薮塚婦人会の総会によばれた。
お座なりのあいさつでは申し訳ないので、大泉町との合併の話そして後期高齢者医療のことに触れた。
特に後期高齢者医療のことについて、私の考えていることを話した。
75歳で区切るということに意味があるのか。
このことについては3月に各地区で開いた「今年度の予算説明会」で医療という観点からの矛盾を話させてもらった。単純に感じたことを話してきたが、4月になって同じような「おかしいな?」がテレビで取り上げられてきた。
「特別変わったことを言ったわけではない」と胸をなでおろした。
国で決めたことに逆らうことはできないが、その負担感を緩和するために従来の「長寿祝い金」を継続することをお約束している。
それだけでは75歳から79歳の方までのサポートができないので、その方たちには4千円程度の「長寿祝い金」を追加するつもりだ。
趣旨は「長寿祝い金」というより「長寿医療補助金」である。
他市で行っている「節目支給」という長寿祝い金の制度に変える答申をいただいた。
国にも後期高齢者医療のことで制度改正をしようとする動きがあるようだ。それが実行に移されるまで太田市のやり方で対応していきたいと思う。
もうひとつ、太田市の意思でできることがある。
それは「人間ドックを希望する方への補助」だ。国保の人間ドックへの補助金は1日ドックで2万円、そして1泊の場合は3万円が出ていた。
ところが、後期高齢制度では人間ドックへの補助金は出ない。
これはとんでもなくおかしいと思っていた。
「どうして74歳までは人間ドックを勧めておいて、75歳になると勧めないの?」
これである。
75歳からは自己負担、その理由がないのだ。
それこそ「もう(検査はやらなくて)いいよ!」ということではないか。年寄りのひがみというものか?
いつまでも健康でいたい。どこか具合の悪いところがあれば早めに治療してもらう。それが国保の「人間ドック」の趣旨だと思う。それが「もういいよ。やりたければお好きにどうぞ」というのではいかがなものか。
冷たく「これがとんでもなくおかしい」の理由だ。
太田市では従前どおり「1日2万円、1泊3万円」の補助を75歳以上の方にも出します。
そんなことをあいさつに入れた。