水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前回(R6.3.20)の続きで春香山(ハルカヤマ)登山で採取する山菜について書きます。
春香山に上る時期は、山菜が採れる時期です。主な山菜としては、エゾゴマナ、エンレイソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、コゴミ、タランボ(タラノメ)、トリアシショウマ、ヨブスマソウ(ボウナ)、ヤマブドウの芽…などがありました。
この中で、美味しいけど沢山採集すると批判を受けそうなのが、エゾエンゴサクとカタクリです。エゾエンゴサクは水色の小さな花が沢山ついた美しい草で、カタクリは紫色の小さな水仙の様な花がついた美しい草です。どちらも登山客に人気なので、採集していると冷たい目で見られる事がしばしば。実際に叱られた事もあります。そのため、あまり採集し過ぎない様に気を付けていました。因みに、どちらもサッと茹でて「おひたし」にします。
エンレイソウは紫色の花がついた草で、葉っぱが3枚「三菱型」になっているのが特徴です。これはアクが強めなので、茹でただけだと少々食べにくいですが、天麩羅にするとアクが飛んで美味しいです。
コゴミはシダ科の植物で、川縁にぐるぐるっと先が巻いた状態で生えている物を採集します。アクは強くないので、茹でて「おひたし」も良し、胡麻和えも良しでした。
エゾゴマナは、伸び始めの葉っぱが、筆の穂先みたいな形になっている物を採集します。余りアクは無いので、茹でて「おひたし」か胡麻和えも良し、天麩羅も良しでした。
トリアシショウマはゴボウみたいな色をし、先っぽから三つ叉状に芽が出ている物を採集します。これもアクは感じられないので「きんぴら」でも良いのですが、天麩羅にするとゴボウの天麩羅みたいで美味しいです。個人的には、新タマネギと混ぜて「かき揚げ」にするのが好きでした(太るけど…)。
ヤマブドウは、枝から生えているピンク色の葉(芽)や蔓を採集します。これは断然、天麩羅がオススメです。ちょっと酸っぱくて、でも山菜っぽい味がして、やみつきになる味です。
あ~、ヨブスマソウが書き切れない。ヨブスマソウについては次回(R6.4.3)のブログで書きます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。