指導日誌

日々の感想、備忘録、指導履歴など、気の向くままに綴っていきます

化学の参考書

2024年06月22日 05時37分21秒 | 指導
化学 


今年度の共通テスト「理科」で1番受験生が多かったのが化学
 
                 (独立行政法人 大学入試センターより引用)

と、珍しく受験の記事を、ですね。

化学人気、これは非常に嬉しい事です。

やはり周辺を見渡しても1番理科の中で身近な科目が化学
これは間違いないので。

この化学から派生して「高分子化学」「生化学」「薬学」・・・、今後、もっともっと未知なる領域を後世が切り開いてくれると思うんだな。

僕が大学受験で全く勉強もせず、にもかかわらず無敵状態だったのが化学、という事は以前書かせてもらいました。

その分、数学などの時間が取れたので効率が良かった、というのが1番かな。

これは、今、工業高校に通っている子ども達は言うまでもなく、
商業高校に通学している子ども達であれば「簿記」、
農業高校に通学している子ども達であれば「農業化学」や「情報農業」これが絶対に武器になります。 

化学はやはり東京理科大学の過去問、まずここからがスタート。
問題がとても素直で解きやすいです、基本的にマークシートだし。

1度、東京理科大学の過去問を解いてみると、ここ弱いな~って、弱点克服の最短距離をつかめます。

大学受験向けで、いい化学の参考書は・・・結構少ないかな。
いわゆる大学受験対策であればあまり大差がない、ダントツ的に効果のある参考書、これが、なかなかない。

でも、無機化学にせよ、有機化学にせよ、面倒だけどゆっくりとなんとなく、次に自信つけて、次に確信持って、こう得点できるのが化学なので、頑張るだけの価値、楽しさはありますよね。

ただ、それだけだと、差がつかないんですよ。
大学入試センターの発表の平均点も50点ちょいでしょ?
差がつかない、でもいい本が無い、受験生はそういう感じで焦りを感じ始めます。

更に、更に、でも他にどうするのよ?って感じに。

焦りだすと、予備校で訳わからない講座を取ったり、なんとなくの問題集を買ってはみたものの、解けね~、で消化不良、こんな感じ。

書店で「大学受験コーナー」に足を運んでるからなんです。

「化学」自然科学のコーナーの方ですね、そこに行くの。

夏休み前なので多少分厚くても少し立ち読みして「読みやすいかも!!」
絶対に巡り合えるので。

大体が大学生向けなんだけども。

でもね、大学に入学すると「一般教養」として何科目か単位取らなくてはならないんだな。

なので、むしろ、かな
「なんかすごい丁寧に書いてあって嬉しいんだけど!!」
1冊は確実に出会えます。

読みやすさは、大学の教授の文章力というのかな、こればかりは「せっかく有名な教授なのに・・・。」とがっかりさせられる時もありますので、目を通して読みやすければ、内容は一緒です。


【定量分析】
これはいわゆる計算問題向けですよね。
キレート滴定とか、中和、色んな計算問題ありますよね。
それらを取り扱うのが「定量分析」なんですね。
 
【定性分析】
これは、物質、イオン、原子の性質を利用して正体を暴こう!
という問題なんです。
 
【無機化学】
1番つまらない・・・。
ものすごくじみ~、というか、これはもう覚えるしかないじゃんね。
そんな分野ですよね。
でも、つまらなくても結構引っかかるものなんですよ

(問)地球上で1番多く存在している元素は?
窒素じゃないですよ。
それは空気中に1番多く含まれている気体ですよね。

「元素」 ちっちゃい粒、それで地球上で1番たくさんあるもの、です。
まあ、顕微鏡で数えるわけないんですけど、酸素「O」なの。

こういう細かい所まで確認できるので、差がつくんです。


【有機化学】
これは面白いですよね。人によりけりかな?

ビニールとか、高分子まで扱うので、
石鹸だって有機化学だし、1番生活に関係ある分野。
 
大学受験の化学はこの4分野から、なんです。
1冊の本で、それだと平均点までです。どれだけ頑張っても、です。

やれば大差つくのに損です。

3ヶ月とか時間はかかってもいきなり偏差値80代とか、じみ~に仕込めば花開く、なので。

僕みたいなバカは、3年かかった訳なので(笑)

「あ~、あ~、これ蒸留?分留?これ何?水じゃないの?」
で飲んだらすごいんだ😂 

「なにやってるんだバカ者!!」
ものすごい先生に怒りまくられていました。

今思えば当たり前、良き思いで。

そういうバカにもかかわらず、見捨てないで
「最初からやり直せ!そんなレポートダメだ!」

当時は、
いや、それだと、部活に遅れてしまう訳で。
申し訳ないけど先生より先輩の方が恐い訳で。

でもそうそう素直に言ってばかりはダメなのかな?
という葛藤があり。

まあ、ダメだな。
これ何?とか言って飲んじゃってるんだもん。
分量狂わせちゃったもん、それ以前の問題なのか。

こういうバカに3年間も付き合ってくれてるのか、
このおじさんすごいな~。

それで教育学部。
化学で何かすごいものは僕には残せないのは明らかだけど、僕がもらえているこの熱さを後世に残すのは当然なのでは、高校3年時にそんな事を頭がよぎった訳なんですね~。


もう、本格的に梅雨だそうです。

現役の受験生だと部活中止でひま~、とか。
浪人の受験生だと夏以降は過去問なのでそれまでにもっともっと基礎を確認しないと、など人それぞれ。

でも、周囲と同じ事、同じ問題集とか手を付けても差はつかないんです。

その時はボロッカスに言われてもいい。
合格発表の日に「あの時」
受験生にはあの時はないので。

まあ、数学とかだとやっぱり「うまい解き方するな~」ってもう手にした本、教わった先生によって当たりはずれあります、絶対にあります、正直言って。

でも、化学は、それがないからいいんだな。
だって
「地球上で1番たくさんある元素は酸素」
こういうの変えようが無いですもん。

なので、自分が解りやすい参考書に出会えるかどうか、です。

工業高校に通っている子ども達は、自分では気が付かないけど、一歩先に進んでいるの。
面白い実験してくれる先生が学校にいるか、もうこの段階です。

なので、工業高校3年生だったら理科大の化学を解いてみるといいよ。

最初は「問題を解く」この作業に手こずるだけで「ああ、あれの事?」こんな感じでスタートしてくれれば。

梅雨から夏、部活中止かよ、引退だよ、だったら寝ころびながらでも面白い本読んでみるといいです。

まあ、たまにですが、これからもせっかく読んでくれている受験生の為に読んでもらえる記事書きますので。

頑張ってみてください!!




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