korou's Column

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松浦亜弥ディスコグラフィー 15 「オリジナル人生」

2015-07-08 | 松浦亜弥

3rdアルバム「×3 」収録の曲。

アルバムの発売日は2004年1月1日。

作詞・作曲はつんく♂、編曲は鈴木俊介。

 

編曲の鈴木俊介は

ギタリストとして様々なアーティストのライブに参加しながら

アレンジャーとして手広く活躍している。

松浦亜弥関係でいうと

「○○―女子高生の主張」「そう言えば」「From That Sky~替え玉は硬メンで~ 」

「女の友情問題」「私の予定」「THE LAST NIGHT」「YOUR SONG~青春宣誓~」「夢」

そしてこの「オリジナル人生」、さらに2006年リリースの「Naked Songs」での

既発表曲のリアレンジのほとんどを担当、2011年の「Subject:さようなら」の編曲に至るまで

実に多くの曲に関わっている。

 

Amというとらえどころのない調性ながら

曲そのものは

明らかに脱アイドルを目指すかのようなファンクな作りになっている。

歌詞はありきたりの内容で特徴がなく

先に曲想が固まったので、それに合うフレーズをハメたという感じ。

 

CD「×3」での亜弥さんの歌いっぷりは

ファンクというよりも、ジャズっぽい歌いこなしでキメている。

それはそれなりに完成度の高い歌唱だが

少し無理しているようにも聴こえる。

 

ところが、それから6年近く経った「想いあふれて」ライブでは

もはやジャズ風でごまかすというより

完全に曲調に合ったファンクっぽい歌を聴かせてくれるのだ。

清楚なイメージの亜弥さんが

こういう曲まで仕上げてくるのには感動してしまう。

 

こういうのを聴いてしまうと

無意味とは知りつつ

”パラレルワールドに存在したかもしれない松浦亜弥”を夢想することになる。

亜弥さんをさえぎるものが何もなかったとしたら

一体どこまで進化できたのだろうかと。

複雑な病気に罹ることなく

幸せな家庭生活と仕事を両立させて

迷いもなくライブで歌い続け、進化し続けるもう一人の松浦亜弥。

深みを増すばかりの歌唱力で私たちを感動、感涙させるもう一人の松浦亜弥。

そんな松浦亜弥が、パラレルワールドに居たとしたら・・・

 

オリジナル人生  松浦亜弥

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2 コメント

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9057 (大sansan)
2015-07-09 20:23:09
僕は、アルバムをリリースした直後の2004年の春「私と私とあなた」のライブテイクも好きです。
ちょっと前までは、YouTubeにもあったのですが、なくなってしまったようです。
korouさんが仰るとおり、ちょっと無理をしている感じで、
17才とは思えない、「お前、何才だ」と
ツッコミを入れたくなるようなライブです。
2004年は秋の代々木スペシャルが素晴らしいできですが、
春のライブも変わろうと
若干背伸び気味の松浦亜弥さんが見られて面白いと思います。

想いあふれてのライブと比べながら見ると、
面白いかと思います。
返信する
曲調が近い歌で比較しました (korou)
2015-07-10 21:45:48
「私と私とあなた」ライブはあまり見ていないので
どんなものかと思い
曲の雰囲気が似ている「恋してごめんね」を聴いてみました。
(感想)少々ムリもあるが、それ以上に表情が生き生きとしてカワイイ
    そのカワイさで歌がどうのこうのとか言えなくなる

同じ曲をAya the Witchでも歌っているので
それとの比較をしてみました。
(感想)「オリジナル人生」ほどではないが、曲調に近づいた歌い方になっている
    相変わらずカワイイが、歌を聴くことを邪魔しないカワイさだ!

ということで
「オリジナル人生」も発売当時のライブで聴きたかったですね。
まっ、2000円少々出せば
「私と私とあなた」のDVDは買えるんですけどねえ。
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