コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

クリープハイプ

2014-02-13 21:21:12 | 日記
昨日の日記では、
今日の日記でラジオCMの作品を発表すると書いたのですが、
どうしても書きたいことができたので、
明日に延期します。


先日の日記で紹介した
映画「自分の事ばかりで情けなくなるよ」。
この映画はあるバンドの音楽が原案になっています。

そのバンドの名前はクリープハイプ。

散歩しながらYouTubeで聴くのが、
最近の楽しみのひとつになっていました。


今朝、「クリープハイプ」で検索し、
ホームページにアクセスしようとしたところ、
繋がることはなく、
「クリープハイプからみなさんへ」と題された言葉が綴られていました。

曰く、3月に出るベストアルバムが
メンバーに知らされないまま
レコード会社から勝手に発売されるものであるということでした。

その怒り、憤り、悲しさ、
そしてファンへのメッセージが込められた文章でした。


僕はそれを読んだ後、
散歩に出かけました。

クリープハイプを聴いていると、
少し、涙が出てきました。

まだクリープハイプを知って一週間足らずだし、
YouTubeでしか聴いたことはないんだけど、
なんだか無性に悔しくなりました。

音楽が「仕事」である以上、
それに関わる人たちへのお金を生み出さなければいけない。
家族を養わなければならない人たちがたくさんいる。

仕事とは綺麗事ではないことはわかる。
仕事の先に傷付く人や被害を受ける人が存在することは、
別に珍しいことじゃない。

だけど、
人を傷付けること、裏切ることを前提とした仕事があっていいんだろうか。

それによって生み出されたお金で、
どんな顔して大好きな奥さんや、大好きな息子や、大好きな娘を養っていくんだろう。

入学式を迎えた時とか、遊園地に行った時とか、初めて彼氏を連れてきた時とかに、
ふと思ったりしないのかな。

僕は弱いから、きっと耐えられない。
時々、1人で泣いたりするだろう。



僕が子供なのかな。


その文章の中で
「信じてきた人達に裏切られる形で」
という一文を読んだ時、
福山雅治さんが箭内道彦さんとの対談で
言っていたことを思い出しました。

信じると決めたのは自分なんだから、
こちら側の勝手で信じたんだから、
「裏切られた」なんて言葉は存在しない、と。



クリープハイプのCDを買いました。
2ndアルバム。

だけど、ベストアルバムを買ったっていいと思う。

その力がクリープハイプに届いて、
また新しいクリープハイプの音楽を作るんじゃないだろうか。
お金という意味以外でも、
もっと別の力が届くような、そんな気がする。


頑張れ、クリープハイプ。
俺も頑張る。

K-mix RADIO CMコピーコンテスト

2014-02-12 22:43:58 | 日記
昨日の日記にも書きましたが、
昨日が静岡エフエム放送の「K-mix RADIO CMコピーコンテスト」の〆切日でした。

20秒のオリジナルのラジオCMを募集し、
(ちなみに前回の1ミニッツCMストーリーアワードは文字どうり1分)
表彰され、実際にラジオCMとして使用されるという
一般公募型のコンテストです。
いくつかの協賛社があり、
応募者は自由に選んだ会社のラジオCMを作ります。


今回も自分の気に入った作品を発表したいと思います。

選んだ会社は株式会社クラスト様の不動産賃貸課、テクトピア様です。
つまり、不動産屋です。

課題は「テクトピアでお部屋を探したくなるコピー」。

僕がまず、気付いたこと。
それは、生活者は部屋を探す前に不動産探しをしていて、
「探し」が二重になってしまっているということでした。
その無駄が解決すべき課題だと考え、
聴く人に気付かせ、
始めからテクトピアに行こうと思ってもらえるコピーを考えました。

ならば、僕がどんな不動産屋なら行こうと思うかを考えた時、
1番大切なことは「信頼感」ではないかと考えました。


そして作ったコピー。
「不動産探しをやめよう。」

不動産屋がそう言い切ってしまうことで、
聴く人に信頼感を与えることができるのではないかと考えました。


では、作品です。

題「不動産探しをやめよう。」

女性:不動さんがいない!不動さんがいないわ!
男性:どうしたの?
女性:この家を探してるの!不動さんに聞こうと思って不動さんを探してるんだけど、不動さんがいないのよ!
男性:僕、この家知ってるよ。
女性:え?
ナレーション:大切なのは不動産探しではなく、部屋探しです。不動産探しをやめよう。不動産ならテクトピア。


少し、ユーモアを交え、
不動さん(産)探しは無駄じゃないですか?
という投げかけができたのではないかと思います。


明日は、
もう一つ、
少し挑戦的な作品を紹介させてください。

生きている

2014-02-11 20:10:10 | 日記
中学生になった時。
あの頃がぼくの人生で1番最低だった時代かもなぁ。


小学校まではクラスのみんなが仲良く、
誰と誰が話をしていても何の不思議もなかった。

それが中学校に上がった瞬間、
なんだかみんながよそよそしくなった。

どこかのグループに属さなければならなくなり、
上位の人間と下位の人間ができるようになってしまった。


僕はそれがとてつもなく嫌だった。

誰とでも話すようにした。
そしたら、居場所が無くなった。

しかたなく、不良グループに入ることにした。
不良グループの最下層。ドベ。

最低だった。
心無い言葉をたくさんかけられた。
でもそれはあの時代には仕方ないことで、
僕も人にたくさんかけているはず。お互い様だ。


3年生になった頃、やっと不良グループに似合わないことに気付く。
グループを移籍する。
「なんだあいつ。」という声は聞かなくとも聞こえていた。

移籍後のグループは話していて楽しかったし、
みんな優しかった。
好きな子もできた。
やっと学校が楽しくなってきた。


だから高校入学前は異常に怯えていた。
「友達できるだろうか」。
美容師さんにまで相談したことを覚えている。


そして編み出した作戦。
キャラを作る。
学園ドラマに出てきそうな異常に明るいキャラ。
結果、大成功。
入学直後で軽音楽部やらサッカー部やら、
とにかくたくさんの友達ができる。

