指導日誌

日々の感想、備忘録、指導履歴など、気の向くままに綴っていきます

子ども好き??・・・。

2024年02月26日 23時20分41秒 | 日記

 採用面接

今、大学3年生、就職活動いよいよ本番、ですね。

人事、採用担当、僕自身もそういう部署にいたことがあります。

新卒で学習塾業界、企業はかなり限られていて絞られるかと思いますが。

 

このおじいちゃんの歳になってもよくわからないのは志望動機なんです。

「子ども達が大好きで・・・」

この決まり文句、アルバイトだけではなくてですね、新卒の学生でも結構聴いてきました。

この言葉ははっきり言って、あまり意味が解らないんだよな~。

それを言われて「採用」へと傾くか?と問われれば傾かない、です、絶対に。

アルバイトでしたらね

「噓でしょ?時給でしょ?」

はっきり言います。

でも、社会人になるにあたり、そんなマニュアル本にでも書いてあるような志望動機を堂々と言うというのは、あまり考えていないのかな?僕はそう感じてしまいます。

 

金融関係の企業の志望動機で

「お金が子どもの頃から大好きでして・・・」

ただのバカです。

 

でも、僕自身も周囲から

「本当に子どもが好きなんですね」「子ども達の為に一生懸命すぎるので少し休んで!」

結構言われ続けてきました。

「・・・・・・・」

残念ながら、自分から「子どもが好きで」この言葉を言ったことはないです。

言うつもりもないです。はっきり言って考えたこともない。

 

僕が感じてしまうのは、それでは親御さんからお子さんをお預かりして、どんどん成長してくれて

「先生!!成人式だよ!!」

セリフは何でもいいんですけど、それで教室に遊びに来てくれた日にゃあ「孫にも衣裳」ですよね、嬉しい限りです。

「時間講師やりたい!!」「いいよ、何教える?」

と、お手伝いしてもらったりもしている訳です。

 

この時に、別に大学生のアルバイトなので要求値は当然高くないです。

でもね、どうしても

「これ、解答とは違う補助線引いて解いて授業できる?」

思わず言ってしまいます。理由?理由は

かわいいから

まあ、父ちゃんも母ちゃんも知っている訳で、大学生、成人になったとはいえですね

「おまえ、まっすぐ帰れよ!!母ちゃん心配してたら電話するからな!!」

ただのうるさいおじさん、こんな感じです。

 

この代ゼミの荻野先生の言っている事にものすごく僕は共感していて、ちょっと見て欲しいんです。

僕は、言葉使いは全然違いますけどね。気持ちは同じ。

「来て欲しくない!!」荻野先生はそう言いながらも「来週遅刻するな!!」と続けるんです。見捨てない、見捨てたくないのでついてきて欲しい、こう実は願っているんですよね。

すごくいい教えだと僕は感じているんです。

 

「子どもが好きで」

なので、本気でそう考えて、教育業界に入ってくるのであれば、ピント外れ、すごく違和感が僕にはあるんですよね。

 

成人したら、その子に対して責任はないのかな?嫌いになるのかな?                      意味わからないなこの子は、僕もそう感じてしまうんです。

 

結局「子どもが好き」僕の中では絶対にない思考回路なんですよね。

数年後、どうなるかなんてわからない、でもすくすく育ってくれるのが好き、好きというより義務、とでも考えているのかな。

 

国公立大学の2次試験もはじまり、私立大学はほぼ終わり、4月から新大学生になり、色々なアルバイトもあるでしょう。

4年間、短大だと2年間かな。たくさん遊んだほうがいい、僕はそう考えています。

たくさん遊ばないと、色んな価値観が理解できず、結局マニュアル人間になってしまい、変わりはいくらでもいるのでは…、そんな人材になってしまうと考えています。

 

まあ、2024年度の入試問題をセカセカ解いて、来年度入試に備えるというこの時期ね、おじさんの愚痴とでも受け止めて下さい。

 

読んでく下さり、ありがとうございますね。

さあ~、午後も入試問題と~こうっと!!

 

 PVアクセスランキング にほんブログ村