エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

式って凄い・後編

2024-08-13 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は前回(R6.8.12)の続きで、算数で初めて式の書き方を教える指導です。
 言葉や図で書くと大変なので、算数では「式」を使う…と説明したところまでが前回です。
 ノート見本に書きながら、指示を出していきます。

指示2 「ぜんぶで5ひき」の下を1マス分空け、「しき」と書きます。
    その隣のマスは空け、「3」「+」「2」「=」「5」と書きましょう。

 書いた事を確認したら、その下には「こたえ 」と書かせます。そして、1マス空けて「5ひき」と書かせ、下に直線を引かせます。
 全員が書き終えたら読ませます。「式、3+2は5」、「答え 5匹」…って感じです。そして、読み終えたら言います。

説明2 あんなに沢山の言葉や図で書いていた事が、たったこれだけで分かるんです。
    算数って凄いでしょ。

 更に、畳み掛けるように言います。ノート見本の最初に書いた言葉や図、あるいは式を指差しながら…です。

説明3 最初に書いた言葉や図は、みんなが普段使っている言葉や図です。
    それを算数で使える様にしなくてはなりません。
    そのための魔法の言葉…それが「式」です。
    「式」によって、普段使ってる言葉や図が、数字や記号に変わります。
    それを、元の普段使ってる言葉に戻す魔法の言葉…それが「答え」です。
    元に戻ったから、ちゃんと「5ひき」って書いてあるでしょ。

 最後に、出来るだけイタズラっぽい笑顔で言います。「算数で使う『式』の魔法、これからドンドン覚えていこうね」と。
 いや~、嘘くさい指導です。
 でも、1人でも2人でも、「算数ってスゲェ」と思ってくれたらなぁ…と考えてやってみました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。


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