もちろん、無理やり作ったキャラが維持できるはずもなく、
徐々に素に戻っていくが、
その後も問題なく生活を過ごせた。
学年での友達の多さはトップクラスだったんじゃないだろうか。


大学入学。
徐々に友達ができるが、なんだか居心地がよくない。
話していても全然楽しくない。窮屈だった。

僕は諦めることにした。
1人を選んだ。

友達は数名いたが(ほんとに若干名だ)、
基本的には多くの授業を1人で過ごした。

1日誰とも話さないで帰るなんて
何回だってあった。



そして、
僕は社会人になった。
休日の今日、僕は誰とも話していない。
ずっと家にいた。

それでも、幸せだった。
強がりじゃない。
とても幸せ。

社会人の良いところの一つは、
付き合う人間を選べること。
もちろんプライベートの話だ。

迎合しなくてもいい。
社会人は遊ばなくてもいい。
最高だ。

友達がいないことや、
遊んでいないことで、
「寂しい人間」というレッテルを貼ろうとする人の多さに、
少し、驚く。
そしてそんな人たちには、
こんなことを言ったってただの強がりに思われてしまう。
残念。


人生を振り返って思うこと。
僕はコミュニケーションが苦手だ。とてつもなく。
その才能を決定的に持ち合わせていない。

だからコミュニケーションについて
徹底的に考えてきたのかもしれない。
その面白さや奥深さに触れる度、
どんどんコミュニケーションそのものが好きになっていったんだろう。

自慢じゃないが、
人事部が調べた勤務先での評価は抜群に良いらしい。
小売業だから、周りの従業員と上手くやっているかが評価の対象だ。
好きこそものの上手なれ、だ。


今日は静岡のラジオ局のCMコンテストの〆切日だった。
自信作もいくつかある。
発表は3月上旬。僕がコピーライターを目指すことになってから、
1番早く結果が出るコンテストになる。
楽しみだなぁ。


僕は今、本当に幸せ。

僕の好きな人たちも、今日、幸せだったかなぁ。

「ワタシの一行」重力ピエロ

2014-02-10 23:00:24 | 日記
「本当に大切なことを知っている人が俺は好きなんだ。」


「ワタシの一行」。
新潮社の新しい試みで、各界の著名人が
好きな本の特に好きな一行を挙げる広告キャンペーンです。


僕が挙げるとしたら間違いなく冒頭のこの一行です。
伊坂幸太郎著「重力ピエロ」。


このセリフを発した青年の名前は春。
外見が人より秀でており、女性からのアプローチは絶えませんが、
その全てを無視しています。

盲目のサックス奏者、ローランド・カークを敬愛しています。
ローランド・カークは盲目であるが故に、見た目を一切気にしません。
何本ものサックスを同時に演奏し、時には鼻で演奏することもあるそうです。

それについて春はこう言います。
「音が良ければ、見た目は関係がない。当たり前のことだよ。」
そして冒頭のセリフ
「本当に大切なことを知っている人が俺は好きなんだ。」
に続きます。


大学1年生の時、この小説に出会った衝撃はおそらくずっと忘れません。

そうありたいと強く思う。

だけど、やっぱり可愛い人を見れば可愛いと思うし、
汚い格好の人を見れば汚いと思う。

それでも、できるだけ人や物事の内面を見ていきたい。
大切なことを忘れないでいたい。

その境地に達することができれば、
僕の目から見た世界は、きっと素晴らしいものになる。


ちなみに、
ローランド・カークは実在します。

もちろん、
CD持ってます。

コピーライターを目指す幸福

2014-02-09 22:11:01 | 日記
昨日の日記に書いた
「自分の事ばかりで情けなくなるよ」のDVDが出ていたので、
さっそくAmazonで購入しました。

あと、
数日前の日記で書いた株式の案内書が
今日、届きました。

それと、
少し前にiPadを購入しました。


コピーライターを目指す以上、
「唯一無二」を目指さなければなりません。

自社の広告を
どこにでもいる普通の人間に任せたいと思う人は
いないはずだから。


興味を幅広く持ち、
積極的にいろんなものに触れていく必要があります。


そして、
いろんな感情に触れていく必要があります。
他人だけじゃなく、自分の。


だから、
これからは自分が抱いた全ての感情が
そのまま僕の能力になるんだと思います。
失望も、絶望も、喜びも、後悔も、感謝も、激昂も、畏怖も。


その感情を隠すでもなく、反発するでもなく、
ただ味わってしまえばいい。
能力になり、財産になるんだから。

幸せなことだなぁ。
いい夢を見つけたなぁと思います。


コピーライターになると決めた時、
「気負いはしない」と決めたのに、
毎日ブログは続けてしまうし、
結局熱くなっちゃうなぁ。