5枚目のオリジナルアルバム「想いあふれて」収録の曲。
アルバムの発売日は2009年1月21日。
作詞:久保田洋司 作曲・編曲:安岡洋一郎、ブラスアレンジ:竹上良成。
以下は個人的な話。
この曲を知ったのは、マニアックライブの映像からで
とにかく耳に心地よい曲だった。
マニアックライブともなると
”あやや”の頃のヒット曲はセットリストにはないので
ファンになりたての頃には
知っている曲はカバー曲だけということになる。
そんななかで、この「真珠」は
真っ先に覚えた亜弥さんのオリジナル曲となった。
こういうのもなかなかいいぞと思った。
それから数か月後、やっとアルバム収録分の「真珠」を聴いた。
全然アレンジが違うので驚いた。
アルバムとライブとでは楽器編成が違うので
アレンジが異なるのは当然だが
それにしても「真珠」の場合(「ダブルレインボウ」のときもそう思った)
曲の雰囲気そのものが変わってしまっていると感じた。
比較して聴いた場合
アルバムで聴くゴージャスで分厚い音作りも面白いのだが
どちらかというと、ライブでの小編成用アレンジのほうが好みだった。
アルバムでは、最初から管楽器が張り切って鳴っている。
サビでは、メロディに負けないくらいのボリュームでハモりが聴こえ(亜弥さんが両方歌っている)
これはこれで亜弥さんの声質の良さを実感できるテイクになっていて
聴きどころ満載だ。
<アルバム「想いあふれて」から”真珠”>
https://www.youtube.com/watch?v=rIdfPsKXTrU
ライブでは、小編成ということもあり
最初にパーカッションが基本リズムを提示すると
後は、それをシンプルに繰り返すだけの伴奏になっている。
「なんだ、簡単にしただけじゃないか」と言われそうだが
この曲の場合、このシンプルさがいいのである。
何といっても、これだけ音を極力省いて
最低限の構成で音楽を進行すると
良い意味での緊張感が生まれ
それが、実のところ
亜弥さんの歌唱力を引き出しているように思えるわけだ。
まだそれほど歌い込んでいない時期のライブでの映像から。
素晴らしい出来だが
これは、このマニアックライブ2(2009年7月)というライブ自体の
レベルの高さによるもので
逆に言えば
これほど歌えるなら、もっと歌えてもよかった気がする。
調べてみると、大阪と横浜の両方で
1日2公演の2公演目で
まず最初に”笑顔”を歌った後、これを歌ったという順序なので
致し方ないところか。
そんなに続けて真剣に歌えないし
聴く人のことを考えたら、そう歌ってはいけない順序だろうし。
<マニアックライブVol2での”真珠”>(2009.7.25)
https://www.youtube.com/watch?v=klbXrwHYQ7Y
同じ時期のライブでも
2009年9月から10月にかけて行われた
コンサートツアー「想いあふれて」で歌われた”真珠”は
絶品である。
これほど素晴らしい”真珠”は他にはない。
このツアーでは
最新アルバムからの曲が多く歌われているのだが
諸々の都合により
「真珠」「七回歌うといいことがある歌」「beautiful day」の3曲は
セットリストから外されたようである。
その上で
アコースティックコーナーでのリクエストという形で
以上の3曲は歌われたようだ。
となると、気持ちの入りようは違ってくるだろう。
2009年9月22日の座間でのコンサートで
この曲がリクエストされたが
その貴重な音源がyoutubeにアップされているのは
嬉しい限りである。
歌い始めから抜群の出来である。
歌詞そのものにリズムとアクセントが的確につけられていて
日本語の発音そのものから音楽的な響きが感じられることに
驚かされる。
さらに「もし そばに あなたがいてくれたなら」という歌詞で
”あなた”の部分をアクセントをつけて歌うところでは
ドキッとさせられる(他のライブではこの表現は聴けない)。
サビの部分の声の伸びも申し分ない。
<「想いあふれて」ツアーでの”真珠”>(2009.9.22)
https://www.youtube.com/watch?v=EaYwI53vPog
2010年になると
2月14日のSTBライブで
やはり会場からのリクエストで”真珠”を歌っているが
これは音源がUPされていないので聴くことができない。
このSTBライブの出来のよさから考えて
素晴らしい出来の”真珠”だったに違いない。
6月26日、27日に行われたマニアックライブVol3では
Vol2と同様、セットリストの2曲目に入っていて
マニアックライブではおさまりがいい曲になっているようだ。
そのうち、27日の横浜BLITZでの模様は
映像として見ることができる。
今回もセットリストの2曲目なのだが
1曲目が「100回のkiss」なので
Vol.2の「笑顔」「dearest」と比べると
流れとしてはスムーズに感じられる。
<緊張→緩和>という流れではなく
<ノスタルジー→幸福感>というイメージ?
