「Luxury Xmas Night 2013.12.20」の第３回です。
前回の最後で
「歌、いきます」とMCを切った続きで
「Feel Your Groove」、「砂を噛むように…NAMIDA」
が続けて歌われました。
20131220night 3
聴き心地が
録音の音質に左右されるということもありますが
それを抜きにしても
私には
発売されているブルーレイでの歌唱より
こっちの歌唱のほうが優れているように思えます。
亜弥さんの実力からすれば
必ずしもベストではないとしても
このライブに関していえば
これがベストではないかと思います。
「Feel・・・」については
今までは２０１０年９月のコットンクラブでの歌唱が
私の一番のお気に入りだったのですが
今回のこの歌唱も、それに匹敵するくらい
気に入りました。
２０１０年９月のそれは
ライブの冒頭で歌われましたが
最初の数秒で
「一体、これからどれほど素晴らしいショーが始まるのか！」
という期待が一気にふくらむワクワク感があって
たまりません。
それに対して
今回のこの歌唱は
そういうワクワク感こそ感じられないものの
最初から最後まで普通な感じで
でもどこにも不足のない充足感に満ちていて
安心して聴けるのがいいですね。
「砂を噛む・・・」では
このブログでも紹介した
ベストだと思っていたのですが
今回のこれも同じ歌唱スタイル（やや強めにメリハリをつけて歌う）ながら
より細かいニュアンスが聴き取れるので
良いと思いました。
ブルーレイの歌唱については
そのあたりの細かいニュアンスが
もっと正確に聴き取れるのですが
ただあの音質では高音部がいかにも痩せて聴こえて
残念すぎるわけです。
（もっとも、かつてこのブログでこの曲を取り上げたときに触れた
マニアックライブVol.4での歌唱は
あの歌唱スタイル（優しく語りかけるように歌う）でのベストだし
松浦亜弥という歌手のオリジナリティを言うのであれば
あの歌唱は外せませんし、他の歌手では聴くことができないレベルだと
今でも思っています。
この曲には外せない歌唱が多いですね）
亜弥さんが真価を発揮したとは言い難い
２０１３クリスマスナイトですが
それでも、このあたりの歌唱は
素晴らしいですね。
この2曲は
2日間の昼・夜どの公演でも
良かったのではないでしょうか。
トータル
第一日目の「砂を噛むように…NAMIDA」の音源。
改めてよい歌声ですね。
確かに、私が参加した2日目よりは、
高音が滑らかに出ているような気がしますね。
とにかく私は、「砂を噛むように…NAMIDA」の
渾身の歌声が聴けたことが
このライブでの収穫の一つでした。
私は、仮に歌手復帰を果したとして、
その形には色々注文をつけたくなってしまいますが、
歌唱のレベルについては、ある程度は
眼をつぶろうと思っています。
並の歌手レベルになっていてはがっかりですけどね。
このライブでの「砂を・・・」の歌唱は
たしかに他の曲のそれとは違う印象を受けますね。
恐らく、録音音源を聴くだけは分からない「何か」が
感じられるのでしょうね。
孫右衛門さんの一生の宝物になりますね(^^)
歌手復帰の形について
業界と無縁な者としては
あれこれ想像してもどうしようもないわけですが
アップフロントとの関係が薄れたことで
「アイドル松浦亜弥」を引きずる必然性も薄れたと
思っています。
ＴＶ等マスメディア的には
”元大物アイドル”という肩書きが魅力でしょうけど
もう本人がそれを拒否すれば
それで済む感じでしょう。
もちろん、このことは
別の意味で
復帰の困難さが増してきていることにもなりますが。
歌唱力は
その年齢、年齢でふさわしいものが出ていれば
それで良しとすべきでしょうね。
もうあの奇跡の（我々の涙を誘う！）歌声はムリでしょうが
我々の想像をはるかに超えた別の「何か」を
期待しているところです。