月~水曜は、学校教育に関する内容を書いています。今回は、一昨日(R5.7.24)に紹介した、俳句活動の中の話す聞く活動について書きます。
こちらは創作活動に比べると単純で、国語の授業の開始時、3分くらいの時間で公文から発行の「俳句カード」を読ませているだけです。「俳句カード」は春夏秋冬の4種類あるので、季節に合わせて読むようにしています。
読ませ方は、概ね以下の通りです。
1.カードの中から5枚を選ぶ。
2.1枚目の裏を見せ、俳句全体が分かる状態で追い読みさせる。
3.表にして上五のみ見える状態にし、俳句全体を追い読みさせる。
4.以下、2枚目以降も同じようにして追い読みさせる。
5.上記1~4を何日か繰り返し、覚えてきたら最初から表のみ見せる。
そして、上五を教師が読み、続きを子供たちに言わせる。
6.上記5がすらすら出来るようになったら、新しい5枚を選ぶ。
上記1~4を行い、終わったら前回までのカードで上記5を行う。
7.最終的には、覚えたカード全部で上記5を行う。
こうやって、俳句を覚えさせていきます。子供は覚えるのが早いので、上五を教師が言わなくても、俳句全体を暗誦する子も出てきます。遠足で草花や虫を見かけた時、「たんぽぽや日はいつまでも大空に」などと、自然と俳句が出てくるようにもなり、そんな時は「何か、いい雰囲気だなぁ」という気持ちになります。