年間500人以上
教育問題について書いてみます。
1年間で自ら命を絶つ子どもの数は500人以上。
いじめ認知件数、不登校児童数、共に増加傾向。
もう、数字だけで考えると学校に行かない方がいいんじゃないの? そう、思えてきてしまいます。 学校に通ってなければ「問題行動」という括りの児童数に入りませんもんね。
でも、僕は不登校児童は応援しますけど、不登校という状態を肯定はしません。
やっぱりね、学校という場でたくさん友達作って、学んで、色々な課題に取り組んで、社会へ飛び立つ土台を作った方がいい。
「無理して学校に行く必要はない」これも1つの意見であり、否定はしないのね。 ただ、その状態を放置、これは否定します、ダメでしょ、そりゃ。
企業に勤め、または町内会で「嫌な奴がいるので会社いかない」「嫌な奴がいるので町内会費払わない」これは違うだろ!ですよね。
「いじめ」これも子ども達の不登校や自殺の1つの要因であることは間違いないです。
ここには課題があって「未然に防げるか?学校の先生は事前にいじめを見抜けるか、子ども達の変化を見抜けるか」
今の教員採用試験の下では無理です、絶対に。
「働き方改革」聴いたことあると思います。 このよくわかない文部科学省が掲げている旗を1回降ろすべき。
はっきり言って、まだまだそんな事を主張する資格ないです。
基本的に教員は他の職種の公務員と比べて4%ベースアップされています。 これが残業代な訳です。働いても働かなくても残業代は4%です。
これが問題の根幹にあり、部活動を外部委託、授業時間短縮などが進んでいるんですね。
大きな事件ともなると「教育委員会」が記者会見を開いて頭を下げる、こんな報道は見飽きたかと思うんですが、見飽きた以前に僕は「これ何??」といつも感じています。
カメラに向かって頭下げて、何がしたいのかよくわからん。
頭を下げる相手は別にテレビを観ている視聴者、僕じゃなくていじめられている子ども達、その親御さんに対してです。
テレビ越しに「申し訳ありませんでした」そう言われてもポカーン。( ゚д゚)ポカーン
この映像に慣れてしまっているのも怖い、僕はそう感じています。
教育委員会だけじゃあないですよね、政治家、芸能人、不祥事があれば「申し訳ありませんでした!!」( ゚д゚)ポカーン
別に…としか言いようが無く、被害者がいるなら被害者のもとへ行くべきで、それをカメラ越しに、というのは筋が違う、全く意味のない行動、厳しく言えば「バカじゃないの?」とまで感じてしまいます。
1つ前にも書かせてもらいましたがそこにあるのは「子どもが好きで・・・」など、ぬけぬけと口にすれば、なんとなく熱心なのかな、と騙されてしまう風潮にもありますよね。
自分のお子さんの事を他の親御さんに「私は子どもが好きで」とか言います? 言わないでしょ。言えないでしょ、です。
そんな事は普段は口やかましいお父さんでもお母さんでもわかってます。だから一生懸命働いて、辛い思いして、なんだかんだ言ってもたくさんご飯食べてもらって、でしょ。
少しでも「熱っぽいな」そう感じると心配になりますよね。体調悪そうだな、気が付きますよね。
これは塾業界でも一緒。ドア開けて「授業やるぞ!!」
「なに?どうした?なんかあったのか?」
僕でも何十回も何百回も言ってます。これはね空気、変な表現なんですけど、教室に入った瞬間に空気が違うんです、これを感じ取れて普通。
「今日、部活終わって直行、もうやばい、疲れた~」こういうのは平和。安堵感。
「喧嘩」「はあ?何で?何があった?」
気が付きます、簡単に気が付きます。 だって親御さんからお預かりしている時間は自分の子ども達なんだもん、言い換えればクラスが兄弟なんだもん、兄弟喧嘩くらい見抜けなくてどうするの?僕の中では常識。
僕は塾業界だけ歩んできた、という訳ではないんです。
学校現場・学童・児童養護施設・放課後デイサービス、時間の許す限りボランティアとして受け入れてもらえてきました。中には「有償ボランティア」と言って時給みたいのを頂ける時もありましたけど。
やっぱりわかりますよ、どこ行っても。「なんかあったな」これは絶対に。
いじめを認識できなかった、絶対に嘘です。「嘘ではない」なら教員免許失効です。 運転免許だって免許取り消しがあるのよ、ちょっと教育実習からやり直してこい、本当にそんなレベル。
自分の経験の中で1番時差を感じたのは教育委員会、これは遅い、遅い。 仕事以前に何の意味があるんだろう?という訳の解らない時間を「仕事」と言っています。
その下で教員が働いているので、仕事が交通渋滞になって当たり前。
「働き方改革」ではなく「サボり方改革」の方が先。 「それ今やることなの?」自問自答すれば「これ後回しだな」そんな事ばかりです。
その発想がないのでどうしても子ども達に目が行き届かない。
今の教員採用試験の下では絶対に子ども達の間の問題を見抜くことは無理、ここに原因があるんだろうな。
肝心な子ども達より書類大好き人間がお役所なので「先週の休日出勤届を今週中に提出してください」平気で学校に電話がかかってきたりもしていました。
これ意味あるのか??僕はそう感じてて「書く時間ない!!欠勤でいい!!」と言ってしまった事もありました。いらね~よ、そんなもん!!でした。
この時の自分の思考回路は「休日出勤」お泊り会などの行事の引率などで生じた訳なんですけど「先週の休日出勤届」つまり先週お泊り会があったのは把握できているんでしょ?だったらいらないじゃん、そんな届け出は!!それ当たり前じゃない?って考えていたんです。
「〇〇小学校の△年生担当職員全員休日手当」これで終わりで、むしろ「欠勤届」を出してもらった方が圧倒的に仕事量が減ります。
1つの市区町村で小中学校、都道府県ですとその何十倍もの学校数を受け持つんですよね。 年間計画表、これがあるんでしょ?仕事をさせるのではなく、仕事をさせない努力、これができてないようじゃあそりゃ時間も無くなります。
無意味な事に時間が使われていて、子ども達の前に教員がいない、危険なわけだそりゃ。
あと1ヶ月で今年度も終わり。
そして数カ月して新しい「問題児行動の児童数」が公表されるのでしょう。この数が下がって欲しいと望むのは当然で、それ以前になんだかよくわからないお金に振り回されない教育業界の人材が増えればいいな。
結局はそこになるのかな。
大人なんてご飯にふりかけでもかけて食べてれば死なね~よ!!
「問題行動児童数」の公表もいいけど「問題行動教職員数」これも公表した方がいいよ、ホントに。