「Luxury Xmas Night 2013.12.20」の第7回です。
MCの後、「結婚しない二人」を歌っています。
20131220night 7
普段好んでは聴いていない曲なので
いい出来なのかどうなのか不明ですが
多分、アップフロント公式動画(この翌日のライブ)で見たほうが
いいでしょうね(同じような出来に思えるので、それなら映像があったほうが良いはず)
☆☆☆
(以下は個人的な詮索というか拘りなのでどうでもいい話としてお読みください)
なんで、この曲があまりピンとこないのかなと思い
ディスコグラフィーのときと同様
いろいろ聞き比べてみました。
結果思ったことは
カヴァーとして優れていないのではないかと。
今回オリジナルのKANの歌を聴いてみて
歌詞が男性の愚かさ・鈍さなどをテーマにしているように聴こえ
そう思えばKANさんのマイペースな雰囲気が好ましく思えたのに対し
そういう歌を女性が歌うのは普通に難しい上に
いかにもきちんと歯切れよく歌う亜弥さんの歌唱が
曲調とアンバランスな印象を受けたのです。
さらに、オリジナルでは
サビのところで、メロディ一音一音に独特のコードが付けられているのに対し
亜弥さんのカヴァーでは、メロディの流れに沿ったコードの流れになっているのが
決定的に違います。
一般的には、カヴァーの手法として
必ずしもオリジナルのコード進行に100%忠実である必要はないわけですが
この曲に関しては、このサビのコード進行のユニークさこそ
KANさんの楽曲であることを証明している重要な部分だと思うので
ここをカヴァーで普通のコード進行に直してしまうのは
どうなのかなと疑問に思えました。
ただ、これは曲全体のもつ雰囲気をどう表現していくかという
歌い方の根本にも関連しているわけで
ストレートに歯切れよく歌い切る亜弥さんの歌唱法であれば
コード進行もシンプルに流すほうがより合っているでしょう。
ただし、その歌い方が、曲の本質とズレていなければという話にはなりますが。
そして、テンポ。
オリジナルは♪=108くらいなのに対して
亜弥さんのカヴァーは、CDとツアーが♪=108、コットンクラブとマニアックライブが♪=120
という速さになっています(メトロノームなしに計測したので正確な数字ではない)。
曲調から言えば♪=108が正解でしょう。
ただし、亜弥さんの歌い方で心地よく聴けるのは♪=120のほうでしょうから
このあたりも微妙な感じです。
(その意味でCD音源と「想いあふれて」ツアーの歌唱はテンポ設定が不十分に思えます)
というわけで
結構いろいろな難しさを含んだカヴァーになっているので
私としては、聴いていてイマイチ気持ちがのれないのだという
と結論づけた次第です。
亜弥さん自身は
この曲について「元気になれる」等、いろいろな感想を持っているようで
そのあたりは私とは感覚が随分違うように感じました。
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