岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

著書:新宿クレッシェンド

小説、各記事にしても、生涯懸けても読み切れないくらいの量があるように作っていきます

自身へのアンチテーゼ

2024年10月03日 13時38分52秒 | 特殊記事

2024/10/03 thu

 

俺にはずっと背負っている重い十字架がある

小説をこれからも書き続ける上で、絶対に逃げてはいけない過去の愚行

 

新宿コンチェルトがそれに当たる

故にこの作品を書き始めてから14年経った今現在でも、作品は仕上っていない

 

前は途中まで書いていて、トレイへ駆け込み何度も吐いてしまった

 

以来14年という月日が経ち、あれだけ文学に取り憑かれていた俺はまったく小説を書かなくなった

綺麗事で自身を取り繕い、どんな理論武装をしようとも、結局のところ俺は逃げただけなのだ

 

よくこの根底から流れる呪われた血なんて表現を使っていたが、俺自身糞まみれなだけ

 

過去を振り返り、闇シリーズを書き出して愚行を思い出す

ここ最近の書くペースは異常だ

一日辺り原稿用紙で300~400枚程度の加筆校正

分かり易く言うと小説の本一冊程度

眼精疲労を覚えるくらいだった

 

いかに愚かであり、時には図に乗り、調子に乗って自滅してきたか

 

馬鹿だから痛い目に遭ってもまるで懲りていない

 

何度だって騙され、利用され、金だって失う

 

そんな俺から離れていく人間はとても多い

 

当たり前だろう

俺だって近くに自分のような馬鹿がいたら、関わりたくない

 

コロナワクチン打った翌日心筋梗塞になり、我慢して過ごしていたら一週間後二度目の心筋梗塞になった

 

あの時死ねたらどれほど良かった事だろうか

 

糞まみれな俺は、それでも生にぶら下がった

だから這いながらも深夜、病院へ駆け込んだ

 

死ぬかなと思ったけど、不思議と怖くはなかった

多分自分の好きなように生きてきたからだ

 

自殺願望はないが、死ねるならいつでも死にたい

 

そう考えていても、心筋梗塞の時俺は必死に生へしがみついのだ

 

俺は自分自身にだって嘘をついていた

こんな状態であれ、まだ生きていたかったのである

 

 

真面目に生きようとしても、いつだって変な人間、変なものは寄ってくる

 

判断基準が恐竜並に遅い俺は、いつだって気付くのが遅い

 

だから大金を失って、色々なものを犠牲にして初めて気がつく

 

次第に色々なものに対し臆病になる

だから俺はあまり人間を信用しない

 

あれだけ鍛えた身体も、今じゃかなり衰えた

もうリングの上で闘う事すらできない

 

いや、心筋梗塞でカテーテルの手術以降常に痺れが残る右脚

 

そんな俺は強さの欠片も残っていない

 

何も残っていない

 

いや、こんな風に落ちこぼれても、まだ小説は書ける

 

でも俺には避けてきたカルマがある

 

14年経ってしまったが、未知の境地へとまた踏み出したい

 

何故こんな文章を書いたかというと、自身に対する決意表明をしたかったから

 

元々過去に執筆した作品をここに残す意味合いでこのブログを始めたが、今では何だかんだ色々日々更新している

 

途中でいいねボタン消したのも、これからも書いていく上で自身の判断が鈍ると思ったから

 

ほとんどの人間が俺の書いたものなど興味ないし、これを読んでいる人も極稀だろう

 

俺が書き残したい事をここへ残せれば、それでいい

 

あまり望む事はなくなった

人間関係も身近で近付いて来てくれる人たちだけでいい

 

害をなす人間はもっとちゃんと早く見極め、関係を深めないよう最善を尽くしたい

 

今はまた書けるだけ書こう

 

俺は業が深い

何度もこの言葉を使ってきた

 

ならばその業を文字に

 

宙ぶらりんのまま、逃げてちゃいけない

 

インターネット上で俺の名前を検索すると、小説家でヒットする

 

お笑いだ

処々作が一度賞を取っただけで、小説でなどまったく食えていない

 

戦いのステージだって、ピアノのステージだって、絵画のステージだって、整体のステージだって、料理のステージだって、酒のステージだって、文学のステージにしてもそう

 

そのすべてが中途半端

人様から鼻で笑われる程度の活躍しかできていない

 

でも現実なんだから仕方がない

 

根っこの部分ではまだレスラーのつもり

 

だからどんな攻撃来ても避けちゃいけないし、痛くたってへっちゃらな顔をして澄ましていなきゃいけない

 

だってそれがレスラーだからね

 

 


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