個人的な感想を述べれば
これを最初に聴いたせいもあるのだが
この”真珠”が一番好きである。
出来そのものは
「想いあふれて」ツアーのほうが優れているが
この曲に関しては
出来そのもの以上に
歌っている雰囲気とかが
意外と大きな要素を占めるように思うので
(それに美しくて、かつカワイイ亜弥さんの表情も見れるし)
あえて、この動画をメインとして貼ることとします。
(この動画は音量が低いので、ボリュームを上げてお聴きください。
なお、ここから後のライブでは
これを上回る出来栄えの”真珠”はなかったと思っているので
以下略とします)
松浦亜弥 - 真珠
わたしはこの「真珠」の曲自体が好きで、紹介された4曲にML5のを加えた再生リストで定期的に聴いていますよ。(ML5は仕方なしに、て言うか歌詞間違えてるし、、、、(泣)
わたしはやはり座間のが一番好きですね。わたしが感じるのは言葉の一音一音をはっきりと歌っていてそのせいでメリハリが効いて聴き応えがあることです。
ただ歌ってる様子が見えない分(その方が集中できるというのもありますが)、ML3の方が総合点で良いかもです。
ところでこのML3の松浦さんはカワイイと言うよりキレイですね。この感じは女性から見てのキレイさのようです。
それはそうとして、松浦さんの場合歌っているライブであるいはCDとの歌唱の変化や違いを楽しめますよね。このライブよりこっちの歌い方の方がいいとか、あまり他の歌手ではしたことがありません。てか気になりません。
それで思うのですが、松浦さんて怠惰な気分屋なのかあるいは積極的な挑戦者のどちらかなんでしょうね、もちろんわたしは挑戦者だと信じてますが。
皆さんもたぶんそうなんじゃないかとお察しするのですが、この楽しみも松浦さんの魅力のひとつなんではないかと思っています。
多少の好み趣向の違いを超えて、松浦さんの歌声に魅力を感じているのは共通のこと。そのお互いの感じ方や想いの相違を語り合うのも楽しみであります。
またお邪魔させていただきます。でわでは。
「想いあふれて」のリクエストコーナーは、やらせ無しの、ガチだったそうですから、
リクエストが無ければ、このテイクも無かったわけで、
このような一発勝負のテイクに、優れたものが多いというのは、良いことなのか、困ったことなのかw
ライブの無断録音は、悪いことに違いありませんが、
それをファンにさせてしまう、松浦亜弥さんも罪作りな人かと・・・w
私個人的には
CD「ダブルレインボウ」を聴いて以来
亜弥さんの本質は「積極的な挑戦者」だったのだと確信しています。
あの歌唱は、単なる気分屋ではできないものだと思っています。
ただ、その方向で極めることができなかった・・・
だから気分屋のように思われたり
プロデュースの方向性の間違いなどが指摘されたりするのでしょうね。
それから
それぞれのライブ等での各パフォーマンスを
比較したり、感想などを
他の歌手以上に書きやすいのは
youtubeでの映像の多さが最大の理由だと思います。
これほどアップされた映像だけで楽しめる歌手は
他に居ないように思うのですが、どうでしょうか。
youtube出現以降に限れば
人気&歌唱力の面では
誰が見ても最高峰のアイドルですし
その時期にアップされた映像が
なぜか関係者によって消去されない、というのが
不思議ではあります。
そして、マニアックライブの映像に至っては
一般には販売されていないので
本来なら私など全く見る機会がないわけですが
そのすべてに近いものを見ることが可能なわけで
これは不思議を超えて奇跡ですね。
他の歌手でも映像を探すことがありますが
これほど多彩な映像を見ることができる歌手は
亜弥さんだけです。
歌そのものがコメントに値する内容であることに加えて
そのレベルでいろいろな映像を楽しめるということになると
ファンとしては
いろいろな考察をしたくなったり
あるいは他の人の感想などを読みたくなって当然でしょうね。
その意味では
当の本人が何の活動もしてなくても
ファンだけで盛り上がれる要素はあります。
まあ、確実に引退したわけでも
不慮の死を遂げたわけでもないので
今から「美空ひばり」ファンとか「山口百恵」ファンみたいに
なる必要はないんですけどね。
(私個人は、仮定形としてそういう形でブログを進めていますが・・・)
「想いあふれて」ツアーのリクエストコーナーは
確かに、何の仕掛けも準備せずに
ぶっつけ本番の連続だったみたいですね。
だから、お客さんがリクエストしても
バンドメンバーがムリだったり
「チョコレート魂」のように亜弥さん本人が拒否したり
そのあたりは
恐らく亜弥さんの狙い通りに盛り上がったのではないかと
想像します。
歌そのものも
素晴らしい出来のものが多いですね。
リアルタイムでは
ツアーの存在すら知らなかった(どころかファンでも何でもなかった)私でも
今はこうしてその歌唱を知ることができるのですから
何というか・・・・いい時代になったというべきか?
悩み(もっと聴きたい!)がさらに増えたというべきか?