指導日誌

日々の感想、備忘録、指導履歴など、気の向くままに綴っていきます

ほめては・・・・伸びないよ⤵⤵

2024年05月23日 12時18分03秒 | 日記
自己肯定感

5月になり、もう梅雨入りですか、早いもんです。
4月に大学生ともなり、時給が高いし、というきっかけで始めてくれた塾講師であれ家庭教師であれ、そろそろ「コスパわり~」という本音が出始める頃ですよね。

はっきり言って、大学生で塾の時間講師や家庭教師、これは非常にコスパが悪いバイトです。
授業時間以外に予習、プリント作り、日誌、時に面談、少しは事務給もつくでしょうけどね、バイトに関係している実質的な時間で割れば手取りで3桁です。

はっきり言うと深夜のコンビニやマクドナルドの方が時給換算だと高いです。

でも、1ヶ月も経過すると「俺って素質あるな、教えるの上手いわ」誰でも思い始めるという、塾業界あるあるです。

何だかよく訳わからない。因縁としか言いようが無い講評を下さる先生、30代で1番多いのね、確実に。
そして、その30代の授業をおじさん達は、研修係をやってもらっているので応援しています、ですが、はっきり言って下手です、まだまだです。

でも30代で「教室長」を任せて、なぜなら、ここからが分かれ目なので、期待しているので。

でも、若手で勘違いしやすいのは「役職」これは「偉くなったから就いた」のではないです。この点が結構勘違いしやすいんだな。
「責任が伴ったから就いた」それだけです。
この点は結構こんなおじさんでも厳しく言い聞かせています。
勘違いして欲しくないんですよね。

様々な対応にも終われて当然です。
全然威張れないのよ、むしろ、部下、年下なくして教室回せない、年下に支えてもらう立場にたったの、椅子に座っている暇ないです。

教室では時間講師抱えています。
「テストなのでお休みさせてください」こうなってしまった。

僕らの時代には「テストで休む」この発想が無かったんですけど。
時代なんでしょう、今の大学生は「定期テスト前には休める」こう考えている訳で。
これに異を唱えても、何の意味ないもないです。

こういう状況でも教室を回すんです、当たり前なんです、だから「役職手当」が就いているんです。嫌なら辞退すべきです。

教室に社員が1人、個別指導塾では別でしょうけど、一般的な塾ではそんな体制はあり得ないのであと1人いれば十分回せます。

1人が2クラス同時並行授業、これはもう、アルバイトとプロの差なので、学生にはできなくて当然で。
でも教室長ともなればできて当たり前です。

もう何回も何十回もこうした経験を積み重ねて今の自分がある訳で。

この時に
「頑張ってくれてるな~、すごいな~」
こう、上司に言われればやる気になるのかな?

正直ならないと思う。
しんどいものはしんどい・・・・。
クッソー、休みやがって~、そう思って普通。

基本的に授業中に僕は「子ども達をほめる」意識したことありません。

自分の教室の子ども達の成績が上がれば嬉しい、下がれば悔しい、これは僕の本音。
でも、成績が下がって怒る気になるか?これも全くならないです。

以前、知人の個別指導の塾なんですけど、足運んだ時に、頑張ってくれているんだけど
「おお!すごいね!がんばってるじゃん!!」
学生さんが騒いでいるんだ。

これを数十分聴いて
「あの子バカにされてるの?そういうキャラなの?」
真面目に聞いてしまった事もありました、ごめんなさい。

子どもって、褒められてもやる気の上昇、成績アップ、にはつながらないです。断言していいです。

別にいっときは成績が下がってもいいと思う。
逆に下がった方がいいのでは、とも思う。

今の学生は、本当にその意味知ってて使ってるのかな?
こういう場面が非常に多いのが残念なんだな。

自己肯定感を高めて・・・。はあ・・・。

それでやる気になる?
それは、数か月後に親御さんから「成績が上がらなくて」面談できっとこう言われるパターン。

頑張って解いてくれて間違えた。
いいじゃん、そこまでで。
そこまでで、どこから間違えたんだろう?
それをはっきりと言ってもらえる信頼関係の方が大切。

この時に勘違いしやすいんでしょう。
「いいじゃん」間違えたことはダメ、残念、なの。

でも、その「ダメ」がいいの、必要なの。
微妙な差なんですけど。

このわずかな差なんだけども、その差を放置しておくと、どんどん大きな差となり、子ども達の勉強が続かなくなります。
この時に、教室としては営業に走るだけになっちゃう。

そうね、
「一緒に間違えやすい点を探したいんだ、だから一緒に間違えてみようぜ!」
僕の頭の中はこんな感じかな。

若手の社員も同じ。
別に、色んな失敗してくれてもいいかな。
電話かかってきて指名されるのは僕なんだろうし、どんどん経験になってくれればいいし、そして役職を上げたいのなら頑張り続け、独立したいのなら、用意周到に準備怠らず、かな。

行った先々で持ってるノウハウをどんどん伝えて、後世に残してくれればいいんじゃないのかな。

間違える子ども達も、仕事で失敗する若手も絶対に必要な人材なの。

それは「自己肯定感」ではなくて「自己有用感」っていうんだよ。

週末も頑張っていきましょう!!













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