄っていると、電車の時間が迫っているのをすっかり忘れていた。
 すぐにスーツ姿に着替え、ダッシュで家を飛び出す。
 PM4:30…。
 この電車に乗り遅れると、スポンサーを待たすはめになる…。
 俺は久しぶりに全速力で走った。何も考えず、全力で走る。本来、走る事が大嫌いな俺が走る。それは苦痛以外、何ものでもない。
 改札に定期券を入れ、ラストスパートをかけると、混みあった駅の中は、モーゼの受戒のように自然と人が割れていく。そこのけ、そこのけ…、そんな感じで走っていると、目の前に中年サラリーマンがあたふたしながらまごまごしているのが、目に映った。
 この勢いでぶつかったら、この人、絶対に吹っ飛んで怪我するな…。
 そう思った俺は、体を強引に横に捻った。バランスの軸が一気に崩れる。こうなるのを分かっていながら、床に倒れた瞬間、馬鹿な事をしたものだと思った。
 勢いづいていた俺は、床に叩きつけられ、そのまま横に滑っていった。十メートルぐらいすべり、コージコーナーのガラスのショーウィンドーにぶつかって、ようやく止まった。
 みんなの冷たい視線が、俺に注がれているのが分かった。この恥ずかしい状況をどう打破するのだ。
 俺は、天井を睨みつけながら、すくっと立ち上がった。痛い…、体中が痛過ぎる…。誰もいなければ、泣いていただろう。でも、男の子だからグッと涙を堪えた。
 一気にその場を俺は全力で駆け抜け、電車へ向かった。再びモーゼの受戒現象が起きる。
 あと数メートル…。ピ~、嫌な笛が聞こえる。
 無情にも電車の扉は閉まり、発車しだす。
 俺は、最終車両の運転室のドアに手をかけて、一緒に走った。
「おい、止めろ!」
「……」
「聞こえてんのか?止めろよ!」
「む、無理です…」
「貴様…」
 電車の速度はどんどん増していき、俺の足ではもはやついていけない。悔し紛れにジャンプして、駅員に飛び蹴りをしようとした。しかし、電車のドアの端に、俺の弁慶の泣き所を打ちつけただけで、俺は再び駅のホームで派手に転がった。
 スーツは破れボロボロ…、。スポンサーには怒鳴られ、嫌な一日だったなあ…。
 
 まあ、今にして思えば、良き思い出でもあります(^^)

 

 


2006/09/21
意地とプライド
 
 この「新宿の部屋」を作ってから、みなさまの暖かいお言葉で、俺は自分の小説に対し、随分と自信が持てました。
 しかし、自信と同時に、自分のプライドも同じように上がっていきました。

 角川文庫…
 一度は、ムカつき、
・ 角川文庫について(2006/08/05 15:53:59)
・ 第二回 青春文学大賞結果(2006/08/02 0:37:15)
 
 …など、色々な記事を書きました。やっぱり、今でもムカついています。
 
 でも、考えました。
 
 自分の意地やプライドよりも、まずは、どんな形であれ、俺の小説を世に出すのが最善なんじゃないのかって…。
 角川のホラーといえば、やはり有名です。
 だったら、まだ、賞にも出していない作品…
・ 何故、この俺が…
・つぶし屋
 
 俺、この二作品を角川の第14回日本ホラー小説大賞(締め切り日:2006年10月31日)に、梗概も書いて、出してみようかなと、最近になって考えるようになりました。こうして考えるようになったのも、みなさんのコメントを色々見てです。
 
 幸いまだ、時間はあります。
 だから、自分の小さな意地やプライドなど、捨ててみようと思います。
 そんなもの、俺の小説を世に出してから、持てばいい…
 
 いつも自分勝手だけど、みなさま、いいですか?

 

 

 

 

 

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