korou's Column

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(とても雑に)無料ライブに立ち寄ってみた

2018-10-08 | J-POP

わが街では

毎年この時期(10月上旬)に

無料で開催される音楽祭がある。

行ってみたいなと思いながら

ずっと諸事情により行けてなかったのだが

ついに今年

立ち寄ることができた。

以下、そのご報告。

(ただし証拠?の画像はありませんので念のため)


今年こそ行くぞと先週末には決意したものの

今日の朝になって

趣味のMLB観戦が忙しすぎて(今、最も盛り上がっている)

ついつい寝不足となり

午前中はダウン状態。

今年は”諸事情”がないのにまたダメかと観念したのだが

昼になって体調が戻り

それならということで行ってみた。

お目当ては鈴木愛理。

 

鈴木愛理がタダで見れるなんて

かなりラッキーだ。

実は昨日のライブの予定が

台風接近のために早々と中止となったのだが

でも、スケジュール調整の結果

今日の夕方に順延となったという次第。

単なる地方都市でしかないわが街で

いかに無料とはいえ

鈴木愛理のライブをわざわざ見にいく人が

どのくらい居るのか

見当もつかなかったのだが・・・

 

いやあ、会場(野外)に着いてみて驚きました。

正確には分からないけれど

ざっと1000人近くの人が居て

ぎっしり満員。

椅子席に空きはなく

立ち見スペースで見るしかない。

40分ほど早く着いたので

さすがに立ち見スペースには隙間があり

なんとかステージ正面の位置を確保。

16時25分から

「Candy or Whip」というバンドの演奏を鑑賞するものの

いかにも素人に毛が生えた程度の生煮えの演奏で

結構疲れる(Youtuberのバンドらしい)。

 

17時から鈴木愛理、17時45分からTABARU(誰?)、

18時25分から Ms.OOJA、19時10分から May J.

という順に出演するのだが

「Candy or Whip」のライブが終わったとたんに

会場の雰囲気が一変し

ざわざわとした感じになる。

立ち見スペースの一番前のあたりに居たのだが

振り返ると、いつのまにか

自分の後ろにもおびただしい人数の立ち見客を確認。

鈴木愛理って人気あるんだなと驚く。

 

17時になり、まだ西日がまぶしい光の中

ついに鈴木愛理が登場。

さっきまでの素人名人会のような雰囲気は皆無となり

会場のさまざまなところから

「可愛い!」「愛理ーっ!」の歓声が飛び交う。

私も思わず感動してしまいましたよ、恥ずかしながら。

ステージからあまりに遠い位置なので

その「可愛い&美しい」ルックスを堪能することは不可能でしたが

思ったより声量があって

しかも、さっきの半素人バンドの聴き取り不能の日本語とは全然違い

歌詞が鮮やかに聴き取れるのには

涙が出るくらい感動しましたよ、恥ずかしながら。

 

で、ここで激しく後悔したのが

何の情報も仕入れず、ふらっとこのライブに来てしまったこと。

次から次へと歌われる楽曲が

一体どういう曲なのかサッパリ見当がつかないわけでして。

 

会場内は

毎年とにかく「無料」だからやってくるだけの

普通の音楽好きのおっさん、おばさんがわんさこ居て

そのなかに

愛理オタクを自認するかのような集団が

ポツポツと混ざっているという

実にいびつな構成。

どんなにダンサブルな曲で愛理ちゃんがノリノリでも

まるでモアイ像のようにじっとしている中高年のすぐ横で

サイリウムを振り回してオタ芸にまい進している

若者グループがはしゃぎまわるという

なんとも形容しがたいライブ風景。

(自分はもう年ですので「モアイ像」になっていました。

 周囲に「モアイ像」がたくさん居たので、まあラクでしたが

 彼女のライブでこれは失礼かも。愛理ちゃん、ゴメン)

 

生で聴いた鈴木愛理は

思ったより声量があって

でも、youtubeの動画でしばしば感じた

独特の音程のズレが随所にあって

でも、おそらく

彼女のファンはそんなことは気にしていないだろうな

ということも

なんとなく分かるという感じ。

自分は特にファンではないので

そういう音程の狂いが気になって仕方なかったが

ずっと聴いていると

その音程の狂いには

規則性があることに気づいた。

 

すごく雑な分析になるが

鈴木愛理の歌には

しゃべるように歌う部分と

強く明瞭に歌う部分とがある。

前者は、歌の導入部、Aメロの場合が多いが

音程を意識せずにファンに語りかけるイメージで歌うので

音程が乱れる。

後者は、おもに歌のサビになり

ここは全然音程が乱れない。

どの歌のサビも見事なほど声が出て

そのへんは本当に上手いなあと思わせる。

 

このルックスで

このボディで

この歌声で

凄いものだ。

何でこれで国民的歌手になれないのか

不思議なくらいだ。

まあ、自分としては

いかに語りかけることを優先しているとはいえ

あれほど音程が不安定になり

かつ、歌声としては安室奈美恵と同様

声量が強すぎて

日本語の奥底に秘められたニュアンスが感じ取れないボーカルなので

熱心なファンにはなり得ないのだけど。

でも、日本には

そんなことを気にしない人のほうが多いのだから

鈴木愛理は

これで十分だろう。

もっと人気が出てほしい。

 

May J.のステージも観たかったが

ずっと立ち見で4時間というのは辛すぎるので

鈴木愛理のライブを観終わった時点で帰宅。

写真撮影禁止で

実際に写真を撮った直後に係員に注意されている人が

多数居たこともあり

写真は撮っていない(そもそも隠れて撮る行為に慣れてないし)。

曲目も

上記のようなことで

一体どんなセトリだったか皆目不明という

情けない話。

 

それでも強引にyoutubeから動画を引用(笑)

この日のステージの衣装、歌唱の雰囲気に

最も近いのがこれかな?

 

鈴木愛理 『Be Your Love』

 

帰宅後に

youtubeで彼女の歌を再確認してみたら

以前より新しい動画が増えていて

どれもかつて観た印象より遥かに歌が上手くなっていた

という印象でした。

ポスト安室奈美恵で十分いけるクオリティはあるので

あとは

歌う曲のクオリティでしょうねえ。

もっとキャッチーな曲を歌いましょう、愛理ちゃん。


(2018.10.9追記:セットリスト判明)

  DISTANCE
  Good Night
  君の好きなひと
  私の右側
  Candy Box
  NO LIVE,NO LIFE
  初恋サイダー
  start again

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