エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

嘘くさい物語でノート指導・中編

2024-05-14 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は昨日(R6.5.13)の続きで、国語のノート指導について書きます。
 1年生の国語でノートを使うため、習った平仮名を組み合わせて言葉にし、それをノートに書かせる事としました。その際、ただ言葉を書かせても意味が分からないので、適当な物語を作って伝えようと考えました…と言うのが、前回の内容です。
 実際に、どんな感じで行ったか…まず、前回の例で出した「く」「へ」「し」「つ」「て」を学習した後の授業を紹介します。
 最初に、ノートを開かせて日付を書かせました。その後、
 「ここまでに習った言葉で、お話を作ったから紹介します。時々、ノートに言葉を書いてもらうからね」
…と説明してから活動開始。
 まず、ノートに「つくし」と書かせました。全員書いた事を確認した後、1マス空けて「しくしく」と書かせます。その後、
 「つくしさんが、しくしく泣いています。何か、独りぼっちで寂しいみたいです」
…と物語を伝えました。
 次に、隣に「つくし」と書かせた後、1マス空けて「てへへ」と書かせました。そして、
 「おっ。つくしさんは、何かイイ事を思い付いたようです。てへへと笑っていますよ」
…と物語を伝えました。
 最後に、また隣に「つくし」と書かせ、1マス空けて「てくてく」と書かせます。そして物語タイム。
 「独りぼっちが嫌なら、自分で友達を見つけに行けばイイんだ…そう思い付いたので、つくしさんはてくてく歩いて、友達を見つけに行きました。つくしさんに友達が見つかるとイイですね。おしまい」
 この後、書き終わった子供たちと一緒に、ノートに書いた言葉を読みました。合間に、再度、物語を伝えていきます。
 全員「つくし、しくしく」
 教師「独りぼっちのつくしさんが、しくしく泣いています」
 全員「つくし、てへへ」
 教師「つくしさんは何か思い付いて、てへへと笑っています」
 全員「つくし、てくてく」
 教師「つくしさんは友達を見つけに、てくてく歩いていきましたとさ」
 これだけだと時間が余る場合、空いている部分に、つくしさんが泣いている絵や歩いている絵を描かせます。結構、楽しいノートに仕上がります。
 こんな感じで進めていきます。物語はメッチャ適当に作っていますが、出来るだけ、ほのぼのした雰囲気になるよう注意しています。
 もう1つくらい紹介したいのですが、長くなったので来週(R6.5.20)のブログで書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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