指導日誌

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都立高校入試 数学 講評

2024年02月22日 19時34分51秒 | 指導

都立高校入試 数学 講評

なんだか偉そうな書き出しで申し訳ないのですが。

都立高校入試、まだ2次募集なども続くと思いますが、とりあえずの一区切りです。                          

もう、そろそろ、ぶっちゃけて言わないとまずい時期なのかな、正直そう感じてます。

もともと「本音と建て前」で生きてこなかったので、喉から出そうな言葉を我慢する必要もないので。

今年度の都立高校入試の数学に関してなんですけど。これはなんなのかな?と感じています。

全部解くのに10分もいらない。                                                   まあ、塾業界では「英・数・国」と3教科で入塾という子ども達も多いでしょう。

もう、自分の立場からしたら言ってはいけない事なのかもしれませんが、来年ね、都立高校を第一志望としている現中学2年生ですね。

数学は自分で勉強しなさい!!

さすがに、こうまで毎年同じ問題が続くと、授業料の無駄。

古本屋さん行って、何でもいいので1冊一番安い問題集買って終わり、それでいいです。

それでも時間も無駄、問題が同じなんだもん、どうしようもない。

 

内申点というのは75点満点よね。

仮に数学の内申が1だとして、1/75×300=4点 5だとして20点、16点しか差がでないんです。

まあ、ほとんどの都立高校では内申点:学力試験=3:7ですからね。

この12点の差を試験当日で埋める時間と、定期テストごとに数学の苦手意識を増長させる無意味さを比較すると、これはもう勉強しない方がいい、としか言いようがないです。

教育委員会も少し考え直さないとまずい、ホントに。

今年も、試験が終了し、中学3年生が、塾に来てくれました。

「先生が言ったところだけ出た!!」

喜んでくれてるのは嬉しいです。                                       でもこんな出題される問題がわかっているものに親御さんは何十万円もの授業料を払ってたのか、そう考えると、やっぱり僕の心中は苦しい、です。

今年度は、もう、数学の授業は勧めない方がよくて、自習室でササっと教えて終わり、公立高校を第1志望校にしているご家庭にはその方がいい、としか言いようが無く、そうしないとぼったくり業界と勘違いされてしまう。

難関国私立高校対策に時間を割くべくで、もう、公立高校第1志望校の子ども達には英単語、漢字、そちらに時間を割いてもらわないと、可哀そう・・・。

こんなのがもう数年も続いているので、新中学3年生には、まあ、年が明けて「これだけ繰り返しできるようになろう!」これで数学80点、最低でも。

自分が指導した中学3年生では「数学が全然できない」という子で3問間違い、だけ。

嬉しいけど、悲しすぎて泣けてきた。

これでは、努力したり、悩んだり、苦しんでいた時間が本当に無駄だった。

もう「また、同じだったじゃん!!」と口にする3年生もいて、これは勉強時間返せよ、という意味で、本当にそうだよな、と感じています。

無駄な時間、それが将来生きれば確かに貴重です。                                   でも受験で人生決まるわけではないので、活かす機会は絶対にない。

満点取らせられなかった方が申し訳ない。

今年の中学3年生には申し訳ない。1年後も同じ気持ちになったら、数学の指導やめよう。

すごく悲しいですよね・・・・。

 

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