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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

コミックが益々面白い『Sランクパーティから解雇された【呪具師】』

2025-06-26 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り。今回は、以前紹介した作品の続きについて語ります…が、ラノベの方ではなくコミカライズの方となります。
 今回紹介するのは、原作・LA軍先生、漫画・小川錦先生の『Sランクパーティから解雇された【呪具師】~「呪いのアイテム」しか作れませんが、その性能はアーティファクト級なり……!~』です(題名が長すぎるので、以下「本作」と省略します)。もちろん、コミカライズです。
 何故、コミカライズを紹介するのかに興味のある方は、御手数をおかけしますが以前の記事を御覧ください。
 本作、コミカライズは現在までに11巻まで発売されています。私は10巻まで読了しているのですが、いや~、これが実に面白い。話が長くなると徐々にパワーダウンする作品も少なくないのですが、本作は全くそんな事はありません。10巻まで一気に読ませてしまいます。
 内容は割と有りがちです。呪いのアイテムしか作れない呪具師のゲイルは、Sランクパーティ「牙狼の群れ(ウルフバック)」を追い出されますが、実は超スゴ腕の呪具師だったので…って話です。追い出されたゲイルがチート発揮で大活躍したり、「牙狼の群れ」の連中が転落していったり…良くある話です。
 でも、それだけでは、10巻まで面白さを維持出来る訳がありません。
 この話の上手な点は、良くある話の中に新しい話を組み込み、少しずつ話を広げていく部分でしょう。パーティを解雇されたゲイルが露店を出した事で、王国と帝国とのトラブルに関わってしまったり、農業都市ファームエッジにゲイルが行った事で、ダークエルフに関わる「千年の呪い」に巻き込まれたり…。徐々に話が大きくなっていき、ゲイルの活躍する場面も増えていきます。この為、10巻になっても面白さが維持されています…って言うか、どんどん面白くなっています。
 これは、LA軍先生の書いた原作の、基本的な構成が優れていたから…と言って良いでしょう。
 そして、コミカライズの本作は、その構成の面白さに加えて、コミックとしての面白さも中々なものです。「見せる(魅せる)コマ」や「見せる(魅せる)ページ」が、あちこちに登場するのです。
 例えば…って、あまり書くとネタバレになるので、ネタに関係ないコマ1つだけ紹介します。
 9巻序盤、船旅に出る為に荷物を運ぼうとする場面。遠くから「…シン、…シン」と言う怪しい音がした次のコマ、「ズシン…、ズシン…」と言う音と共に、ゲイルの頭と何やら荷物らしき物が見えます。そして、その次の頁には、とんでもない量の荷物を持ち、「ズシン、ズシン、ズシン…」と涼しい顔で歩くゲイルの大ゴマが…。このコマ1つで、ゲイルの呪具のチートぶりが伝わります。
 こんな感じで、コミックらしい効果的なコマ割で見せて(魅せて)くれる小川錦先生…とっても凄い方です。こりゃ、本作が面白くない訳がないですよねぇ。
 今後も、まだまだ続きそうな本作。取り敢えず、11巻を購入して読みたいと思ってま~す。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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