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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

コミカライズもほっこり『異世界居酒屋「のぶ」』・前編

2025-03-20 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り。今回は、前回(R7.3.13)の続編みたいな内容です。
 当然、紹介するのは『異世界居酒屋「のぶ」』なのですが、今回紹介するのはコミカライズの方です。コミカライズの漫画を担当しているのはヴァージニア二等兵先生で、まぁ当たり前なんですが、原作は蝉川夏哉先生です。
 このコミカライズ、基本的には原作の内容通りに進むのですが、多少の「味付けの変化」があります。それは、少ないページ数に沢山の情報量を盛り込む事が出来る…と言う漫画の強みを活かしているからです。
 例えば、私の大好きな第3話「しのぶちゃんの特製ナポリタン」。徴税請負人のゲーアノートさんがナポリタンを食べた時の心象表現。原作では淡々と進んでいて、それが味わい深いのですが、コミカライズでは原作にない表現…これまでの自分の人生と、ナポリタンの味わいを比較しての表現などなど…も加えて、相当に細かく表現されています。
 また、極端に大袈裟な心象表現もあります。ナポリタンで言えば、わざわざ見開き2頁を使った大ゴマで、宇宙空間を背景にゲーアノートさんを描く…そこに短い言葉を書くだけで、ゲーアノートさんが受けた衝撃の大きさを表現出来ます。付け足すと、その前後には1頁使った大ゴマで、神の啓示を受けた…みたいな背景を背負ったゲーアノートさんが描かれています。
 これらの表現がなされているのは、原作通りに表現したら、下手すると3コマくらいで終わってしまうからでしょう。先程書いた「少ないページ数に沢山の情報量を盛り込む事が出来る漫画の強み」を活かそうと工夫した結果、この様な表現をヴァージニア二等兵先生は選んだのだと思います。
 ところで、先程、「1頁使った大ゴマで、神の啓示を受けた」的な表現について書きました。この表現を見た時、私はヤマザキマリ先生の『テルマエ・ロマエ』をイメージさせられました。日本のお風呂に入ってインスピレーションを受けた主人公ルシウスの心象表現…似た様な表現だったなぁ、と。
 これは私の勝手な想像です。前回の記事で私は、原作を読んだ時に『テルマエ・ロマエ』っぽさを感じたと書きました。もしかすると、ヴァージニア二等兵先生も同じ印象を受けたのかもしれません。それで、こんな表現を行ったのかも…もし、そうだったら何か楽しいですね。
 あ~、まだ書きたい事があります…が、少々長くなりました。続きは次回とさせていただきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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