霧島の3日目は朝から雨。とりあえず簡単な朝食を作って食べて撤収準備をする。霧島連峰の山頂付近は雲が掛かっていてとても登山できる雰囲気ではないので、キャンプ場を後にしてからは各自別行動になる。僕は数名の職場の方と「霧島アートの森」という美術館へ行く。「五感で楽しむ自然豊かな現代美術館」が謳い文句の屋外型常設美術館だが、屋内のイベントスペースでは動物彫刻家の三沢厚彦さんの展覧会も行われていた。本人による作品紹介も聴くことができて勉強になった。京都生まれが関係しているのか分からないが、作品に使われる樟の木は、奈良時代の木彫りの仏像の主な素材らしく、古の智恵に従順な印象を受けた。削り出されて油絵の具で彩られた動物群はどれも躍動感があって愛嬌があり魅力的だった。作品展は今日までだったが、またどこかでお目に掛かる気がする。ここは様々なアーチストの展覧会が行われているので、また機会があれば来てみたい。それにしてもこの3日間は、小学生の野外授業や社会見学のようだった。だけど雨が上がり晴天となった博物館のオープンカフェで味わったコーヒータイムは少し大人の余裕かも。
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