今回のカヴァー曲紹介については
あらかじめ、次の2点を強調しておきたいと思います。
つまり
①松浦亜弥の全歌唱の中でも屈指の出来であること
②「『未公開動画をあえて公開→その動画の記事を書く』ということは
当分の間しません」という当ブログの原則の例外として、今回のみ
Web未公開部分を含む動画を公開した上でその記事を書いたこと
①のせいで②ということになったのですが
そのあたりは以下に書きます。
☆☆☆
1992年5月4日
米米CLUBの13枚目のシングル(両A面)として
「君がいるだけで/愛してる」が発売されました。
周知のとおり
「君がいるだけで/愛してる」は
オリコン集計で総売上枚数289.5枚数を記録する
大ヒット曲となりました。
いわゆるJ-POP全体でみても
”両A面シングル”としてはナンバーワン、
全シングル曲でみても第3位の売上枚数となっています。
(注:単純にオリコンによる集計枚数で比較すると第6位ですが
ここでは演歌・童謡は除いています)
youtubeで「米米CLUB 愛してる」の動画を検索すると
いろいろと出てきますが
今回は
比較的リリースから間もない時期の
この歌唱を引用しておきましょう。
愛してる (1995)
石井竜也さん、さすがですねえ。
最近は体調不良があったり
加齢の影響も否めないわけですが
この頃の石井さんは
素晴らしい歌唱ばかりです。
☆☆☆
さて
前回の記事でも触れた「コラボ☆ラボ ~夢の音楽工房~」という
WOWOWの番組ですが
2009年3月10日放送(第29回)のとき
この「愛してる」が
石井竜也&松浦亜弥のデュエットで披露されたわけです。
その様子が
実はyoutubeに既にアップされているのですが
その動画は
歌の最後の数秒が唐突にカットされた形になっていて
しかもその後にそれまでと同じシーンが無音で延々と流れるという
実に残念なことになっているのです。
この2人による歌唱は
ちょっとやそっとでは聴けない稀な名歌唱なので
この最後の数秒のカットはあまりに残念で
致命的だとすら思いました。
そこで、今回は
同じシーンの完全版を
Webで未公開部分も含めつつ
ご紹介することにしました。
ぜひご堪能ください。
愛してる(石井竜也&松浦亜弥)20090310
蛇足ながら、以下感想。
2番の歌詞を石井さんが歌っている間ずっと
亜弥さんは自分でも小声で歌っているのですが
その(感情を高めながら自分の出番に備えている)様子を
きっちりカメラがとらえています。
そして、2番のBメロを
亜弥さんが歌い始めると
もうすでに亜弥さんの感情が
この曲の中に入り切っているのが分かります。
「いつもの冗談とは少し違うよ」という歌詞で
”違うよ”の表現が真に迫っていて
その直後の「この胸の中の」の歌いっぷりが
それこそ、こっちの胸の中にまで迫ってきます。
抽象的な言葉が多すぎて
歌詞としてはやや不出来ともいえる印象ですが
それを補って余りある熱唱ですね。
「私、臭いかも」という亜弥さんの名言(笑)も頷ける
集中度の高い歌唱だと思います。
個人的にも再生回数が結構高い動画の一つで、その理由はやはりこの部分の歌声を聴きたいからですね。
改めて完全版で紹介いただき感謝します。
ソロで改めて聞きたいと思わせる1曲です。
それから「二人の愛ランド」の動画を紹介いただきありがとうございます。
さっそくのコメント、ありがとうございます。
孫右衛門さんも
この歌唱に高い評価をされていると知って
ひそかに安心しました(^^)
曲そのものは個人的にはイマイチなんですが
やはり歌唱が素晴らしいので
松浦亜弥を語る場合
この動画は外せないですね。
(余談ですが
Windows10になって
ムービーメーカーが無くなってしまい
動画処理に苦心している現状です。
本当は
画面の余白の黒部分を消したいんですが
いちいちWindows7搭載の旧PCを
別の場所から持ってきて処理しなければいけないので
ついつい億劫になって
そのままにしています。
ちょっと小さめの画面で
その点は申し訳ないです)
しかし。好きな曲であることと、気分が乗って気持ちが込められる…という松浦亜弥の色々がイイ感じの時の歌唱力は、こうもギアが1つも2つも違う感じになりますかね?プロなのに 笑
普通の松浦亜弥でも全然良いですけれど、「今日の私は違うんだぞ」って分かる時の歌唱はホントに素人にも分かる。本当に気分屋さんであるというのは前から知ってます。ハイ。
まさに、こういう映像こそ
何らかの形でキッチリと保存、管理された上で
それを必要とする人向けに
(有料でいいので)提供されるべきものだと
思いますね。
でも残念ながら
この映像などは
現状では「死に体」同然です。
もったいない話です。
仕方ないので
こうしてやや危ない形で(笑)公開しましたが
「素晴らしい、知らなかった」という感想を頂けたので
公開したかいがありました(^^)
>>本当に気分屋さんであるというのは前から知ってます。ハイ。
気分屋という単語を見て
久々に「女 Day by Day」の歌詞を思い出しましたww
歌唱は皆さんおっしゃるとおりで、亜弥さんは実力者とコラボすると本気を出すのでいいものがありますね。
今回は曲の前後の部分も見せた頂いたわけですが、この時の亜弥さんの会話の声やイントネーションが素晴らしく、聞き惚れてしまいます。
マニアックライブなど自分の素を出して振る舞う時には、かなり訛り(播州弁?)が出ますが、公式の場になると全く訛らないので、これもやはり一種の芸なんだと思いますが実にチャーミングですね。
ライブでのMC(音声ファイル)とか
テレビ番組でのトーク(映像ファイル)とか
まだこのブログで未公開のものはいくつか確保しているんですが
まあ、なかなか(こんなちゃちなブログとはいえ)公開しにくいものが
あります。
(公開すれば、少なくともアヤまるさんには喜んで頂けるのは
分かってはいるんですが・・)
一応、音楽ブログとして亜弥さんの歌唱を分析するというのが建前で
そのためには
実際にその歌唱を聴いてもらわないと意味がないということで
あえてグレーな映像を引用するという流れでやっています。
そうなると
MC、トークの類は
よほど歌唱と関連がないと引用しずらいということになるわけでして。
まあ所詮屁理屈なんですが(笑)
とはいえ、確かにトークも亜弥さんの魅力の一つなんで
無理やりこじつけて引用できるよう
努力してみます(^^)